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ユングと空海

最近、幸福の科学では心理学者のユングの霊言を公開した。

公開霊言「『ユング心理学』を宗教分析する」

私は聞いていないのだが、幸福の科学の月刊誌「The Liverty」のホームページに

霊言の内容を少し紹介した記事を載せた。

衝撃霊言――ユング本人が語るユング心理学の意義と限界


この霊言ではユングは過去世で日本の真言宗の宗祖・空海として生まれていると語っているそうだ。

空海とユング、なるほどというかうまい組み合わせだ。私は真偽のほどは分かりません。

密教とユングというのは日本では神秘的なものに関心のあるものなら興味のある存在なのだ。

わたしも関心があり読んでいた。

わたしの知り合いの女性も学生の時、空海とユングの本を読んでいたと言っていた。

ところで、幸福の科学では空海の過去世はお釈迦様に竹林精舎を寄贈したガランダ長者ということだった。

次の転生については何も語られていなかった。それがユングだとは。

ある霊言では、ユングについてはそのうちに明かされるでしょうともったいぶって語られていた。

(『大天使ミカエルの降臨 1』 第6章 光の奔流)

ちなみにこの霊言ではフロイトは光の菩薩であるということだった。

フロイト、ユング、アドラー、マズローなどは一昔前なら宗教家としてでた魂であるが、

科学の時代の現代では心理学者として出てくるということだった。


大川氏は以前、何かの本でユングについてコメントしていて

霊的なことは霊があるとして解釈した方がすっきりと説明がつくのに

ユングはいろいろと難しい概念を作って説明して物事を余計にややこしくさせている。

よくこんなのが博士論文が通ったものだと語っていた。

というように批判的にコメントしていた。


ユングは錬金術やグノーシス、道教、ヨガなど過去の神秘的なものだけではなく

神智学やスピリチュアリズム、アリス・ベイリーなども読んでいた。

最初はスピリチュアリズムに関心があり自ら降霊会を催していたぐらいだ。

ユングはアリス・ベイリーの著作についてユング心理学的に分析してコメントしたが

アリス・ベイリーはこれに反論している。


ユングは霊的な感じの現象を独自の概念で説明していたが、

後年には霊的な現象を独自の概念で説明するより

実際に霊的なものはあるとした方が説明が簡単にそしてうまく、すっきりと説明がつくと思っていたそうだ。

つまり霊的なものは実際に存在すると思うようになっていたそうである。

昔読んだ本だが『ユングとスピリチュアリズム』という本があり、この本にそういうことが書いてあったと思う。


私はこの本を全部精読したわけではなく、関心のある所を読んだだけです。

しかし、タイトル通り普通のユング本ではなく神秘的なことに踏み込んでいた。

ちなみにこの本は出版社は第三文明社で創価学会系の出版社だ。

創価学会というと宗教の割には霊的なことに踏み込まない俗的な感じだが、

意外にこんな本を出している。河合隼雄さんの本を出しているのでその関係か。


ユングは曼荼羅ということを唱えていたが過去世が空海ならうまく説明がつきますね。

錬金術に関心を持っていたが、前世の中に錬金術師がいるかも。

たとえば同じスイスの人の大錬金術師のパラケルスなんかどうでしょうか。


ユングはルドルフ・シュタイナーと同じドイツ語圏の人で年齢はユングが14歳若い。

ユングが住んでいたスイスのチューリヒはシュタイナーが住んでいたバーゼル近郊のドルナッハに近い。

何でもゲーテの『ファウスト』のある部分についての解釈は両者同一だそうだ。

年代、地域、関心分野からいっても大変近い二人である。


ユングが本格的独自の活動をしたのはシュタイナーの死後である。

シュタイナーはユングの著作を読んでいたが

ユングら心理学者は魂の医者であり、神秘学者は霊の医者であると言っていたように思う。

魂というのは快不快、欲望、願望、衝動などの心の範囲だ。

霊というのは、やはり死後の世界、霊の世界、転生輪廻などにかかわって来る。

ユング心理学ではこうしたことは解けない。

ということは以前から言われていたと思うのだが、

今回の幸福の科学の霊言の内容もどうやらそのような内容のように思います。

この霊言は聞いていはいません。






西洋近代魔術には「アストラル(体)投射」という幽体離脱法がある。

英語で言うとアストラル・プロジェクション(astral  projection)となる。
 

これは西洋近代魔術では有名な幽体離脱法だ。

眠る前に横になりながら自分と同じ姿のイメージを自分の上空に視覚化します。

そして、その視覚化した自分のイメージに自分の意識を乗り移します。

この状態でぬ眠りに入ると、眠りにつくとき、

そのイメージに意識が移って眠らずに残ります。

そして眠っている自分の肉体の姿を上空の視覚化したイメージから見えるそうです。

その状態で幽体離脱していて、その後、移動できるようになるそうです。

ルドルフ・シュタイナーによると

こうした霊的なことを興味本位で行うことは大変危険なそうだ。

だから私は試みることはないのだが興味深い現象である。

下記の本にそうした内容が書かれているようだ。

『幽体離脱入門』は読んだが、他の本はぱらっと見ただけ。

『幽体離脱入門』大澤義孝
『魔法修行』W・E・バトラー
『魔術』ディビット・コンウェイ

大澤さんは下記のホームページで幽体離脱法について説明しています。


西洋近代魔術はメイザースらが「Golden Done(黄金の夜明け団)」を作ったのが有名だ。

彼らは時代の流行であった神智学やスピリチュアリズムとも関係があった。

しかし、神智学が西洋的オカルトでなく東洋、インド的なものを志向していることに抵抗して

西洋的オカルトの伝統を汲んだ団体として「黄金の夜明け」を結成したそうだ。

という訳で西洋近代魔術も用語的に神智学的な用語を用いている。関係が深い。

西洋魔術は古代ローマ帝国の時に

属境のエジプトやメソポタミアなどのオリエントの宗教や密儀が伝わり

西洋の魔術の元になっている。

それがキリスト教が国教化したので、異端となって地下に潜んでいたものだ。

フランス革命により自由化して表に出てきたのだろう。

たしか、シュタイナーはこうした近代魔術を邪悪なものとして批判していたと思う。

高等魔術入門 アストラル体投射とは?

シュタイナーは意識の連続性ということを言っている。

オカルトの修行者のなかで修業が進んでいくと意識の連続性を体験する。

「普通の人間は眠りの中で感覚界から完全に遠ざかると、意識を失う。

意識の連続性という段階に達した修行者には、そのようなことは起こらない。

昼間も、夜、の躯体が安らいでいるときも、絶えることなく、

まったく明瞭な意識のなかに生きるのである」

『神智学の門前にて』(第12章 修行 P150)
「霊界の太陽」というと、エマニュエル・スウェーデンボルグが有名だ。

スウェーデンボルグは著書の中で霊界には地上と同じように太陽があり、

この霊界の太陽が霊界ではすべてのエネルギーの元になっているという話だ。

神智学の本でも同様に霊界の太陽が霊界で全ての力の源泉であるということが書かれてあったと思う。


では幸福の科学で霊界の太陽はどういう位置づけであろうか。

9次元霊は霊界の太陽とは言えないだろう。

10次元霊の大日意識、月意識、地球意識というのも地球系の意識ということで違うように思う。

あるとすれば11次元霊の太陽の生命体、太陽としての霊体そのものが当たるだろう。

とすれば地球霊界の中で崇拝すべき究極のもの、霊界の太陽は11元霊だと思います。

人格化した意識としては9次元霊が最高である。


ところで『太陽に恋して ガイアの霊言』に次のようなことが書かれていた。

P90〜P91

三次元において地球にある植物や動物も、その命の源は太陽の光です。

同時に、霊界においても、

霊界の大きな太陽の力が、地球にあらゆるものを存在させ、生長させ、繁栄させようとする。

この「霊界の太陽」に相当するものが、実は、アルファ様の本質なのです。


ということだそうです。

「相当する」というのが微妙な表現だ。

「相当」というからには霊界の太陽そのものでなく、霊界の太陽みたいなものということなのだろうか。

では何次元霊なのだろうか。


以前は、エルカンターレは魂の兄弟の中で本体にあたり、

最初に本体が降誕したのはムー大陸の王様、ラ・ムーで

今回、大川隆法として本体が再誕したのはラ・ムーについて二度目と言っていたと思うのだが。

この時は9次元霊としての生誕ということだった。

それが、今度は

1回目の下生がアルファで、2回目がエロヒム、3回目が大川隆法だそうだ。

まあ、よく教説が変わること。

ラ・ムーはどうなった。


2013/12/20追加

ブログを見ていると参考になる記事があった。

混ぜるな危険! ブログ・サンポール 嫁はんヨイショ霊言 『太陽に恋をして〜ガイアの霊言』 2013-01-13

この記事の2年ほど前、だから2010年か2011年に『アルファの法』という霊言があったそうだ。

書店では出版されていないようなので多分、会員のみ支部での販売だろう。

この霊言で下記のようなことが語られたそうだ。
エル・カンターレは今まで仏陀やヘルメス、ラ・ムーとして生まれたが、これらはみな分身である。本体の中核意識が人間として生まれたのは人類史上3度しかない。その時の名前は「アルファ(3億年前)」→「エロヒム(1億5千万年前)」→「大川隆法(現在)」である。そんで、アルファとして肉体を持って生まれた時の妻の名が「ガイア」である、ちゅう説明ですわ。

というわけで、エル・カンターレ以下、トス、ラ・ムー、ヘルメス、オフェアリスなどは分身だそうだ。

今までは、ラ・ムーと大川隆法は本体であとは分身と語っていたのだが。

それに対して、アルファ、エロヒム、大川隆法が本体の転生だそうだ。

そして紫央さんは、前世が坂本龍馬から始原の神アルファの補助者機能としての表れだそうだ。

ああ頭が痛い、ああ疲れる!

2013.12.20 追記終了


今度は一体何次元霊の生まれ変わりだというのだろうか。

今度は11次元霊の人格化の生誕だろうか?

大川隆法氏が霊界の太陽の人格化ということ?ありえんでしょう。

「相当する」ていったいどういう意味よ。


ころころ教説を変えないで一度、決定版の不変の教説を自ら本に書いてくださいよ。

真理というものは厳しいものであったはずでしょう。(「悟りの原理」より)

それが妻が「自分は文殊菩薩の再誕である」と言ったことを

調査せずそのまま鵜呑みにして本に書いたという無責任さに呆れます。


以前、10次元意識の大日意識が9次元の5人の上位霊を統括するために

人格して現れたのだ聖アントニウスという話があった。(1988年ごろ)

大日意識と聖アントニウス

ところが20年以上も経った2010年に、

それは7次元霊の古代エジプトの神官アントニウスが紛れ込んで言ったもので正しくはない

ということを語っている有様だ。

宗教・神秘学研究 霊界の太陽と幸福の科学

しかも直接、大川隆法氏が語ったのではなく別の霊人の霊言により間接的に語られているという有様。

なんとも頼りない話だ。

全知全能で高級霊以上の認識を持っているという設定の人が

たかが7次元霊に惑わされているということではとても発言に信用が置けない。

また、キャラ設定、教義がころころ変わる。

今回、新キャラ設定の登場だが、いずれまたキャラ設定が変わるだろうなと、諦めと失望の感覚だ。

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