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メールマガジン ////////////////////////////////////////////////////////////////// // // かわら版・ジャパンユニオン 2010/6/1 第246号 // ////////////////////////////////////////////////////////////////// <今号のきめゼリフ>---------------------------------------------- −「社会的ネグレクト」− 児童養護施設で働く「臨床心理士ユニオン」の組合員から聞いた言葉。 とても人なつっこい子が、別れの場面では実にあっさりしている。乳幼児期に親から虐待の一種であるネグレクト(育児放棄)を受けた子どもに見られる傾向だという。 オギャーと泣いても放っておかれる。信頼すべき親から愛情やサポートを得られなかった子は、はなから他人という存在に期待しない。希望を抱かない。どうせ自分は見捨てられるのだから。人間関係における無力さ。虐待への適応。子どもなりの生きる術として作りあげた防衛機構である。 何となく理解できるが、組合員の話はここで終わらない。現在の若者の置かれた環境にどこか似ているというのだ。 いつ路頭に迷うか分からない不安定な雇用。生存するには厳しい低い賃金。内定取り消しに新卒切り。過労死するほどの長時間労働と過重なノルマ。不当な差別とハラスメント。抜け穴だらけの社会保障。なのに世間からは「頑張らないお前が悪い」と指弾される。すべてが自己責任で片づけられる。だれに相談することもなく、絶望だけを自分の中にため込んでいく。 社会から見放された、いわば「社会的ネグレクト」なのだ、と。 養護施設の話に戻る。虐待を受けた子どもが、人間へのまっとうな信頼関係を取り戻すことがある。その転換をもたらすのは、自分が受けてきた扱いが間違っているという気づきと回りで見守り支える人たちの存在である。 劣悪な待遇や無権利にも声を押し殺して、じっと耐えている若者たち。 彼ら彼女らが無力感やあきらめを振り払い、社会に怒りを堂々と表明する。そんな反転決起を実現するヒントが隠されているのかもしれない。 <こんな時どうする>---------------------------------------------- 労働相談センター・メール相談より 「有給休暇と残業代」 <質問> 私の職場では、有給休暇を取得して休みを取り、同じ月に残業をすると残業代と有給休暇分の給料が相殺されてしまいます。 パートの時給800円で8時間勤務し、2時間の残業をした日が4日あったとします。残業代は合計8時間分つくはずですが、同じ月に1日の有給休暇をとって休むと、チャラになってしまうのです。 パート仲間でも忙しい時期に残業しても残業代がつかないのは納得いかないという話になっています。 この会社側の対応に問題はないのでしょうか? もし、ある場合はどのように対処すればいいのでしょうか? <回答> メール拝見しました。 有給休暇と残業代を相殺することは労基法では許されていません。完全な違法行為となり、処罰の対象です。 有給休暇と残業時間は全く性格の異なるものです。相殺などできません。 また、残業時間には25%の割増が支給されますので、有給休暇では全く足りません。 残業手当は1日8時間、週40時間を超えた労働時間に対しては、全額支払わなくてはなりません。時効は過去2年間分ですので、きちんと記録を付けて全額取り戻して下さい。 今後についてですが、 一番望ましい方法としては、社員が結束して労働組合を立ち上げるか地域の一人でも入れるユニオンなどの労働組合に加入して会社の違法行為を是正させていくことなどが考えられます。 また、労働基準監督署への申告も可能です。 NPO法人労働相談センター <ほっかほか・ほーこく>------------------------------------------ =<「新卒切り」に気をつけて>朝日新聞記事で紹介= 4月の入社時期を迎えた以降、NPO法人労働相談センターに、新入社員や内定者への不当な解雇・退職強要・いじめなどの労働相談が増えてきています。 5月24日朝日新聞朝刊でも<「新卒切り」に気をつけて>の記事で、主な相談窓口としてNPO法人労働相談センターが紹介され、記事の中でも「NPO法人『労働相談センター』(東京都葛飾区)には4月以降、『この業界に向いていない』『協調性がない』などの理由で解雇通知や退職勧奨を受けた新入社員からの相談が10件以上あった。相談員の須田光照さんによると、景気が回復せず採用計画の見込みが外れたという企業もあれば、とりあえず多めに採用し、後から適当に切っていくつもりだったとしか思えない企業もあるという。『(即戦力にならず)目算が狂ったと簡単に切り捨てる企業が増えている。人材を育てる意識が薄い』と指摘する。」と記載されました。 「労働相談センター・スタッフ日記」に詳細を掲載しています。 http://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/fbff8d4bc35ecb7cf9caf8d431baddc0 |
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