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『アリス・ベイリー入門』(2001年刊)という本を読んでいた。
アリス・ベイリー(1880-1949)とはイギリス人で神智学協会に所属していたが後に退会して
Arcane Schoolという独自の神秘学の協会を創設して活動した人です。
ジョワル・クール大師という人からテレパシーにより教えを受け、
テレパシーの口述による多数の書籍を書いている。
『アリス・ベイリー入門』の中で幸福の科学で説かれる神の光線のプリズム化による
七つの色のエネルギーと同様の内容が説かれている箇所があったので紹介する。
『アリス・ベイリー入門』(2006年出版) 第三章 エソテリシズムの基礎知識 二 七つの光線エネルギー P91
引用開始--------------------------------------------------------------------------------
光線については神智学においてもその名称とその主な性質に関して簡単に税明されているが、
詳しい解説は行われなかった。しかし、アリス・ベイリーの教えにおいては主要テーマの一つであり、
『秘教心理学』の二つの巻全体が光線をテーマとするものであり、
またその他のほとんどの本においても
それぞれの主要テーマを説明するために光線という概念が頻繁に用いられている。
では、光線とは何であろうか。光をプリズムに通すと七つの色をもつスペクトルに分解されるように、
一つの本質的なエネルギーはその特質によって七つのエネルギーに分けられる。
それらのエネルギーにつけられた名前が光線である。それはエネルギーの特質を表すものである。
これらのエネルギーが様々な形態に働きかけ、形態に特有の特質を与え、
またそれらに対する反応により形態は様々な性質を呈するようになるのである。
光線には第一光線から第七光線まであり、その特質は以下の通りである。
第一光線には意志と力という特質がある。
第二光線の特質は愛と知恵である。
第三光線は活動知性の光線である。
これら三つの光線が様相の光線と呼ばれるのに対して、
第四光線から第七光線までは属性の光線と呼ばれる。
ここでもう一度スペクトルを例に出すと、
第一光線から第三光線までの様相の光線は
スペクトルの七色のうちの三原色にあたると考えることもできるであろう。
第四光線は美と調和の光線である。それはまた嘉藤もしくは衝突のエネルギーでもある。
つまり、葛藤を通して調和を生み出す光線、芸術の光線である。
第五光線は具体的知識の光線であり、科学の光線である。
献身と理想主義の光線である第六光線は宗教に密接に関係している。
第七光線は儀式的秩序の光線であり、また組織の光線でもある。
つまり、様々な要素を適切に組み合わせて秩序立つた形態として具現化する光線である。
このようにそれぞれ異なった特質をもつ七つの光線に分けられる。
この光線エネルギーの科学は新しい時代の心理学の基礎になるものと言われており、
どのような光線が働きかけるかによって人間の性格に違いが生じ、
その人間の気質にも大きな影響を与えるものである。 引用終了--------------------------------------------------------------------------------
これによると、神智学自体に七つの光線エネルギーという考えがあるようです。
しかし、アリス・ベイリーは
詳細にこの七つの光線エネルギーについて解説しているようです。
この七つの光線エネルギーの分類ですが、幸福の科学と同一のものであると思います。
アリス・ベイリーの分類した各光線と幸福の科学での光の色との対応が
意味的に同一です。
アリス・ベイリーの分類では第一光線と数値の順序による分類であるが
幸福の科学では七色の光線による分類である。
『秘教心理学』はまだ読んでいないので内容は分からないが、
七つの分類なのでこちらも色分けによる分類をしているかもしれない。
アリス・ベイリーの分類 幸福の科学の分類
第一光線 意志と力 赤 モーゼ 法線 正義
第二光線 愛と知恵 白 キリスト 救い 愛
第三光線 活動知性 青 ゼウス 思考 理性 第四光線 美と調和 芸術 緑 マヌ 老子 調和 自然
第五光線 科学の光線 銀 ニュートン 進歩 科学
第六光線 宗教 黄 釈迦 教え 法
第七光線 儀式的秩序 組織 紫 孔子 礼節 秩序
と全く正確に対応していることが分かる。
この『秘教心理学』(1939年ごろ出版)は各冊500ページほどある大著で
3冊で総計1500ページほどになります。
秘教心理学の目次
秘教心理学・第一巻
目次
序文
いくつかの質問とその答え
十の基本命題
七人の創造的な建設者である七つの光線
光線と自然王国
光線と人間
光線についてのいくつかの表
秘教心理学・第二巻(上・下)
上巻目次
第一章
エゴの光線
魂の影響の増大(エゴの成長の三つの段階・エゴによる占有の二つの周期)
魂の生活つまりグループ生活の七つの法則
(
犠牲の法則・
磁力的な衝動の法則・
奉仕の法則・
拒否の法則・
グループ進歩の法則・
拡大する感応の法則・
低位の四の法則
)
魂の五つのグループ
魂による統御を引き起こすための規定(これらの規定の目的・七つの規定)
第二章
パーソナリティーの光線: 序文
諸体の占有
パーソナリティーの調整統合
下巻目次
第二章
パーソナリティーの光線(続き)
心理学のいくつかの問題
弟子たちと神秘家たちの病気と問題
第三章
今日の人類
世界情勢
世界奉仕者の新集団
大いなる接近
補足
Arcane Schoolwo紹介しているWeb SiteのLusis Trust社はニューヨークにあるので、
アリス・ベイリーの設立したオカルト団体のArcane Schoolもニューヨークにあるのだろう。
アリス・ベイリーはニューヨークの病院で亡くなった。
ニューヨークを中心にして活動していたと思います。
2014.1.21 追記
七つの光線の理論は神智学にもあったと書いたが、
調べてみると、もっと過去からあり、古代の宗教のミトラ教の中にもあるそうである。
というかミトラ教の影響を神智学が受けているそうです。
マイトレーヤというのがいるが、
ミトラ教のミトラがマイトレーヤのことであり仏教では弥勒菩薩となっているそうです。 大乗仏教はインドの西北部、ガンダーラ地方で発生したが、
ミトラ教はその上のヒンドゥークシュ山脈を越えた所で発生しイランで広まったそうです。
影響を受けるのも当然か。
たしか、ミトラ教の東條真人氏が言っていたことだと思います。 2014.1.29 追記
ミトラ教と弥勒菩薩の関連についてはこのブログの下記の記事の弥勒菩薩についての箇所を読んでください。
2014.2.9 追記
英語のwikipediaで「Seven rays」という項目がありました。7つの光線のことです。
下記のリンクを参照してください。
これによると西洋とインドのアーリア人には古代から7つの光線の考えがあったようです。
古代ローマ時代では、キリスト教のグノーシスやミトラ教の中にこの考えがあるようです。
近代ではブラヴァッキーが詳しく説明し、
続いて、リードビーター、アリス・ベイリー、
マンリー・P・ホール、ベンジャミン・クレームが説明しているそうです。
特に、アリス・ベイリーが七つの光線について詳細に説いているそうです。
第一光線 モリヤ Morya
第二光線 クートフーミ Koot Hoomi
第三光線 Paul the Venetian
第四光線 セラピス・ベイ Serapis Bey
第五光線 ヒラリオンHilarion
第六光線 イエス大師 Master Jesus
第七光線 サン・ジェルマン Count of St. Germain
下記のリンク先を参照してください。
ミトラ教と神智学 「
日本人のほとんどの人は、ミトラ教やシーア派の神学の高級な部分に触れたことがないため、シュタイナーやブラバッキーの神智学が、とても新鮮に見えるようである。しかし妙に科学的に解説しているという部分を取り去ると、ミトラ教の神学で既に確立していることばかりで、目新しいものは何もないのである。時代を7つに区切る発想法、世界教師論、7光線の瞑想法、秘教占星学など、どれも彼らのオリジナルではなく、ミトラ教がオリジナルである。シュタイナーのキリスト論は、ほとんど全てを東方ミトラ教の教義に基づいている。ロゴスや聖霊に関するシュタイナーの解釈は、マニの教義の受け売りである。ミトラ教のオリジナルを本当の意味で発展させたのはシーア派である。
シュタイナーは、『輪廻転生とカルマ』の「人智学運動のカルマ1」の中で、人智学運動に携わる人は、かつて中部ヨーロッパと南ヨーロッパにいた秘教的キリスト教徒だと述べている。キリスト教やミトラ教の歴史に疎い人は、“ああ、そういうキリスト教徒もいたんだ”くらいで通り過ぎてしまうだろうが、この記述はそういう軽い記述ではない。
シュタイナーがいう「秘教的キリスト教」とは、東方ミトラ教の一派「パウロ派」「ボゴミール派」「カタリ派」のことである。シュタイナーは、ソフトな表現ながら極めてはっきりと人智学運動は東方ミトラ教の再興であることを明言しているのである。このような考えを持つシュタイナーが大マニを高く評価するのは当然のことと言えよう。このような系譜論をはっきりと捉えることにより、“東の智慧と西の智慧はイエスの中で結びついた”というシュタイナーの言葉は、とても具体的なものになるのである。
アリス・ベイリーの著作もミトラの秘儀のひとつメタトロン神秘主義やハランのミトラ教団(サビアン教団)の教義を下地にしている。また、表にはっきりと明示していないが、カバラが重要なベースになっている。ベイリーの著作を読めば分かるが、ベイリーに知識を与えたというジュアル・クールは、チベットの大師という表看板とは裏腹に、チベット仏教についてはほとんど何も知らず、むしろ「ズルワーン神学」やカバラにやけに詳しいのである。
ブラバッキーにミトラ教の神学の伝統を教えたのは、イラン人ベフラムシャー・シュロスである。シュロフからもらった秘教占星学に関する知識をもとに、7光線占星学の解説書が書かれたのである。そもそも古代において、惑星の秘儀を持っていたのは、ミトラ教だけである。その他にも秘儀があったが、それらは惑星には一切関係していない。
また、スーフィズム(イスラム神秘主義)を欧米に最初に紹介したのはグルジェフであるが、グルジェフのスーフィズムは「ナクシュバンディー教団」の教えの一部である。しかし、グルジェフはイスラム色を払拭して西洋にスーフィズムを紹介したので、グルジェフの教えがスーフィズムを基礎にしていることを知らない人もいる。
スーフィズムの教義とブラバッキーやアリス・ベイリーの教義は、用語に違いがあるだけで、本質、定式化、組織化手法などは同じである。ブラバッキーを仏教の焼き直しだというのは的外れな批判である。ブラバッキーの著書『神智学の鍵』に書かれているように、現代神智学は、プロティノスの定式化を現代に継承したものである。ブラバッキー自身は自らの教義を「東方神智学」と呼んでいる。スーフィズムも「東方神智学」と呼ばれている。アリス・ベイリーは『未完の自叙伝』の中で、「サンスクリット語や仏教用語の濫用が、神智学の正しいスムーズな普及の障害になった」と記している。
シュタイナー、ブラバッキー、アリス・ベイリーの著作は、それまでの西洋にない知識を西洋世界に広め、東方ミトラ教を再興した点では偉大な功績があった。もともと現代神智学は、欧米による東洋再発見という歴史的流れの中で生まれたものである。そのため、インド的な発想にかなり傾斜している。これは仕方のないことである。なぜなら、ブラバッキーが現代神智学の基礎を築いた19世紀末から20世紀初頭には、ミトラ教やイスラムのことは、ほとんど欧米には知られていなかったからである。これらに関する研究が盛んになったのは、欧米でも戦後になってからなのである。
本格的に秘教を学ぼうとする者は、彼らの著作は真の秘教に至るための中継点に過ぎないと認識して、彼らがどこから知識を持ってきたのかを探り、幅広く秘教の伝統を学んでいくことが大切である。現在欧米では、アカデミズムの影響が広がって、西欧神秘主義の虚構に満ちた歴史が見直され、スーフィズムなど東方ミトラ教の影響力が再認識されつつある。
では、結局、ブラバッキーと、シュタイナーと、アリス・ベイリーとは何者だったのか? 結論から言うと、この3人は非西洋の宗教的伝統を、欧米に紹介したにすぎないのである。シュタイナーも非西洋なのか? という人がいるかもしれないが、シュタイナーのキリスト論は、ほとんど全てが東方ミトラ教の教義に基づいている(例えば、ロゴスや聖霊に関する解釈は、シュタイナーのオリジナルではなくて、マニの教義の受け売りである)ので、西洋=キリスト教文化と考えるなら、シュタイナーのキリスト論は、非西洋といっていいだろう。
この3人は、非西洋、つまり、仏教、スーフィズム、東方ミトラ教といったアジアの宗教思想や、カバラなどのごった煮のパッケージを独自ブランドでぶち上げて、その権威化を図ったのである。それが1900年頃のことである。
」 シュタイナーがマニやマニ教徒を高く評価していることは
シュタイナーの書籍を読んでいて感じます。
神智学協会のブラヴァッキーとオルコットは 1879年にパールシーの本拠地ボンベイに協会の本部を設立した。
ゾロアスター教研究者の岡田明憲氏によるとボンベイの神智学協会は 会員の大半をゾロアスター教徒であるパールシーが占め
協会幹部も多くがパールシーの出身であったそうだ。 協会の機関誌『神智学徒』には、 彼らがゾロアスター教に関して論じた多くの記事が掲載されている。
それらを通じて明らかなのは、パールシーの知識人たちが、 ブラヴァッキーの神智学によって、
ゾロアスター教の再生を図ろうとしたと岡田氏は言っている。 『ゾロアスターの神秘思想』(講談社現代新書888 岡田明憲)P179 ゾロアスター教はミトラ教を取り入れたので パールーシーの信徒が多い神智学協会に ミトラ教の教義の影響を受けるのはありうることである。
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