ここから本文です
電脳小僧の特撮映画資料室アナザーサイド版…筆者の妄想にご注意を!
電脳小僧の特撮映画資料室アナザーサイドへようこそ!「表サイト」と違い、電脳小僧が本音をブログ形式で語る「裏サイト」であります。

書庫全体表示

記事検索
検索
イメージ 1
この台本はミスプリントバージョン。
製作・配給が間違って印刷されてしまっている。

 正式には…
     制作・東京映画
     配給・東宝
         …となるべきである。

撮影で使用した台本は大量にミス印刷してしまた為、
別印刷した紙を誤表記文字の上に貼り付けてある。
 
1970【喜劇ドッキリ大逃走】東宝
監督/岩内克己 脚本/田端靖男
音楽/中村八大 合成/東宝特殊技術 
製作/藤本真澄、田端靖男、浅井良二

【喜劇ドッキリ大逃走】
 決定稿4台本 1970.04.04
 製作・配給 東宝株式会社(誤表記バージョン)
イメージ 1
今年2月に『コント55号』幻の東宝映画シリーズを
皆さんにご紹介した事がある…(Sun, Feb 26, 2012)

♪一九七〇年の こんにちは…
日本万国博覧会「EXPO'70」を舞台に
コント55号が疾走する幻の東宝映画脚本。
タイトルは【コント55号の強心臓EXPO大作戦】
未製作に終わったかと思われていたが…

実はこの映画、「コント55号」の二人組から
「ザ・スパイダース」の人気者二人組へと変更になって
無事製作されていた!!

タイトルは【喜劇ドッキリ大逃走】。
主演は、順&マチャアキこと井上順&堺正章のお二人。
「ザ・スパイダース」のツインボーカルの人気者である
二人が出演したドタバタ映画なのである。

因みにこの年、「ザ・スパイダース」は解散している。
グループサウンズブームも徐々に下火になりつつある1970年、
ソロ活動も増え音楽以外の仕事でも二人共忙しくなってしまったのである。

さて、内容はほぼそのまま設定が生かされている。

『心臓移植の為に「強靭な心臓を探す」巨大企業の会長と
 会長の指令により世界中を探し回るのエージェント。
 ターゲットとなったのは…マラソントレーナー(順ちゃん)の元、
ミュンヘン・オリンピックのマラソン出場を目指す男(マチャアキ)」。
逃走する強心臓の持ち主とそれを追い回すエージェントたちが
万博会場を舞台に繰り広げるドタバタストーリー。

1970【喜劇ドッキリ大逃走】東宝
監督/岩内克己 脚本/田端靖男
音楽/中村八大 合成/東宝特殊技術 
製作/藤本真澄、田端靖男、浅井良二

【喜劇ドッキリ大逃走】
 決定稿4台本 1970.04.04
 製作 東京映画
 配給 東宝  (正表記バージョン)



イメージ 1
大映が製作した日本初の本格的カラー空想特撮映画である。

この映画には、ヒトデのような宇宙人「パイラ人」が登場。
その奇抜なデザインを手掛けた人物こそ「芸術家・岡本太郎」なのだ。
キャラクターだけでなく、台本の表紙も岡本太郎によるデザイン!
撮影後はほぼ捨てられちゃう運命の台本だから現存数も希少…。
岡本太郎コレクターでも入手困難な一品じゃないでしょうか?

流石!世界の岡本太郎!!表紙もカッコいい!!
額に入れて飾ったらちょっとしたリトグラフみたいになるかもね。
残念ながら…この脚本は状態が宜しくない!!
画像を復元処理してあるので綺麗に見えるけど…
…現物は表紙焼けがハンパない!

しかし元々の所有者が…ハンパなくビッグ!!
なんと!脚本家/小国英雄氏なのである。

【生きる】【七人の侍】【生きものの記録】
【蜘蛛巣城】【どん底】【隠し砦の三悪人】
【悪い奴ほどよく眠る】…数々の黒澤明監督作品

小国氏は黒澤組の脚本を担当した脚本界の大御所である。
その小国英雄氏の自宅の書庫に収蔵されていた
閲覧保存用の脚本がこの【宇宙人現わる】

表紙には…「小国蔵書」「保存用禁持出」の烙印から
「乞御返却」の直筆書き込みまでしてある…。

台本は実に残念な状態である…。
しかし…間違いなくこの台本は脚本界の大御所!
小国英雄氏が所有していた台本なのである。

それこそが…脚本コレクターにとっては希少価値。
あの黒澤組の脚本家による日本初のカラーSF映画の台本…
彼が所有していた台本は、この世に一冊しか存在しないのだから…。

いつの日か…次の世代の脚本コレクターへ受け継ぐ日まで…
ボクが生きている間は、この希少な資料を大切に預からせて頂いている…。


大映【宇宙人現わる】
1955.09.23 決定稿
脚本/小国英雄 原案/中島源太郎
監督/島 耕二 製作/藤井朝太
色彩指導/岡本太郎
イメージ 1
【大捜査網】こと【新幹線大爆破】
結末は極秘扱いだったのか?
わずか17ページ程のぺらっぺらの台本がコレ!


【大捜査網(仮)】
決定稿台本(第 稿)
1975.04.14
原案/加藤阿礼
脚本/小野竜之助
脚本・監督/佐藤純弥
特殊撮影/小西昌三、成田亨
企画/天尾完次、坂上順
製作/岡田 茂
イメージ 1
「父さん!!【大捜査網】…なんて!聞いたことないよ!!」

「そうだ!それが使徒?だ!!…いや?それが【新幹線大爆破】だ!!」

エヴァからの名セリフを引用させてもらったのには理由がある…。
碇指令こと庵野秀明監督とシンジこと樋口真嗣監督。
【新幹線大爆破】は、両監督お気に入り特撮映画の一本なのである。

1974年、当時の東映社長・岡田茂陣頭指揮のもと企画した
パニック系アクション路線第一弾が【新幹線大爆破】である。
「新幹線を乗っ取り、爆破したらオモシロイじゃないか…。」
ついに製作決定!業界も注目する中…
…超特急で映画製作がスタートするが…失速する事態が発生する…。
新幹線が主役なんだから…と、当時の国鉄に新幹線の撮影協力を交渉したところ…
…映画の題名を聞いた国鉄が難色を示し、逆に題名の変更を要求してきたのだ。
東映は断固拒否!このため撮影協力を得られず、ロケーション撮影もできずに
新幹線の車内に似せたセットを作る事で急場を凌ぐ事になる。
この事態により製作が2ヶ月程遅れ、映画完成はなんと!封切2日前。
大々的な宣伝もできないまま公開された映画が【新幹線大爆破】なのである。

なぜ?怪獣や近未来兵器が登場しないのに特撮ファンに注目されているのか?
それは…特撮シーンで使われた新幹線のミニチュアを製作したのが…
…あの【海底軍艦「轟天号」】など東宝特撮メカ製作を担当した「郡司製作所」なのである。

ミニチュアといっても一両の長さは約1メートル、撮影用に2編成・計24両製作されている。
さらに東映大泉撮影所裏手のオープンスペースに全長150メートル程の縦長の巨大なオープンセットを組み、
微妙な傾斜をつけてミニチュア新幹線の走行シーンを撮影したそうである。
(この特撮を担当した成田亨氏に生前、直接お聞きしたので間違いない!)
走らせると云うよりも…何度も転がしたそうな…。

でもさ…今回脚本入手してビックリしたのは…
…題名が【大捜査網】でしょ!これで国鉄が拒否するのかなぁ?
これ実は決定稿で準備稿は公開題名のまま「新幹線大爆破」なのかもしれない!
国鉄が改題してくれと申し出たのが【新幹線危機一髪】だったんだから…。
準備稿には絶対【新幹線大爆破】って印刷されてるに違いない!!

通常、台本コレクターは公開名じゃない題名の付いた台本を探究するけど…
…この作品だけは逆に公開題名バージョンの脚本がレア度高いんじゃないかと思うよ。

ちなみに台本はパート1とパート2に分かれていて
結末が別刷りの2分冊になってる珍品台本。
(結末が極秘だった1984年ゴジラと同じ扱いだね。)

それからこの映画キャストも豪華だよ!!
健さんこと高倉健さん
サニー千葉こと千葉真一さん
もうひとりの健さんこと宇津井健さん
さらにハヤタこと黒部進さん
山根博士こと志村喬さん
Gメンの丹波こと丹波哲郎さん
白い犬のお父さんこと北大路欣也さん
ガッパの川地民夫さん
元祖青大将こと田中邦衛さん…

他にもベテラン、当時新人いろいろ出演してるから
見たことない人は一度見て頂戴ね!!


【大捜査網(仮)】
決定稿台本(第 稿)
1975.04.14
原案/加藤阿礼
脚本/小野竜之助
脚本・監督/佐藤純弥
特殊撮影/小西昌三、成田亨
企画/天尾完次、坂上順
製作/岡田 茂

本文はここまでですこのページの先頭へ
みんなの更新記事