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2月15日
カメラ談義(12)
価格コムでの話(ニコ爺とキャノ坊)
価格コムと言うサイトがある。
この記事を読んでくださる皆さまには先刻ご承知だろう。
そのサイトでの話。
価格コムにはカメラ板があってデジタルやミラーレス、カメラフィルムやフィルム一眼レフなどに分かれてる。
私はここのカメラフィルムやフィルム一眼レフの板に時折出入りしてる。
書き込みもたまにするし、写真もアップする。
いろいろ情報の交換もできて楽しいサイトなのである。
しかしながら・・・デジタル板なんかを眺めていると・・・。
時折言い争いが起こってる。
これはこれで面白いんやけど、たまには私も言い争うこともある。
一般的にニコン派とキヤノン派は仲が悪い。
新製品が出るたびに欠点をあげつらって貶しあい・・・(笑)。
多くはキヤノン派が仕掛けてくるケースが多いね。
ユーザーが多いのかな?
わが愛するD40も散々叩かれた口である。
いわく・・・従来のレンズが使えない・・・AF出来ないだけ(笑)。
合焦点が3点しかない・・・使い方によってはどうにでもなる。
などなど・・・・Nikonは終わったとまで言われたものである。
その後・・・D40はどうなったか・・・皆様ご存じの通りである。
大体がニコ爺とかキャノ坊とか言うのは愛称ではない。
相手を貶す言葉である。
ニコン派の私としては当然ニコ爺である。
でね・・・なぜ言い争いになったかと言うとね・・・。
キヤノン派が言うことにはNikonのFマウントは古い・・・径が小さいというのね。
直径が足りないからキヤノンのようなAFの50mmF1.2が作れないと言うのよ(笑)。
技術的にみるべきものがないとまで言うのよ・・・。
で・・・ニコ爺の私は質問したのよ。
「凄いですね。AF50mmのF1.2ですか?」
「近接距離でもちゃんと合焦するんやね」・・・とね(笑)。
そしたらね・・・相手のキャノ坊が勢いが悪くなったのよ(笑)。
何メートル離れれば大丈夫とかF2まで絞れば合焦するとか・・・。
歯切れが悪いのよ。
それまで数値を並べてFマウントではF1.2は作れないと理論的に説明してた人なんやけどね(笑)。
種明かしするとこういう大口径のレンズの開放は俗に「カミソリピント」と言ってMFでも苦労するんだよね。
AFでちゃんとピンを持ってくるのは至難の技なのよね(笑)。
ようはピンの合う範囲が極端に狭いんです。
だから「カミソリピント」。カミソリの刃くらいのピントの幅しかないから。
これを自慢する人ではまず合わない。
これをちゃんと合焦出来る人はよほどの達人で、そんな人は他社のメーカーの悪口は言わないね。
最後にはMFでピンが来ます・・・と言ってきたから、MFなんやったらNikonでもありますよと言ってやった。
Ais50mmF1.2ってのがある。
まだ・・・現行商品じゃぞ(笑)。
そしたら返信が来なくなったよ。
いがみ合うのじゃなくてお互い良いとこあるんやから、もっと大人にならなきゃな・・・と思ったのである。
(自制も含みます)
私の最後の書き込みはこうやった。
「私はレンズを飾っておく趣味はありません。使ってナンボと思っています。」
この項おわり
続く・・・
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カメラ機材
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2月14日
フィルムカメラを選ぶ(その17)
ニコマートEL 追記
ニコマート編ではおもにFT系列を語ってきて、EL系列は記述が足りない気がする。
今日はELについて語ってみたい。
Nikomat ELは私にとって非常にありがたい機材である。
なにがありがたいかと言うと、ほとんど全てのMFニッコールがAEで使えるのである。
MFニッコールレンズは大きくAi以降とAi以前に分かれる。
Ai以降のレンズは後継であるFE、FMでも使えるんやけど(現在のデジタル一眼)でもAF機でも)、それ以前のレンズはAEでは使えないことがほとんど・・・。
ま・・・はっきり言って物理的につかない事が多いし、たとえついても(D40系列など)AEは使えない。
見分け方は簡単で、Ai化以前のカニ爪には穴が開いていない。
Ai化以降のレンズには穴が2つ開いている。
Aiに加工した旧レンズもあるので、この見分け方は便利である。
昔はNikonが改造を受けていた。
今は絞りリングを削って加工するカメラ修理店が存在する。
関東カメラサービスはこの方式で加工してくれると聞いたことがある。
素人でもやればできるが、せっかくのレンズを壊しかねないので止めたほうが良い。
話を戻すと・・・。
この旧ニッコールでもカニ爪がついていればAEが使えるカメラなんである。
もちろん・・・現在販売されているMFレンズでも可能・・・爪ついてるんだよ(笑)。
これは私のように古いオートニッコールやニューニッコールをたくさん持ってる人間には、非常にありがたいことなのだ。
ELの特徴と言うかこれを知らないと使えないという特徴がある。
電池ボックスが外部にないのだ。
電池を交換するにはミラーアップしてその下にある電池ボックスにアクセスするしかない。
もっとも慣れればなんともない話なんだが、近ごろの中古カメラ屋にはこれを知らない人も結構いる。
私も経験した(笑)。
余談になるが、ニコマートはミラーアップできる。
出来ないのはFTnの簡易形のFSのみである。
これは当時のレンズの中に後ろ玉が突き出てて、そのままでは装着できないレンズがあったことによる。(2.1cmF4など)
また・・・ミラーが動かないことで振動が抑えられ、スローシャッターや近接撮影にも用いられたらしい。
このミラーアップも知らない人が多い。
オークションなどでミラーアップしたままです・・・なんてケースはこれを知ってると良いものが安く買えることがある。
中古市場ではELは結構出物が多いと思う。
価格も性能から考えると非常に安い。
ワインダーがつくELWやAi化されたNikonEL2は比較的少ないと思う。
私は個人的にELのみを追いかけていた。
だってワインダーなんかいらないし、Ai化されたレンズを使うのならFEで十分(笑)。
EL2は何より「Nikon」銘が気に入らない。
Nikomatで良いじゃないか(笑)。
丈夫さも特筆もので私は手持ちのELを梅田のNikonSCに持ち込んで検査してもらった。
どうにもならない故障は無かったと思う。
Nikon機は頑丈だね(笑)。
かなりの数の完動品のELを所有してる。
シャッターはバチンと言うかガシャンというか鋭い音を立てて切れる。
ものすごく大きな音で最初は驚いたが、慣れると歯切れのいい音が心地よい。
ま・・・買う価値ありのカメラです。
追記の追記
ELの電池は4LR44か4SR44を使います。
現在でも入手可能です。
この項おわり
続く・・・
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2月9日
カメラ談義(11)
オークションでの人気
オークションの人気は色々ある。
Nikon好きやCanon好き、ペンタやミノルタファン、オリンパスファンもいる。
今は無きトプコンやミランダやペトリのカメラを集めている人もいる。
その中で比較的出物が多い中級機を中心に私なりに人気機種を集めてみた。
そうだな〜〜。
メーカーの人気でいえばNikon>オリンパス>キヤノン>ペンタックス=ミノルタかな?
ファンの皆さんの異論は歓迎します。
あくまで価格の高い順に並べただけです。
全般的にMFの機械式機が高くてMFでも電子式のAE機やAF機は安い傾向がある。
機種によっては人気があるので価格も高いし、Nikonやキヤノンでも人気のない機種も多いしね。
一番価格が高いのはNikonのフラグシップFとF2とキヤノンのF-1やNewF-1かな?
人気が高いのでもいわゆるアイレベルが高いのであってフォトミックなどの露出計を乗せたタイプは比較的安い。
たしかにNikonFやF2のアイレベルなんか壊れるところが無いもんね(笑)。
次に高い(比較的やけど)のはOM-1かな?
OM-1も壊れるところが少ないよね。
希少品のM-1なんかはバカ高いです。
キヤノンの電子式カメラは驚くほど人気がないように感じる。
良いカメラたちなんやけどね〜〜(笑)。
たとえばT-90と言うキヤノンの名機があって、評判も高いんやけどこれが壊れる。
しかも専用電池なので自分で交換できないらしい。
そういう整備性の悪さもキヤノン機の不人気につながっているのかもしれない。
AE-1やAE-1プログラムはシャッター泣きが不可避に起こるしね。
先進のキヤノンが裏目に出た感じがする。
ペンタックスの人気の無さは玉数の多さだと思う。
良いカメラたちです。特にSシリーズはね。
ペンタックスSPなんかとにかく数が多い。
笑い話では無くてレンズを買うとオマケ感覚でくっついてくる。
私のところには10数台・・・もっとかな・・・あるよ。
よほど売れたんだろうね。
今でも簡単な整備で使えるカメラなんでもったいない気がする。
ミノルタの安さはAE機が多いのとSR機の人気の無さだと思う。
ミノルタのSR機は比較的頑強で使いやすいんやけど、スペックが若干劣るし古い感じが強い。
古い感じは良い雰囲気なんやけど人気はない。
SR機の代表作はSRT-101なんやけど、これは玉数が多いね。
供給が多いと価格が下がる・・・市場の原理です。
AE機についてはあまり知られていないのが原因かな?
良いカメラが多いんやけどね。
カメラから撤退してるのが原因なのかもしれない。
一定の人気があるのはNikonF3。
これは最近まで作られていた機体だし、いまだにNikonSCでオーバーホールできる。
半現役と言っても良いカメラですね。
ニコマートは・・・面白い(笑)。
FT,FTnは安い。FT2はあんまり出回らない。
ELも安い。ELWはあんまり見たことがない。
Nikon銘になったEL2もあんまり出てこないね。でもFT3やFSのようなバカ高くはない。
FT3はEL2と共にAi化された機体。
後にFM,FEが販売されて生産量が少ない。
で・・・ガチャガチャができない・・・必要がない。
生産量が少ないのが高値の原因なんだろうね。
もっと希少なのがニコマートFS。
これはFTnから露出計を抜いた廉価版でニコマートの特徴であるミラーアップもできない機体。
それでも高い。
ま・・・不安定で壊れる要素が多い露出計なら全機械式のほうが良いという人が多いんだと思う。
この手のカメラを使う人なら露出計はさほど問題ないやろしね(笑)。
私もそう思います。
アカン・・・際限がなくなって来た・・・(笑)。
また書きます・・・。
続く・・・
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2月9日
フィルムカメラを選ぶ(その16)
オリンパスOM-10の悲劇
もう一つのOMシステムの名機である。
OM-2の流れを汲むAE専門機である。
当時、ミノルタの宮崎美子、ペンタックスの早見優とオリンパスの大場久美子のアイドル達のCMの競演があった。
カメラは忘れ去られていてもこのCMは名作として記憶に残っている。
それほど鮮烈な印象を残したCM群だった。
当時の風潮として一眼レフの敷居の高さを何とかして一般の人にも楽しんでもらおうと各社がしのぎを削っていた時代やったんやろね。
NikonですらEMと言う小型軽量廉価な機種を作っていた。
その一群の中のオリンパス代表選手である。
カメラ自体は非常に使いやすいカメラで、OM-2譲りのダイレクト測光を装備していた。
従ってシャッター幕はモノクロのアトランダム模様がついている。
シャッターのキレも良く撮りやすい。
ちょっと電源系統が弱いようで電源は左サイドのダイヤルで行うが、このダイヤルがバカになりやすい。
OM-1やOM-2に見られたモルト腐食によるプリズム腐食は無い。
実はこのことが後に記載する悲劇につながる。
別売でマニュアルアダプタというものが発売されていて、これを前面にセットするとマニュアル撮影が可能である。
このマニュアルアダプタを装備した姿が、精悍で格好良くて男の子たちの心を揺さぶったのかもしれないね(笑)。
オークションでは安価に取引されている。
マニュアルアダプタ付きの物は若干高い。
オークションでもよく見るカメラである。
悲劇の話
OM-10の悲劇はOM-1につながる。
OM-1やOM-2の初期個体にプリズム腐食があることは前述した。
実は・・・OM-10のプリズムはOM-1のそれとほぼ同型なのだ。
同型というより同じです。
でね・・・OM-1を治すときにこのOM-10を使うのですよ。
はっきり言えばプリズムを乗せ換える。
OM-1は生き返るけど・・・OM-10は死ぬ・・・。
OM-1は機械式カメラなので比較的分解は簡単なのだ。
それに対してOM-10は電子式カメラである。
OM-10の軍艦部を開けてみるとプリズムを取り出すには多くの配線を外さねばならない。
シートみたいな配線を剥がす必要もある。
でね・・・早い話がプリズムを取り出すなら壊したほうが手っ取り早いのですよ。
かくして・・・プリズムを抜きとられたOM-10が多く存在する。
OM-1の腐食したプリズムを乗せ換えて使えるようにした機体もあるけど、壊れてしまう機体も多いと推察される。
OM-1はオークションでも人気のカメラ、かたやOM-10は電子カメラの廉価版。
そりゃ・・・OM-1を助ける人が多いのは納得できるところもある・・・あるけど・・・。
私の持論なんやけど一つのカメラを生かすために他のカメラを犠牲にするのは心が痛む。
ドナーっていうんやけどね。
読んでくださる皆さんはどう思われるだろうか?
この項おわり
続く・・・
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2月8日
フィルムカメラを選ぶ(その15)
オリンパスOM-1のこと
オリンパスと言えばOM-1にオリンパスペンやと思う。
どちらのカメラも日本のカメラ史に残る名機である。
今日はOM-1について語ってみよう。
OM-1は米谷美久(まいたによしひさ)という設計者によって作られた。
彼は一眼レフの3悪(大きい、重い、うるさい)を克服することを目標として、このカメラを設計した。
1972年のことだから私は高校生やった。
最初はM-1という名前で発売されたが、ライカ社からクレーム(いちゃもんとも言う)がついてOM-1に名称変更された。
従ってM-1名称のOM-1が5000台ほど存在する。
オークションでは貴重品として人気になってるよ(笑)。
閑話休題
海外のメーカーはいちゃもんが多いね(笑)。
かのNikonFでさえIkonと言う名称と紛らしいと言われたらしい。
ニコマートの海外版はニッコールマートである。
現在のドイツカメラメーカーの凋落を見るにつけ感慨深いものがある。
この記事を書いている目の前にOM-1がある。
何とも魅力的な機体である。
小さいけど精密感にあふれていて、使っていて心地よい。
全機械式だからそうそう壊れない(致命的欠陥もあるが修復可能)。
特徴としてはシャッターダイヤルがマウント基部にあることだ。
こういう形態はNikomatFT系列とこのカメラだけかもしれない。
で・・・ほかのカメラのシャッターダイヤルの位置には何があるかと言うと・・・。
ISO感度の調整ダイヤルがあるのだ。
OM-1は確かに小さい。
小さいがダイヤル類は大きく設計されていて使いやすい。
決して小さくしただけのカメラではない。
OM-!には潤滑油を使ってないと言う話を聞いたことがある。
それくらいに精密に仕上げて潤滑油を必要としない設計だという事なんだろうね。
オリンパスのレンズも他社と比べて変わってる。
絞り環が先端にあるのだ。これは根本だとシャッターダイヤルと干渉するからかもしれない。
大きな特徴はこれだけ小さな機体にもかかわらずシステムが完備していたこと。
これは大きいよ。
システム化されたカメラと言えば大体フラグシップ級のカメラが多いのだ。
オリンパスの意気込みが感じられる。
ファインダーなんかも交換可能・・・残念ながら現在は入手困難やけど。
古いカメラ屋やったら新品があるかもしれない。
なぜか・・・といえばオリンパスはAF化に失敗したメーカーでOM一桁の最終機OM-3チタンは1994年の発売である。
21世紀近くまでMF機を作っていたのだ。
だから地方のカメラ屋にはOMシステムの部品が残ってる可能性があるのだ。
OM-1は非常によくできたカメラで稼働機も多いし、オークションでも人気で比較的価格も高い。
出物も多くて比較的簡単に手に入る。
全機械式なので壊れるところも少ないしね(笑)。
でも・・・大きな欠点がある。
Minoltaの時にも言ったモルトによるプリズムの腐食が起こるのだ。
これはファインダーの手前にもやがかかるような感じになる。
使って使えないこともないけど、気分が良くない。
これは初期のOM−1やOM-2によく出てくる故障(かな?)なのである。
治す方法はプリズムを磨いてやればいい。
磨いたあとに表面鏡やアルミテープを貼るとかネットでは色々紹介されている。
しかし・・・磨いたあとをそのままでも十分に修復する。
私は磨くだけで2〜3台治したよ。
もう一つはプリズムを取り換える方法がある。
OM-10のプリズムが同型なのだ。
いずれ・・・OM-10の項でこの悲劇を説明するつもりである。
OM-2の場合・・・私には分解する勇気はない(笑)。
長くなってしまった・・・
このカメラについてはどうしても長くなるのよ(笑)。
また・・・書きます。
続く・・・
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