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童謡唱歌マイベスト 番外編
「花嫁人形」
蕗谷虹児作詞・杉山はせを作曲
金襴緞子の 帯しめながら 花嫁御寮は なぜ泣くのだろ 文金島田に 髪結いながら 花嫁御寮は なぜ泣くのだろ あねさんごっこの 花嫁人形は 赤い鹿の子の 振袖着てる 泣けば鹿の子の たもとがきれる 涙で鹿の子の 赤い紅にじむ 泣くに泣かれぬ 花嫁人形は 赤い鹿の子の 千代紙衣装
悲しい歌である
晴れがましく幸せなはずの花嫁が泣いているのだ
嬉しくて泣いている訳ではない
いつの頃の事なのだろうか
かなりな少年の頃の残像にような記憶だ
現実の記憶なのだろうか
セピア色に色あせた手札版の写真のような、三枚の心像と呼ぶべき消えることのない記憶の写真があった
一枚目
大きな農家で嫁入りが行われていたようだ
二枚目
母と見渡す限りの田んぼの中の道を歩いていた
三枚目
その農家の長い廊下の隅っこで泣いている母
そして、それを呆然と見つめている少年の俺 何十年経っても消えたことはなかった
続く
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