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レ・ミゼラブル(ユーゴー)岩波文庫 豊島与志雄訳
<柴又帝釈天の団子屋で団子を食べながら旬報社の若い社長から即座に「ウッソー」と言われた話>
去年のクリスマス・イブ
私は、昨年11月の東部労組の大会の場で、スーパーたじま支部のパート女性組合員小山内さんへのシャケ三切れが解雇理由という理不尽さに「<あー無常>レ・ミゼラブルの世界だ」と思わず発言した。妹の飢えた幼子たちのためにパン一個を盗り19年間獄中に繋がれたジャンバルジャンを重ねてしまったのだ。その後、若い組合員の何人から「レ・ミゼラブルって何ですか?」と聞かれた。正直大昔に一度岩波文庫版・豊島与志雄氏の<1917年訳>を読んだのだが、今ではその中身の記憶はまるで怪しい。大方内容は忘れている。久しぶりに読みたいと思い古本屋で岩波文庫版豊島与志雄訳を探したが中々4冊全部はなかった。
また、そのころ(今も)私の口癖は「今の日本は、まるで18世紀・19世紀の労使関係じゃないか」であった。
無限に続く日々の労働相談、「会社をやめたくてもやめさせてくれない」「罰金制度の会社」「月550時間残業のトラック運転手」「暴力職場」「パワハラ・セクハラ」「悪徳弁護士」「外国人労働者へのひどい扱い」「契約・派遣・パート労働者への差別」「ただ働き・残業代未払い」「長時間労働・過労死」等々書き切れない経営者・資本家どもの悪逆非道の数々・・・・・。
一体全体このどこに「自由社会」があるというのか。
法律は?労基署は?行政は?裁判所は?民主主義は?労働組合は?人権は?言論の自由は?政党は?自由は?平等は?・・・・・・・。
こんな気持ちでいた昨年12月のクリスマス・イブの夜、自宅集合住宅の新聞・雑誌捨て場にきちんとビニール紐で縛った6冊の文庫本が目に入った。6冊とも昔なつかしい大学生協の赤茶色カバーで包装されてあった。何気なく手に取って、それが今まさに探している岩波文庫版レ・ミゼラブル4冊丸々であると知った時の驚き(後2冊がリードの「世界をゆるがした10日間」の上下もびっくりしたが)。
これはもう私が頂いてきちんと読まないと罰があたる。年末から1月にかけて30年ぶりに読んだ。
柴又帝釈天の団子屋で団子を食べながら旬報社の若い社長にこの話をしたら、社長から即座に「ウッソー」と言われた。
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