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私は、このかんの石川迪夫の今の政府や東電への非難を繰り返している様について、福島原発事故の被災者や漁民・農民・住民や、原発事故を目の当たりにした全国民衆の、今にも八つ裂きにされるのではないかという天にも届く怒りで、自らの悪逆非道を裁かれると死ぬほど恐怖した石川迪夫が震え上がり、民衆のその怒りの的からなんとか自分だけは外して欲しいという必死なアガキをしているに過ぎないと見ている。 ところが、なんということか。 本日2011年6月6日のしんぶん赤旗を見て心底びっくりした。原発推進派のボスの中のボスと呼びたい人物石川迪夫のインタビュー囲み記事を大きく掲載しているではないか。この人物こそが原発をこの数十年間、最も安全神話を先頭で振りまいてきた権力者のひとり、張本人その人ではないか。ユーチューブには、23年前の朝まで生テレビがしっかり残っている。御用学者を総動員して高木仁三郎さんや小出さんや広瀬さんを馬鹿にし、罵倒し、必死に原発反対を訴える住民・漁民・市民をあざ笑い、勝ち誇ってきたのはこの人物たちではないか。今、彼を擁護してどうしようというのか。 何故しんぶん赤旗なのか。何故共産党なのか。よりによって石川迪夫なのか、まったく理解に苦しむ。 敵はできるだけ少数にしたい、そのためには今まで向こう側にいたこういう人物の反政府批判は多くの中間派をすら掴める多数派への道だと判断したのだろうか。だとしたら、しんぶん赤旗や共産党はとんでもない間違いを犯している。反原発で頑張っていた、本当にまじめな人々から蛇蝎のように忌み嫌われている、またかつて朝生等をみた多くの民衆から心の底から軽蔑されているこのような品性下劣な人物を担ぎだすことが、どれほど心ある多くの人々からの反発やひんしゅくを招くか想像しなかったのであろうか。 それとも原発事故の全面解決の実現には、「科学的」に今の石川の主張こそが正しいとしんぶん赤旗と共産党が判断したのだろうか。だとしたら、しんぶん赤旗や共産党は、他の多くのまじめな学者の意見の裏付け取材をしたのだろうか。石川の意見は本当に正しい意見なのか。 もうひとつある。 彼が、この記事でも述べているし他でもしきりにしゃべっていて、とても気になる発言に「放射線に対処する緊急時のルール」を作れという主張だ。<軍>発言といい、彼の願望・思想の底にあるのは<特攻隊>ではないのか。今までのルールなど守っていてなどいられない。「放射線作業で人を殺さない」程度の<被爆>を覚悟でやらせろ。「放射線に対処する緊急時のルール」とはそういうことではないか。そうとしか考えられない。おそろしい、しかし、彼の本性ならやりかねないと思う。警戒しよう。 当然のことだが、インタビュー記事全体を隅々まで読んでも、石川自身の今までの姿勢への自己批判など一行もない。福島の故郷を追われた人々に対する一言の謝罪もない。それもそのはずである。彼は「私はいまもなお原子力発電を続けるべきだという立場です」とぬけぬけと述べているのだ。何故こんな人物をインタビューしてわざわざ囲み記事で大きく紹介したのだろうか。 ようやく反・脱原発デモの取材記事や写真を載せるようになってきたしんぶん赤旗や共産党の姿勢に変化が出てきたと歓迎してきた矢先にこの記事である。失望した。 |
たたかい
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