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                                《写真は福島民報11月19日付》

   現職市長、大差で敗れる!


 驚きである。現職市長が投票締め切りと同時刻に「落選」が確定した話は聞いたことがない。NHKは、出口調査を元にいち早く「小林かおる当確」を報じた。
 横綱が前頭16枚目におもいきり投げ飛ばされ、投げ飛ばした方も横綱がどこに飛んだのか分からないような、そんな福島市長選挙の結末である。現職が“がっぷり四つ”どころか“廻し”にさえ手が届かなかった選挙結果をどう見たらいいのだろう。

 そもそも、今回の選挙は出足から現職不利からのスタートだ。四月の郡山市、9月のいわき市の市長選でも現職が敗れる中、「市長は逃げた」の嘘とも本当とも言えない「噂」は、瀬戸市長ばかりか郡山市でもいわき市でも起き、市長への怒りは頂点に達した。それに遅々と進まない原発諸問題への不安と不信の矛先は、一番身近な首長の首に刺さったとしか言いようがない。

 この福島県の市長選3連敗は政権を預かる自民党本部にも危機感を募らせ、スピード感を持って原発処理と除染に当たることを命題とさせることに繋がった。これは福島県民の一丸となった勝利への叫びである。今月24日には二本松市長選も現職と新人の一騎打ちが控えている、さらに喜多方市と伊達市の市長選も告示まで2カ月に迫っている。
 さらに一年後には、福島県知事選挙が控えているが、3期目となる佐藤知事は態度を明確にしていない。県内市長選挙の全結果を判断しての決断だろうが、“スピード感”と“決断力”も鈍りがちな今なら、まだ“勇退の道”が残っているじゃないですか。県民はマンネリの長期政権に期待感など持ち合わせてはいないのてす。退き際を誤ると惨めさが身に応えますよ。
 
 それにしても、これまでの選挙体制というか仕組みは完全に崩れたと言っていい。今回の福島市長選でも一枚岩で現職を押したハズの建設業団体もその機能は空振りである。「推薦状」しかり「支援団体」しかり、組織力にあぐらをかく時代は終わった。首長自らが陣頭指揮で汗をかいてこそ、市民の心を掌握できる。頼れるのは自ら踏んだ土地の感触とそこに生きる人々との垣根を越えた対話だけである。

 さて、現職を大差で破った新市長に市民の期待はこれまで以上になるのは確かだ。4年前に民主党が自民党に圧勝し、政権の座についたが、わずか3年で国民の期待を裏切った。右往左往していると4年後の福島市長選で「現職市長、大差で敗れる!」の大見出しが踊らないとも限らないのだ。いつでも首長の「首」など斬れる庶民の力を侮ってはいけませんぞ。官僚社会の生き方など、今の庶民には通じませんぞ。“明日は我が身”ですぞ。

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