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本来、仏教は正式な僧侶となるために受戒を行うように、戒律は大切なものであった。

これは現在でも他国の仏教ではそうである。

日本では仏教伝来以来、鑑真和尚が来日するまで正式な受戒が行われなかった。

日本では自分で出家を宣言した私度僧の僧侶がが多かったり、

自分で自分に授戒する自誓授戒が行われるなど、

正式な授戒の重要性が長らく認識されていなかった。

正式に受戒を行うには出家して戒律を保持している正式な僧侶が10人必要なのである。

これがインドの仏教教団で決められていた規則なのである。

そのため、奈良時代に鑑真らに日本に来てもらい

正式な受戒を行うことになった(753年から)。

ところが最澄の死後、

比叡山延暦寺で大乗菩薩戒の戒壇の設立が822年に認められた。

認めたのは勿論、朝廷である。仏教界ではない。

カトリックのような国際的な仏教の機関というのはなかった。

日本では勝手に国の支配者が仏教のルールを歪めてしまった。

大乗菩薩戒というのは在家信者に対する戒律で

出家者が住持する具足戒に比べて大変ゆるく、規則は無きに等しいものだそうだ。

ちなみに中国では延暦寺の大乗菩薩戒を認めていず、正式の僧侶とはみなさなかった。

だから中世、中国に留学に行った比叡山で受戒した日本人の僧侶は

東大寺で正式な受戒したとの証明書を偽造して持っていたそうだ。

最澄の大乗戒壇設立によって天台宗は戒律が無きがごとくなり

日本の仏教界は右に倣えになった。

このことを主張していたのは故小室直樹博士だ。

これについて思い出すのはキリスト教だ。

キリスト教の元の宗教はユダヤ教は煩瑣な戒律がある。

これに対してイエス・キリストはこのうち

「主なるあなたの神を愛せ」「自分を愛するように隣人を愛しなさい」

の二つの戒律を残し他のものは必要ないというかこの二つに全てが含まれているとした。

大体、ユダヤ教、イスラム教、仏教、儒教など

戒律というのはどの宗教でも大変重要である。

しかし、このキリスト教と日本の仏教は戒律をほとんどないものと無し

自分で律するための規律を自分で定めるというようになした。

これは西洋と日本の特異性であり、この点で西洋のキリスト教国と日本は類似している

というのが故小室直樹博士の主張であった。

大川氏は小室直樹氏の書物はほとんど読んでいたそうだから

このことも知っていたかもしれない。

日本と西洋とは封建制の存在で似ていることは知られている。

中国では封建制がなく、地方の領主というのがなかった。

地方の支配者は中央の政界から送られてきた官吏であり

その地方とは縁がなかった人物である。

地方の知事は必要な税金さえ中央に送ればよく、それ以外が自分の懐に治められる。

そのため地方の知事を勤めれば大変な金銭が溜められたという。

もともとその地方にかかわりのあった人物であったわけではないのだから、

その地方のことを考えるのでなく賄賂など搾取することに勤めたという。

だから中国の人民は官吏など信用せず自分の身内、親族を頼りにしていったのだそうだ。

これは中国の制度を受け入れていた朝鮮半島やベトナムなどでもそうだ。

日本はこの封建制の点で他の東アジアの国と違う発展をとげていて

逆に西洋と似たような社会体制となっていった。

それにプラスして宗教の点でもこのように無戒律的な宗教というのでも似通っている。

日本の国教である神道などは全然戒律のない宗教であることは言うまでもない。


現在日本の大学で仏教を教えている先生には僧侶の資格を持っている方が多い。

海外から仏教を学びに留学に来ている人も居るのだが、

そうした留学生から尋ねられるのは次のような点だ。

僧侶なのに何故結婚していて子供も居るのだ。

僧侶なのにお酒を飲んだり、肉をたべていいのかと。

こうしたことを尋ねられて答えられなくて困るそうだ。


こうした問題、最澄による大乗戒壇の設立、天台本覚思想

そしてその後天台宗が日本では最大勢力となり

多くの優秀な僧侶が育ち新宗派を設立していった。

親鸞による肉食妻帯、明治維新後による「肉食妻帯勝手なるべし」との号令による

ほとんど(多分全ての宗派?)の宗派が肉食妻帯を許した。

これも仏教界ではなく支配者である明治政府の認可により行なっている。


この問題は日本の文化の傾向を考える上で大問題であると思うし

現在でも影響があると思うのだがあまり追求されないことですね。



ところで、幸福の科学ではかなり早い時期、

1990年頃に最澄は間違っており地獄に落ちていると語っていた。

法華一乗、大乗菩薩戒の誤りを説いていた。

このころ比叡山延暦寺で千日回峰を行なっていた酒井雄哉氏がテレビに出ていた。

そして幸福の科学と名指しでは言っていなかったが、

最澄が地獄に行ったとか、

同業者が仲間の悪口をいってはいけないとか語っていた。

だから天台宗側は初期の頃から幸福の科学のことを知っていたし

最澄に対する批判も知っていたようだ。


もし最澄が大乗戒壇を主張し、朝廷もこれを認めることがなければ

日本の文化はかなり違ったものになったのではないかと私は思うので興味深いことです。

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天台宗 延暦寺

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