労働相談・労働組合日記

労働相談、労働組合スタッフの個人日記

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煮えたぎる怒り

僕も大久保闘争の過程で2組から同じ苦しみを味わってきた。この記事を読んで歯を食いしばって闘いぬいた日々が昨日のように甦ります。

当該栗村新市さんや1組組合員の皆さんの気持ちはいかばかりか。怒りは煮えたぎります。

ナショナルセンターは異なっていますが、栗村新市さんを断乎支持します。
頑張って下さい。

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週刊金曜日」(10/13日号)より

ネスレで闊歩する「法令無視」−最高裁も断罪した労組攻撃
「ネスカフェ」で知られる世界最大の食品メーカー、ネスレが世界各地でトラブルを多発させている。中でも日本法人のネスレ日本は、労働組合を分裂させ、意のままにならない社員への不当解雇や人権侵害を繰り返し、裁判所の判決、労働委員会の命令も無視するという悪質さだ。華やかな広告の裏側で、法令違反を重ねて恥じない多国籍企業を信用できるのか。

ネスレ日本・霞ヶ浦工場(茨城県稲敷市)の元従業員、冨田真一さん( 四九歳) と栗村新市さん(五二歳)の二人は二〇〇一年春、ありもしない上司への暴力を理由に同社を懲戒解雇された。
地位確認などを求めて提訴した一審の水戸地裁龍ヶ崎支部では「暴行があったという会社側証言は信用できず、解雇は無効」とする判決が出されたが、二審の東京高裁では合理的な検証抜きに上司の証言が鵜呑みにされ、原告敗訴となった。以来、冨田さんたちは勤めていた大会社から「暴力社員」と罵られる屈辱と生活不安に家族ともども耐え、今年一〇月六日、上告審判決の日を迎えた。

暴力行為は言いがかり−画期的な逆転勝訴
この日、最高裁第二小法廷(古田佑紀裁判長)が言い渡した判決、は「処分は合理的な理由を欠き権利の乱用であり無効」と、二人の訴えをほぼ全面的に認め、東京高裁判決を破棄した。これにより「暴力行為の存在は疑わしい」と認定し、従業員の地位確認と未払い賃金の支払いを命じた一審判決が確定、冨田さんらの劇的な逆転勝訴となった。
最高裁判決は同時に、会社が事件発生から七年間も懲戒権を行使しなかった不自然さ、非合理性を批判しつつ「長期間経過してか、らの懲戒処分は権利乱用」と延べ、使用者が正当な理由なく懲戒権の行使を長期にわたって留保することは許されない、との画期的な判断を示した。判決は五裁判官の全員一致だった。弁護団によると「経営者が労使紛争で『警告書』を乱発するなど、労働者を威嚇する行為に大幅な制限を加える武器になる」という。
原告二人はネッスル日本労組(第一組合)の役員を務める組合活動家。謀略的な不当解雇は、第一組合を敵視するネスレ資本が、管理職の証言だけで七年以上も前の「暴力」事件をつくり上げ、刑事事件として不起訴になったにもかかわらず、一方的に懲戒解雇するという異常な事件であった。
だが、ネスレ日本ではこんな非常識が四半世紀にわたって常態化し、第一組合への差別が今も無数にまかり通っている。

四半世紀に及ぶ最悪の労働争議
ネスレ日本は八〇年代初頭、当時二〇〇〇人以上の組合員を擁し、賃金・権利闘争に底力を発揮したネッスル日本労組を嫌い、会社派による乗っ取りを画策、これに失敗すると八三年、御用組合(第二組合)を旗揚げさせた。組合の分裂以降、会社は、利益誘導や脅迫などありとあらゆる手段を使って第一組合員への脱退工作を仕掛ける一方、脱退を拒んだ労働者には職場八分や暴力、賃金・仕事差別などさまざまな人権侵害を繰り返し、第一組合を一〇〇人未満の少数派に追い込んだ。

会社側の手口はたとえば、転向しない社員には炎天下の草むしりや便所掃除を強要し、食事中に大勢で取り囲んで罵詈雑言を浴びせる、隔離部屋に収容する、見せしめの降格・配置転換を強行する、最低ランクの賃金水準に生涯据え置くなど、古めかしくも乱雑かつ攻撃的であるのが特色だ。多くは裁判になっていないだけで、第一組合員への陰湿な嫌がらせの事実は数え上げればきりがない。六〇年代ならいざ知らず、こんな前近代的な労務対策を採る大企業は、近年ではほかに例がない。

ネッスル日本労組は少数になりながらも、会社の不当労働行為や人権侵害と果敢にたたかい、これまで八〇件を超える組合勝利の判決や命令をかちとってきた。九五年には、最高裁もネスレの組合否認・団体交渉拒否などを不当労働行為と断罪する判決を言い渡した。
ネスレ日本が普通でないのは、こうした一連の判決や命令を意に介さず、この国の法律を守る姿勢をほとんど見せていないことだ。最近の事例では、冒頭の不当解雇事件にとどまらず、兵庫県の姫路工場で、介護の必要な家族がいる男性従業員二人(いずれも第一組合員)に遠隔地への配転が命令され、その妥当性が問われた訴訟がある。

この裁判では今年四月、大阪高裁が転勤命令の無効と賃金支払いを命じた一審判決を支持し、会社側の控訴を棄却した。判決は、妻や母親の介護が必要な二人には単身赴任が不可能であり、転勤すると病状悪化や家庭崩壊につながると認定したうえ「労働者に通常、甘受すべき程度を著しく越える不利益を与える場合、配転命令は無効になる」との判断を示した。一審に続く完敗にもかかわらず、ネスレ側は上告した。勝算を度外視した悪あがきとはいえ、そこには二人が所属する少数組合への憎悪しか見られない。勝訴を受け、二人が就労を求めて姫路工場に出勤すると、会社と第二組合は連日、五〇人近い従業員を動員して彼らを取り囲み、「帰れ、帰れ」と罵声を浴びせた。

支援者たちも身の危険を感じる殺気立った光景だったという。会社や御用組合に忠誠を示さなければ昇進試験を受けられず、昇進しなければ最低三万数千円〜最大一〇数万円の賃金格差がつくとはいえ、同じ職場の労働者たちが同僚をこんな形で攻撃するとは、にわかには信じ難いかもしれない。しかし、ネスレではこれが現実なのである。
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「ネスカフェ」の会社・2組の悪逆非道を徹底的に暴露・糾弾しよう!

果敢に闘い抜くネッスル日本労組を応援しよう!

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煮えたぎる怒り。同感。

2008/2/11(月) 午後 0:53 [ ナカムラ ]

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ネスレ労組の奮闘には、私も以前から気にしていました。御殿場に、ネッスルに買収された会社が得意先だったこともあり、当時交流(仕事関係で)のあった人達は・・・・・如何かなぁ。

2008/2/28(木) 午後 0:56 [ kei ]

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ネスレは労度環境がブラック

2016/7/16(土) 午前 0:07 [ ななし ]


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