労働相談・労働組合日記

労働相談、労働組合スタッフの個人日記

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写真 札幌地域労組のストライキ。4月22日特別養護老人ホーム社会福祉法人大友恵愛園(札幌)機関紙「キックオフ」115号から転載

派遣法改正に反対してきたUIゼンセン同盟と民主党の「派遣制度の改善を推進する議員連盟」に注意をしよう!

今回の来る総選挙では「派遣制度に賛成か反対か」を国会議員を選ぶ基準の一つとしましょう。
新聞報道によると民主党はようやく「登録型派遣禁止に舵をきった」とのことですが、登録型派遣禁止に反対し派遣制度を擁護するUIゼンセン同盟と民主党の派遣制度の改善を推進する議員連盟(派遣議連)の抵抗や巻き返しには最大限の注意を払う必要があります。
私のこのブログでも取り上げました。
http://blogs.yahoo.co.jp/cyoosan1218/45406702.html

【民主党内、「派遣制度の改善を推進する議員連盟」役員一覧】
会長 川端 達夫 衆議員(民主党副代表)
幹事長  三井 辨雄 衆議員
事務局長  近藤 洋介 衆議員
事務局次長
徳永 久志 参議員
鷲尾 英一郎 衆議員
副幹事長
松原 仁 衆議員
加藤 公一 衆議員
池口 修次 参議員
参与 樋高 剛(UIゼンセン同盟人材サービスゼネラルユニオン(JSGU)政治顧問)

札幌地域労組機関紙2009年5月10日発行「キックオフ」115号の民主党の派遣制度の改善を推進する議員連盟(派遣議連)を糾弾する記事です。転載して紹介します。

派遣法の改正に反対とは?  
    民主・派遣議連   
 この間進んだ労働法制の規制緩和、なかでも九九年の派遣法の全面自由化は、経営者による「人間の使い捨て」を許し、貧困と格差を一気に拡大させました。
 そのような中で、民主党の派遣制度の改善を推進する議員連盟(派遣議連)は、「国際競争力をつけるためにも派遣制度の活用が重要」とか「日雇い派遣の禁止は雇用機会を奪う」などとして派遣法の規制強化に反対しています。
 彼らの主張は、自民党の桝添厚労大臣でさえも、「国際競争で勝ち抜くために、 派遣労働や低賃金にしわ寄せが行くのは、豊かな社会とは言えない」「直雇用の原則にもどすべき」 と派遣法の規制強化を言い出すなかで危機感を募らせた派遣ビジネス経営者らの利益を代弁している ことは誰の目にも明らかです。
 民主・派遣議連の会長はK衆議(滋賀一区)、幹事長はM衆議(北海道2区)です。 K氏は民主党の副代表、M氏は第二次小沢ネクストキャビネットの厚生労働大臣であり民主党の労働政策の要です。
 民主・派遣議連の主張は、日雇い派遣や登録型派遣の禁止などを内容とする連合方針にも反するものです。
 派遣議連の幹部の再選を目指し、労働界がその選挙運動を担うことは、即ち労働組合自らが派遣法の規制に反対する、 ということに他なりません。
 これは「経営者へのチェック機能を果たし、社会正義を追及する」という連合行動指針に反しています。
 私たちは、労働条件の維持向上のために労働運動をしているのであり、特定政党に奉仕するために結集しているのではありません。
 足元の矛盾や不正義に目をつぶる労組幹部が推し進める選挙運動には、違和感を感じざるを得ません。 建設会社の従業員が業務命令で特定候補の後援会活動を担わされるのと同じものを感じます。
 きたる衆院選で、その候補が労働者派遣法に対してどのような態度を取るのかは、有権者、 とりわけ労働組合の組合員にとって最重要課題です。
 地域労組は、今後札幌周辺の選挙区の各候補に派遣法改正に向けた政治姿勢を問い質していくつもりです。

ゼンセン同盟の組合員から SOS
 大阪に本社があるN社には、昨年六月に結成されたUIゼンセン同盟加盟の組合があります。札幌支店に勤務するSさんは、組合の結成当初からの中央執行委員として名を連ねていました。今年二月会社は、病弱な母親と二人暮らしで転勤には応じられないSさんに、名古屋に行けと転勤命令を出しました。
 こういう場合、札幌地域労組であれば、本人が了解できる場合は別として「人事権乱用の疑いあり」として直ちに団交要求します(これは二〜三名の少数組合でも当然、可能です)。
 異動・転勤は労働条件に係わる事項ですから団交を拒むことはできません。さらにSさんのような組合役員の人事異動は労使同意が原則です。
 これは、結成直後の組合をサポートする上部団体としては、「イロハのイ」です。
 Sさんが窮状を訴えても、結局UIゼンセン同盟は会社のSさんへの弾圧を見過ごしにするばかりでした。
 札幌地域労組はSさんが転勤命令の無効を求めて仮処分裁判を起こすことをサポートし、このたび、めでたく勝利和解で解決することができました。

札幌地域労組機関紙「キックオフ」115号
http://www.infosnow.ne.jp/~sgu/sgu-kickoff/kickoff115.htm
札幌地域労組高齢者施設部会 ニュース 
http://www.infosnow.ne.jp/~sgu/KOUREISYA-BUKAI.htm
札幌地域労組のホームページ
http://www.infosnow.ne.jp/~sgu/index.htm

「名ばかり労組」

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『「労労対決うんぬんという机上の一般論でなく、まずゼンセン同盟が何をしているのかという事実を知ってほしい。その中で、「労働組合であればどんな労働組合でも、ないよりあったほうがよいと言えるのか」ということをともに考えたい。』第3章 「名ばかり労働組合」って何?

ブックレット『「名ばかり店長」「名ばかり労組」じゃたまらない
発行「過労死をなくそう!龍基金」同時代社刊
税込み500円(全国有名書店で発売中)。

3章の「名ばかり労働組合」では、真正面から名指しでUIゼンセン同盟を取り上げています。残業が月180時間という過労死を産み出す職場におけるUIゼンセン同盟すかいらーく労組、紳士服コナカにおける第2組合として登場したUIゼンセン同盟コナカユニオンが「名ばかり店長」について一切闘わず東部労組コナカ支部組合員の解雇を要求、コムスンにおいて2組UIゼンセン同盟と一体となったコムスン資本の全国一般コムスン労組攻撃の悪逆非道の数々、札幌地域労組ノテ福祉会支部の2組UIゼンセン同盟オール・ノテ・ユニオン。ここではなんと北海道地方労働委員会から、使用者の不当労働行為に支えられてのUIゼンセン同盟の2組作りだと正式に認定された経緯。
これら事例の中身と経緯をそれぞれ具体的、詳細に紹介しています。

ぜひお読みください。
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ブックレットの主な内容。
序章  「名ばかり店長」と「名ばかり労組」-----須田光輝
第1章 夫は龍のように生きたかった 「龍基金」はどうしてできたか
                 -----すかいらーく過労死遺族 中島春香
第2章 死なないで、店長! 道は拓ける
    JOMO系GSと<すかいらーく>で起きた過労死・被災事件-----須田光輝
    夫はくも膜下出血、一命をとりとめたが(JOMO系GS)-----橋美智代
    <すかいらーく>は息子に謝罪を------すかいらーく過労死遺族 前沢笑美子
    私は「名ばかり管理職」−−現役店長(マクドナルド)の陳述書------高野廣志
第3章 「名ばかり労働組合」って何?
    「強い店長」求める企業内労組の罪------須田光輝
    どんな労働組合でも、いいわけではない------石川源嗣
    「名ばかり労組」にならないために------五十嵐仁
第4章 過労死ノー! 生きさせろ 対談 雨宮処凛×佐高信
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全国一般東京東部労組(〒125−0062東京都葛飾区青戸3−33−3野々村ビル1階、電話03−3604−5983、FAX03−3690−1154、メールtoburoso@ka2.so-net.ne.jp)でも送料別で注文を受けつけています。
8月15日号メルマガ「かわら版・ジャパンユニオン」 
 

<今号のきめゼリフ>----------------------------------------------
 −「名ばかり労働組合」−

 私たちのもとには多くの労働相談が寄せられます。長時間労働、賃金不払い、解雇など内容は様々です。それらの労働問題の根本的解決には集団的な労使関係が必要なので、労働組合の結成や加入をすすめています。

「いや、労働組合はすでにあるんです」という相談者が最近、目立ちます。いずれも名の通った大企業です。「でも、労働組合じゃないんです」とその人の話は続きます。

 労働組合法の第2条には「この法律で『労働組合』とは、労働者が主体となって自主的に労働条件の維持改善その他経済的地位の向上を図ることを主たる目的として組織する団体又は連合団体をいう」と定めています。

 上記の目的で活動しているはずの労働組合があるのに、なぜその職場で理不尽な首切りやサービス残業がまかり通るのでしょうか。理由を聞くと「組合は経営者と癒着しているから従業員の切実な要求や行動はしない」という答えがだいたい返ってきます。

 ファミレス店長が過労死しているのに逆に「強い店長になれ」とハッパをかける企業内労組の委員長。「名ばかり管理職」を先頭でたたかっているコナカ組合の足を引っ張る第2組合。旅行添乗員が強いられている長時間のただ働きの温床である「偽装みなし労働」を業界団体といっしょに政府に要求する労働組合・・・。私たちが現在直面しているだけでも本来の労働組合の姿とかけ離れた事例がたくさんあります。

 「名ばかり労働組合」。こんな言葉が世間で流行るのも近そうです。労働組合とは何のため、誰のためにあるのか。非人間的な労働状況が横行している今だからこそ考えなければなりません。

怒り・階級的憎しみ

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          ********  イラク戦争に反対する(2007年)  ********

怒り・階級的憎しみ

私が労働運動にはじめて触れた70年代、労組の先輩たちから良く言われたのが「階級的憎しみ」という言葉です。もともと右の頬を叩かれたら、左の頬を出せと教わってきた私にとって「憎む」という概念は否定的なものでした。
ところが、職場の仲間と団結した闘いを始めて、この「階級的憎しみ」という言葉が個人を憎むという意味ではなく、本来労働者階級全体が共有している本質のような、魂(たましい)のような大切な言葉だということが理解できるようになってきました。

搾取を、抑圧を、横暴を、暴力性を、悪逆非道を、本気で真剣に怒ること。
仲間が虐げられている時、一緒になって本気で怒ること。
労基法違反に本気で怒ること。
過労死までこき使う、15時間16時間の超長時間労働を「みなし労働」として強行し続ける、「名ばかり店長」に残業代を支払わない・・・・等々に本気で怒ること。
会社の卑劣な労働組合つぶし攻撃に本気で怒ること。
平然と紙切れ一枚で解雇してくる彼らの残酷な本性に本気で怒ること。
経営側に付き金儲けを続ける品性下劣な弁護士や社労士に本気で怒ること。
腐敗堕落している職制やダラ幹どもに本気で怒ること。
戦争で民衆が殺され続けることに本気で怒ること。
等々です。
本気で怒れる仲間は闘いが苦しくても最後まで頑張ります。

そして労働者が本気で怒るには想像力が、勉強が、友情と、なにより勝てる団結体が必要です。だから本気で怒ったら、それは職場や地域の仲間との団結のための地味な努力や労働組合結成と闘いへと続きます。

アメやムチで<怒らせない>ことが権力者の政策です。「階級的憎しみ」という言葉も聞かれなくなりました。権力者の政策が表向き成功しているのでしょうか。

しかし、搾取と抑圧が在る限り労働者・民衆の怒りは必ず爆発します。
「階級的憎しみ」の復権も近い予感もします!

私も、今後とも、大胆に、真剣に、堂々と怒っていきたいと思います。

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          荒川木根川橋(08.1.24)   

良い労働組合と悪い労働組合

今日本には、良い労働組合と悪い労働組合の二つの種類の労働組合がある。しかも良い労働組合もいつまでも良いわけでなく間違えると悪くなったりもするからやっかいだ。

悪い労働組合は、俗に「御用組合」と呼ばれている。経営側の「御用」をその本質としているから、労働組合の本来の目的である「労働者のため」ではなく、経営側のために労働者の不満を押さえ込む役割を果たしている。第二総務・労務とか呼ばれるゆえんである。大体が自社だけの正社員だけで組織され、契約・アルバイト社員や派遣労働者は加入もさせない。
自分の職場の障害者差別やセクハラ・パワハラ・長時間労働などの労基法違反にも全く反対もしようとしないばかりか関心もない。また、世間の同じ労働者がリストラに遭い闘っていても知らんふりだ。隣の会社の労働争議ですら連帯して闘おうともしない。会社の方針を職場で忠実に実行させることだけが組合役員の役割である。成果主義、ノルマ達成・・・。会社への不満分子や批判的労働者を会社から放逐することも彼らの役割となる。
当然、地域の労働相談や労働組合結成の援助などの未組織の組織化などやったこともない。
ダラ幹には会社役員との定期的「ゴルフ」や「飲食」の場が設けられ、海外慰安旅行などもある。

彼らの共通スローガンは「労使協調」である。本当の労使協調であれば問題はないが、彼らの「労使協調」の内実は労働者側だけからの協調つまり「労働者服従」でしかない。

かれらのもう一つの最大の特徴としては、「労働者の立ち上がりに反対する」を挙げることができる。
労働者の会社への不満の声が高まる時、時には、彼らは「俺に任せろ」と言い、「代行主義」で「解決」する時もあるが、それは労働者の為にではなく、ただただ大衆決起を死ぬほど恐れ大衆闘争を避けるために経営者と「ボス交渉」をして一定のお土産を見せているだけである。

同じ職場の労働者が過労死するまで労働させられていても、全組合員に呼びかけて闘いに立ち上がらせて経営側に反省を求めようとは絶対にしない。
彼らの持つ労働者自身の大衆闘争への怯えは、経営者かあるいはそれ以上のものがある。労働者の立ち上がりはそのまま自分への非難と直結していることを知っているからだろうか。

彼らには、労働者が立ち上がること、決起することを理解できない。
自分がいやしいから、全ての労働者もいやしいと信じている。
自分がゼニカネを基準としているから全ての労働者もゼニカネだけだと信じている。
なにより自分が臆病だから、全ての労働者も臆病だと心から思いこんでいる。

だから、ひとりの仲間を助けるために労働者が連帯して立ち上がることや、ゼニカネではなく人間としてどうしてもガマンできなくて立ち上がる労働者を想像すらできない。
会社に逆らう時、労働者であれば誰もが持つ怖さ。しかし、その怖さを跳ね返す勇気を持つ労働者。お互いを励ましあう労働者。こういう労働者の「団結」の存在を彼らには理解できない。
彼らは街の他の労働組合の抗議行動などを見ると「一人幾ら金を払ってるんだろう」と計算する。「動員費」と言うイヤナ言葉を平気で使用する。

彼らは、会社が表向き禁止されている不当労働行為を会社の代わりにやってくる。闘う良心的な労働組合やユニオンへの誹謗中傷や組合切りくずしは今や彼らの役割になっている場合も少なくない。
第2組合作りである。

お互い注意・喚起したい。

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