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              県工生に歴史的建造物の大切さを教える三浦さん(堀切邸・十間蔵で)

       福島から歴史的建造物を壊すことはー

 福島市内を中心とするコミュニティー放送“FMポコ”のパーソナリティーを月に一度担当するようになって先日、今月24日分の放送を収録してきた。特別ゲストに福島市桜本の三浦藤夫さんを招いた。30分の番組の中でどうしても福島市内の古民家再生と古建築物の保存等に力を入れている三浦さんの話を電波でも伝えたかったからだ。三浦さんの会社である三浦工匠店有限会社のホームページ制作と更新の仕事を担当するようになってすでに10年が経った。

 ここ数年は、そのホームページを通して古民家の修復と改造、そして相談の依頼が後を絶たない。これまで「ふくしま数寄造りの会」「NPO豊かなふる里を築く研究会」のメンバーとして、共に活動を続けてきた。ゲストを呼んだ勉強会、メンバーで見学会、市民のための講演会等を催してきた。近年は、いまお世話になっているFMポコで週に一度、NPOによる「“家造りは土台から」を半年、昨年は「3・11に学ぶ家づくり」を半年間放送してきた。
 そしていま、古民家再生や古建築物の保存等に特化した組織に衣替えしようと作戦を練っている矢先である。その三浦さんの意気込みを公共の電波で少しでも市民の理解を得られたらと思い、スタジオ入りを願ったしだいである。

 読者の皆さんはご存じだろうが、昨年の11月に、福島市花園町にある桜の聖母学院構内あった旧ノートルダム修道院が解体されることが決り、文化財保存のあり方に一石を投じた。日本建築学会も取り壊しに待ったをかけたが、願かなわず、現在は更地になっている。もうひとつ時を同じくして、東邦銀行本店の北側あった竹屋旅館も同じ運命を辿った。こうした歴史建造物をいとも簡単に解体する方向へ導く、福島県や福島市の行政指導を疑わずにはいられない。

 こうした背景から、少しでも福島市から歴史的な建築物の保存を所有者や認識の薄い行政方に訴えようと三浦さんを中心に、「福島・古民家再生プロジェクト」(仮称)なるモノを立ちあげようと模索している。小生もマスコミ業界の経験から末端に据えて頂き奮闘している。放送の内容は24日土曜日午後8時からの放送を聴いて頂くとして、近頃では県土木部のある建築技師も「とにかく福島県民は歴史的建築物に関心がない。もし、これらの(旧ノートルダム修道院等)建築物が現存していたら、福島の復興にも弾みがついたかもしれない」とある新聞に寄稿していた。同感であり、「福島から歴史的建造物を壊すことは、福島から歴史を消すことだ」と小生も訴えている。

 いつの日か、「所有者+建築大工+行政+有識者=歴史的建造物保存」となれるよう三浦さんと我々仲間が結束して発足させたいと思っている。県建築技師の言葉を借りれば、「原爆ドームを後世に遺した広島市は、海外からも多くの観光客を集めている」。福島県も福島市も、これから何十年が経ったが時、歴史的建造物が存在したか否かでその存在が問われる。私は言いたい、「福島から歴史的建造物を壊すことは、福島から歴史を消すことだ」と。

※参考
■今、歴史的建造物を遺す意義は何か?
http://www.medianetplan.com/2012/001.html

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