全体表示

[ リスト ]

イメージ 1

         《発表力で闘うヒヤリング会場》                   

      “ヒヤリング”の発表力が生死を分ける  

    最近、建築工事のための設計者選定によく、「プロポーザル方式による技術提案書の提出」が求められることが多くなった。数年前までは大型物件で大手設計業者のモノというイメージだったが、市町村の学校建築や支所・学習センター、消防署といった建築費何億円というモノまで地元設計業者にも技術提案書が求められる機会が多くなった。

   素人目から見ても大賛成である。地元設計士の力量が試されるばかりではなく「机上の空論」から一歩出て、自分の目で地形や地盤、地域の歴史や風土といったことまで求められる。提案書作成の前に現地を下見して、その地域を肌で感じ、臭覚で建物のイメージを膨らませ、四季の移ろいを建物に織り組む。建築設計士に本来あるべき「感」の世界なのだが、いつの間にか、地元建築設計士のやるべきことと言ったら「派閥抗争」「仕事の振り分け」「護送集団の保身術」そんなモノを学び、夜となく昼となく、「営業接待」に奔走する輩の多さである。今もなお、良からぬ噂だけが巷を駆けめぐっている。まあ、一握りの野望家の“成せる技”だろうが、若い優秀な設計士の夢を折るような言動は慎むべきだ。

   話しは飛んだが、これからは「設計」にこれまで以上に“命”と“愛情”を吹き込み、“総合力”という点でも大手設計業者と太刀打ちできる体制の構築が地元にも求められてきたということだ。地元業者間でも、“ヒヤリング”の発表力は生死を分ける闘いとなるだろう。設計コンペではよく「出来レース」が囁かれる。審査委員と設計者の間柄、さらには設計業者間の談合、学校の先輩と後輩、仕事絡み等、出来レースが仕上がるには何十何百の組み合わせが存在する。そこに発注者の絡みもあるだけに、純真無垢な審査委員の「審査」が存在するのかさえ疑問が生じる。間もなく大型物件のひとつ県警本部新庁舎のヒヤリングも行われるが公明正大に闘って欲しい。

   もうひとつ、コンペでは、審査委員(長)の「総評」や「個々の講評」を読んでも、似たり寄ったりの評価で分かりにくい。点数評価も一体、誰が何点をどのような理由で入れたのかを公表しない限り、“出来レース”の存在は限りなく払拭できない。審査委員長の独り善がりの「判定」も問題だが、誰が見ても納得できる審査員全員の判定表を公表すべきだ。何よりも、ヒヤリング会場には多くの設計士が足を運んで、目を光らせながら自らも勉強すべき場所でありたい。どの会場にも“我関せず” と言わんばかりに傍聴者はいない。できたら、市民もそして地域住民も「これから一生お世話になる施設の建設」に感心を持って傍聴して欲しい。それが福島から「良い建物をつくり、魅力あるふくしま」を創り上げるための市民の使命であると思うのだが。

※一部加筆訂正 7月8日、10日

この記事に

閉じる コメント(0)

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

.


みんなの更新記事