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                                                                       《写真は福島民報各一面から》

      
我々はこの震災から何が学べるか
 
 東日本大震災の日から27日目が経った。あの恐怖の11日午後2時46分を境にこれまでの日本人の意識は完全に、「11日午後2時46分前」の生き方や生活観念とはまったく変わった。当たり前の生活が突然に寸断されたのだ。水、電気、食料、ガソリン、石油、ガス等がいっぺんにこれほど困ったことはなかった。この日を境に「節約」という言葉、「不便」という言葉、「当たり前」という言葉が頭を駆けめぐった。地震と津波ですべてを失った人々から見れば、福島市内はもちろん、わが家周辺も大きな被害には遭わなかった。それだけ幸せというものだが、その後の原発事故はそんな我々にも大きな恐怖となって、テレビや新聞などのマスコミ報道に耳を傾ける毎日を過ごしている。

 地震や津波による被災は、「復興」に向けて立ち上がったが、この原発事故だけは、まだ被災の過程にあるのだ。それも日を追うことに被害は甚大だ。農業、漁業、商業、工業、観光とあらゆる産業が被害を受けたばかりか、廃業、倒産、失業と福島の経済は立ち上がることは出来るのか予想がつかない。これまでにも世界ではスリーマイル、チェリノブイリという原発事故が発生し、そのたびに、その「恐ろしさ」に青ざめたはずだが、“喉元過ぎればー”で、いつでも“対岸の火事”としか受け止めてこなかった。その結果、“スリーマイル”、“チェリノブイリ”に次いで、愛すべき我が福島県も“フクシマ”で悪名を馳せてしまった、このツケはこれから先、何十年も背負って歩かなければならない負の遺産となった。

 これまでの「当たり前の生活」が一変してしまった今回の震災を我々はどう受け止めるかが肝心である。贅沢に暮らし、快適な暮らしを追求してきた現代社会に与えた影響は大きい。これまでの生活を30年前に戻したとしても、何の不自由さもないはずだ。クーラーは扇風機に、温風ヒーターは石油ストーブに、すべてを電気に頼らない生活や生き方も見直すべきだ。この震災は悪いことだけを残したわけではない。これまで希薄だった人々の助け合う心や励まし合う心など、ひとり一人の心を変えた気がする。世界は日本人の『秩序』ある行動や生活に絶賛した。それは日本人の世界に対する誇りでもある。世界はいま「戦後復興」を果たした昭和20年以降の日本人の生き方に重ね合わせて、今回の「震災復興」に注目を集めている。

 日本民族には、世界に例のない一体感のある国民だ。10年かかるのなら5年で再生してしまう力がある。蜂のように、蟻のように、日々休み無く修復に立ち向かうだろう。世界に日本人の「底ジカラ」を見せる機会だ。ガンバロー福島、ガンバロー東北、ガンバロー日本!

              
       
   

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