労働相談・労働組合日記

労働相談、労働組合スタッフの個人日記

先輩たちのたたかい

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 昨日、亀戸で土井たか子さんのお話をまじかにお聞きする機会がありました。あと一カ月で80歳、今年で議員は引退なさるとのことですが、30分近くずっと立ち続け、平和を力説するそのリンとした声のよく通ること、感嘆しました。
 
 一昨日、作家犬養道子さんが<高井としを>について書いているとのコメントをいただきましたので、早速「婦人の友11月号」を買いました。婦人の友は、亡き母の愛読書だったことを思いだしました。
 犬養道子さんは87歳です。
 土井さんや犬養さんから見たら僕らはまだまだ鼻ったれ小僧でしょうか。
 
 犬養道子さんの随想は、とても印象深いので少しだけ紹介します。

婦人の友11月号 犬養道子随想 橋をわたる11

紡がれる富国より

女工の中に、高井としをという17歳の紡績工がいました。めったにない休日に「寄宿舎」を出て大日本友愛会という組織がバラまいたビラを見たとき、全国80万余の女工に対して「生きる道」「人間の道」が開かれたのですが、ビラの文章を書いたのは、吉野作蔵。ずっとのちに日本思想会の柱ともなるインテリ。「…人はだれでも、その人だけの個性を持っている・・・それを生かせ。生かすために団結せよ」。
(略)
 ともかく、としをは、やさしい文字で大きく書かれているビラを読んで、胸の底までゆさぶられ、親が急病とウソを言って工場(寄宿舎)をはなれ、衣服からぞうりまで売ってカネに替え(汽車賃には不足だったか)、東京に出てきた。亀戸のモスリン工場に自ら再び職工として入ると、今までとは全くちがう生き生きとして女工となって、以前には「見るもおそろしい」はずであった工場主や監督を驚かせる働きぶり。週一度の休日をあてがわれる身となり、休日は友人づくりと図書館通いに。
 そして。1921年(私の生まれた年)、東京モスリン工場での初めての女工ストライキ。その日、彼女は、人々の前で大演説をしたのです。要旨は全くあたり前のことがら。「一日八時間労働にして下さい。メザシくらいは食べさせて下さい」。危険な左派思想?とりしまりの対象?
 大拍手に続いたのは、三日目からの「女工の食事」改善。いなりずしや鮭が、内地白米を半分まぜた「くさくない」米のおかずとして出されはじめた(朝鮮系女工は区別された)。八時間労働は会社によって拒否はされたけれど。労働運動とか、男女合同しての労働組合とかのアイディアはまだなかったけれど、「友達をつくって、団結して」の吉野作蔵のことばは彼女の胸に刻まれて、やがて全国の労働組合形成にまでつながって行ったのです。
 岐阜県の炭焼工夫の娘として生まれ、小学校にも行っていない(識字教育は自分で)この女性、としをは、実は『女工哀史』の共同筆者。もひとりの筆者は、わずか三年の結婚生活ののち、自らも東洋紡績などで働いて、病む身となって死んで行った細井和喜蔵です。
(略)

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お母さんの愛読書だったんですか。私はたまに買って読んでます。この本の提案するていねいな暮しにあこがれてます。まともな暮しがなかなか出来ませんが。

2008/10/31(金) 午後 8:57 [ 花茨 ]


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