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<あらすじ>
1943年11月。横山勇中将率いる日本陸軍第11軍は、中国北部の常徳を攻撃。3万人を誇る日本軍に対し、中華民国軍は総数8000人と劣っていたが、蒋介石直々の防衛命令もあり、決死の防衛戦を展開。日本軍に大打撃を与えていく…

中国「本土の」戦争映画でありながら、主人公は「台湾」国民党軍であり、主演は香港のスター、ヒロインは台湾のスターという、かなり特殊な抗日戦争映画です。この時期は台湾と中国本土との協調傾向もあり、両国の政治関係を反映して製作されたのかなとも考えられます。台湾の政権が変わった現在では作れない映画かもしれません。

この常徳での戦闘は、「中国版スターリングラード戦」と認識されているらしく、そこら辺の抗日映画とは比較にならない力が入れられており、90分の上映時間を中だるみなしで一気に突っ走ります。史実でも中国側は戦死者多数の抵抗をしましたが、そもそも日本側の作戦意図は常徳の恒久的な占領ではなく、一時的な攻撃によって中国側を弱体化させるという程度のものだったようで、「スターリングラード」は言い過ぎな気が(笑)。

例によって少ない人数で多大な敵に立ち向かう『アラモ』スタイルのお話で、押し寄せる日本軍を防御陣地から99式や小銃で撃ちまくる戦いがひたすら展開します。プライベートライアン系の演出で、迫力はハリウッドに引けを取りませんが、同じような戦闘シーンが形を変えて何度か繰り返されるので、単調さは拭えません。また戦車や装甲車は一切出てこない(それなりに出来のいいCGのゼロ戦は出てきます)ので、そっち系のファンは物足りないかも。

抗日映画はめちゃくちゃな日本兵が出てくることが常態化していますが、世界市場を視野に作られた本作では横山中将と副司令官、決死隊の隊長に関しては日本人をキャスティングしており、演技はイマイチですが日本語などの違和感はありません。日本は基本的には「悪」でありながら、総司令官は武士道を重んじる人間として描かれていたりと、完全な悪魔とは描かれていません。本土の抗日映画では珍しいことです。

戦闘シーンがメインの映画ですが、要所要所で攻撃側の日本軍の司令官が苦悩する様子が出てきたり、ヒロインが後方の治療所で頑張ったり、ヒロインがフィアンセといちゃついたりと、娯楽性は満点です。しかもそれらを90分に押し込んでいるので、無駄がありません、むしろ早すぎて印象に残りにくいくらい。リアル系戦争映画でありながら、娯楽アクション映画としても楽しめる(?)、が記憶に残らない(笑)良作と言えるでしょう。

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防衛軍の司令官を演じる香港のスター呂良偉。

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ヒロインは台湾のアン・アン(安以軒)、結構かわいいです。

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地元民ながら、防衛隊に志願するお兄ちゃん。狙撃の腕が半端ないです。

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いかにも悪そうな副官(写真右)。武士道を重んじようと毒ガスの使用を拒む横山司令官に、毒ガスの使用を強要します。

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戦闘後のすさまじい死者。戦争の悲惨さを感じさせる(?)演出です。

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ヒロインのお姉さんが美人〜♪
多少はまともな抗日映画な感じですね(^^)

2016/8/15(月) 午後 0:36 [ Mighty O ]

私もヒロインのおねーさんに1票!酷い目にあったりするなら更に1票(悪趣味)。日本軍はまともなんですね。スペイン軍のヘルメットかぶってハラキリする方がいいのに(笑)。

2016/8/16(火) 午前 8:33 [ まなぶん ]

> Mighty Oさん
美人ですね!まさにそんな感じの映画です

> まなぶんさん
残念ながら比較的マトモな故に酷い目に遭いません(爆)ハラキリもありません、残念!笑

2016/8/16(火) 午後 3:47 [ last panzer ]

と言うことは36hours of hellの勝ちですね。

2016/8/16(火) 午後 7:16 [ まなぶん ]


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