彼女の闘いがスタートした
ラーメン麺を作る工場で時給780円で「パート」と呼ばれた彼女は、実際は正社員と全く同じフルタイムで働かせられていた。
大きなローラーの定期掃除も彼女の任務だった。あの日、止めたはずのローラーが動きだし彼女の左手を巻き込んだ。その時、機械を止められる管理職がいなかった。機械をすぐに止めるストッパーもセンサーもない。ローラーは彼女の腕までもっていこうとする。ついに彼女は自らの力で指をひきちぎって、腕を、命を、守った。左手の親指、人差し指、中指を失った。
労災打ち切りの後、職場復帰を望む彼女に会社は不当にも退職勧奨をしてきた。
相談に乗る東部労組支部組合員と本部役員。彼女は東部労組支部に加入した。団体交渉が始まった。
不当な退職勧奨の撤回と、何よりまず労働災害に対する心からの謝罪を求める。そして損害賠償請求。
過労死弁護団の玉木弁護士に詳しく精査してもらったところ、本来、彼女に与えられるべき損害賠償、慰謝料、逸失利益等々は3千万円は下らないという。
交通事故などでは当然このように計算され、支払われているのだ。
会社はあわてて、退職勧奨は撤回。職場復帰も約束してきた。「謝罪」もしてきた。
しかし、損害賠償請求には、「労災保険金もおりた、また見舞金も34万円を支給したから解決済みだ」という。
玉木弁護士は、一般に交通事故でこれだけの障害を負わせられた場合、当然それ相応の損害賠償額が支払われるのに、なぜか労働災害の場合、労災保険金等の支給だけであきらめている労働者がほとんどだ。過労死同様会社の安全衛生管理責任をしっかり追及し、2度とこのような痛ましい労働災害を起こさせないためにも、しっかり損害賠償を支払わせるべきだと主張する。
11月19日、<とうぶ総行動>。はじめての社前抗議行動が行われた。
彼女の闘いがスタートした。
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ユニオンチューブで動画も拝見しました。感動しました。
2008/11/29(土) 午後 5:34 [ 友 ]
大変なケガをさせられた上、保障のための闘いもしなければならないとは!!怒りでいっぱいです。読んでいるだけでも、痛みを感じます。
2008/11/30(日) 午前 9:55 [ 花茨 ]