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                                          《写真は福島民報1月31日付》

          被災者の罵声が耳元で聞こえませんか?

  日本列島は例年にない寒波が襲い、福島市の1月の気温は、ここ10年で最も寒い日が続いた。昨年は大震災から始まり、夏は記録的な猛暑となって多くの人が熱中症で命を落としたばかりか、集中豪雨や台風の被害等が重なり、これほどまでに次々と自然災害の怖さを体験したことはない

  今朝の新聞には、福島市の仮設住宅で暮らす被災者の生活がいかに厳しいモノなのかを伝えていた。震災に遭い、津波に遭い、原発事故でふる里を追われて、やっと落ち着いた生活が出来ると思った矢先、こんどは仮設住宅の寒さに遭い、踏んだり蹴ったりの過酷な日常生活を送っている。「福島の暑さ・寒さに耐えられたら日本列島どこでも暮らせる」と言って憚らない福島市民でもここ数年の極暑と極寒には閉口している。 まして、年中温暖な“浜”から避難して来た人々には絶えられない現実である。

 先日、郡山市で福島大学の鈴木浩名誉教授が県復興計画検討委委員長の立場で、この問題化している「仮設住宅の現実」について、歯に衣着せぬ解説に、頷いてきたばかりだが「人間が一年住んだらどうなるか」というまったく基本的なことすら無視した「仮設住宅」の仕様というか耐久性や居住性などは軽んじられ、 「国の仕様だから、仮設だから」と言った理由で平然と建設が行われていることに腹が立つのである。国や行政、さらに建築専門家等は何の疑問もなく受け入れてきた実態は“人間とニワトリが同じ感覚で詰め込んだに過ぎない」のである。

 国主導の仮設住宅の仕様と建設は、官僚の天下りのいる団体に牛耳られ、手出しが出来ない実態も知ったが、この「儲け主義」の一点で建設されたこれまでの仮設住宅に、福島県は始めて福島方式仕様を導入して4000戸+2000戸を建設したと言うが、1万戸を越える仮設住宅には少なくともこうした水道管の凍結・破裂、結露による床の濡れなど「うんざり」する事態はどこでも起きていることなのだろう。心ある住宅専門家や建築業者なら、こんな事態は着工前から予測がついていただろうが、「設計通り」というところで、目をつぶるしかないのか。

 このような“うんざりな仮設住宅”が横行しているにも関わらず、中国等から、さらに安値の仮設住宅を輸入して一儲けしょうと企む業者も横行したのだから呆れる。仮設住宅の“仮設”の定義は一体何処にあるのか。入居2年をメドにするから仮設なのか、夏や冬の厳しさに耐えても2年だからと言うことなのか。国のやることも、建築専門家のやることもすべて中途ハンパ。“俺たちをなめんな!”と言う被災者の罵声が耳元で聞こえませんか?

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 http://www.medianetplan.com/2012/002.html

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