教育を受けているうちに、ある時期がくると、
誰しも、羨望が無知であり、模擬が自殺であり、
よかれあしかれ自分自身をおのれの天命だと思わねばならず、
ひろい宇宙にはたとい福が満ち満ちていても、
わが身に与えられたつとめとしてぜひとも耕せねばならぬその狭い土地で、
みずから苦労して働かねければ、
おのれを養ってくれる穀物はただのひと粒たりとも手にはいらぬことを、
必ず確信するようになる。
おのれのうちに宿る力は新しい種類の力であって、
自分できるのはどういうことかが分かるのは自分をおいてほかになく、
その自分でさえ、実際にやってみるまでは分からないのだ。
」
『エマソン論文集 上』(岩波文庫)-「自己信頼」 P194
「
ねたみは無知であり、人まねは自殺行為であること、
良かれ悪しかれ、自己は受け入れなければならないこと、
世界は広く、善きものであふれているが、自分に与えられた土地を耕さないかぎり、
身を養ってくれる一粒のトウモロコシでさえ、自分のものにはならないことー
教育を受けているうちに、私たちはこうしたことを悟っていく。
私たちの中に宿る力は、まったく新しい種類のものであり、
それを使って何ができるかを知っているのは本人だけだが、
実際にやってみるまでは本人にさえ、それが何かはわからない。
」
『自己信頼』(海と月社)
「
There is a time in every man’s education
when he arrives at the conviction
that envy is ignorance;
that imitation is suicide;
that he must take himself for better, for worse, as his portion;
that though the wide universe is full of good,
no kernel of nourishing corn can come to him
but through his toil bestowed on that plot of ground which is given to him to till.
」