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        おざなり検討委員会設置は勘弁して ー

 県内の今年の重大ニュースが地元各紙とも発表した。トップの東日本大震災はもちろんのこと、自然災害に遭った只見町や台風が襲った中通りなどが上位にランクしたほどで、今年の県内各地は原発事故も相まって、どこもかしこもズタズタであった。国内でも世界でも、連日トップニュースで伝えられた悲惨な情景は200万県民の心を掻きむしった。これほどの悲劇は戦後生まれの世代でも経験はないのである。

 こうした悲惨な出来事の中でも、相も変わらず私利私欲のための事件もあった。県内の重大ニュースにランクされなかったが、ある意味では県庁職員の資質や使命感に疑問を抱くのが福島医大発注工事に絡む贈収賄事件だった。昨日の初公判で収賄の元職員に懲役2年、贈賄の工務店社長親子に1年6ヶ月が求刑され、28日には判決公判が行われる。いずれも起訴内容を認めて結審するようだが、贈る側も受け取る側も、悪質で身勝手極まりない行為と断言する。新聞によると「贈収賄に至るまでのこうした手口は慣例的に認めてきた医大の構造的問題が背景にある」という弁護士の指摘が載ったが、まさに若い職員がひとりで起こせた事件ではないのだから、素人目でもこの事件は、構造的、慣習的、継続的で行われてきたことくらいは分かる。この背景には助言した上司や身辺者はいたと思うが、なぜか小物の逮捕でカタがついてしまったことに疑問が残った。

 もう一つの疑問は、この事件を受けて福島医大は「入札等制度見直し検討委員会」を設置し再発防止に向けた制度の改正を急ぐというが、前知事の汚職事件をきっかけとして設置された「入札制度等監視委員会」は何のために毎年7〜8回も開かれているのか理解しがたい。今年は震災もあってこれまでに3回だが、委員長をはじめ各委員、そして県関係担当者を含めたら毎回30人から40人が時間と税金をかけてアーダ、コーダと議論をぶちまけているのに、何の解決方法も見出せないでいたとするなら、これほどバカげた「入札制度等監視委員会」はない。医大内に設置される検討委員会も結局のところ五十歩百歩であろう。外部の人間と県職員で構成される委員会など「誰のための入札制度改革か」というところで落ち着く。
 どんな構造であろうとシステムであろうと「ダメなものはダメ」、「ならぬものはならぬ」の精神があれば起きる事件ではない。「聖職」であるべき県職員も、今やタダのサラリーマンでしかないことが問題なのだ。まあ、「仏作って魂入れず」というだけのおざなりの検討委員会設置はもう勘弁してー。

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