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上智大学名誉教授の渡部昇一氏は1930年生まれなので今年で83歳になる。
多数の著作を出しておられるがテレビには全然出てられない。
昔、多分30年くらい前に毎日曜日に竹村健一氏がやっている番組があった。
多分、『世相講談』というタイトルであったと思う。
毎回、ゲストを招いて対談をしていたのだが、月に一度は毎回決まった四人と会談していた。
それは、渡部昇一氏、堺屋太一氏、牛尾次郎氏、石原慎太郎氏だ。
その時は渡部氏は明るくてヘラヘラした感じでそんなえらい学者であると思わなかった。
竹村健一氏の本を読んだとき、はっきりと名前は書いてなかったが
渡部氏が日本で一番優秀な学者であると思っているように書かれていた。
その渡部氏であるが『眠りながら成功する』などのジョセフ・マーフィーの紹介や翻訳をしている。
渡部氏が日本で最初にジョセフ・マーフィーの『眠りながら成功する』を翻訳をした。
しかし、その時はペンネームで大島淳一という名前を用いていた。
これは以前、渡部氏のWEBの中にそういうことが書かれていたので知ったのだ。
斎藤一人という納税額番付で良くのり、多数の本を書いている人がいる。
このひとは大島淳一訳のマーフィーの本をいつも持ち歩いていて人に分け与えていたそうだ。
ツイているとか、よくなるとかそういう内容の本を書いていると思うがマーフィーの影響があったようだ。
マーフィーはディバイン・サイエンスというニューソート系のキリスト教の牧師をしている。
メアリー・ベーカー・エディ婦人が1879年に「クリスチャン・サイエンス」を設立したが、
その弟子にエマ・カーチス・ホプキンズという女性の方がいる。
この方がクリスチャン・サイエンスの講師をしたり、教会ではなくニューソート系の学校を開いたのだが、
その教え子の中にディバイン・サイエンスの共同発起人がいる。
というわけでマーフィーはクリスチャン・サイエンス的なニューソート系のキリスト教会の牧師であったわけだ。
『眠りながら成功する』はタイトルは安易な感じであるが内容は本格的である。
多分、ニューソート系の本では一番優れているのではないか。
大川隆法氏は若いころから渡部氏を尊敬し本を読んでいたわけであるが、
大島淳一が渡部昇一であるとは最近まで明かされていなかったようなので知らなかったであろう。
以前、幸福の科学の高橋信次の霊言ではマーフィーを裏側のように言っていたと思う。
しかし現在では幸福の科学では精舎でマーフィーの公案や研修を行っていたようだ。
カーネギーやフォード、ナポレオン・ヒルの研修や公案などもやっているようなので
幸福の科学もどっぷりとニューソート的だ。
実際に行ったことがないのでどのような内容かは知りませんが......。
渡部氏が最近、渡部昇一の名を使ってマーフィーの解説の冊子を出していた。
また、渡部氏は最近エマソンの解説の本も出していたのだが、
マーフィーの本を読むとエマソンを大変尊敬して本に引用があるので
渡部氏もその影響があってかエマソンを読んでいたのではないか。
ただ、エマソンについては論理が丁寧で無く読んでも何を言っているのか分からないと書かれていた。
私も「自己信頼」など一部のエッセーは読めるのだが、多くのエッセーは何を言っているか分からないので
渡部氏でもそう言うくらいなのだからと、同意を得た感じで痛快であった。
渡部氏はこの本でエマソンを無教会の人という風に書いていたが、
エマソンは無教会というほどキリスト教に根差した主張をしているわけではないので違うと思うのだが。
エマソンはもともと正統的キリスト教としては異端のユニテリアンで、
それでもそのユニテリアンからはみ出た人ではあるが。無教会と言うのかな?
ちなみにこの本の内容はエマソンの思想や生涯の簡単な解説と、
「自己信頼」の章句を引用して、それについていろいろな例を挙げて解説しています。
少し冗長気味だ。
メインは長い2章目の「自己信頼」の章句を引用した解説だが、
私としては1章目のエマソンの思想や生涯の解説の方がためになった。
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