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哲学日記
泥沼から脱出するまで一気につき進め。休息は泥沼を抜けてからとるものだ。

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 何度も同じことを言って、くどいのは重々承知ですが、この映画はほんとに名作なので、昔観た人もよかったら再鑑賞してみてください。特に最後の数分を。

以下、くどいですが過去記事再録です。


母べえ(予告)


 この映画は全体ちょっと辛気臭い。しかしラストシーンが類まれで素晴しい。


「あの世に行けば父べえにもみんなにも会えるね」とお定まりの慰めをいうまわりの善人たちに、主人公(吉永小百合)が最期にこの人類常在の共同幻想をきっぱり拒絶する。
「死んでからじゃなく、生きている父べえに会いたい」
このラストメッセージの真の意味を、残念ながら、多くの人が理解しないし理解したいともおもわないだろう。

 殺す者・殺される者が同じ幻想を共有している限り、
イジメと戦争は人類絶滅まで切りなくくりかえされる他はない。


 現代人は「人は死んだらそれでお終い。死後の世界なんて無い。そんなの常識。誰でも知ってる」と言いながら、自分で直視しないようにしている本心では「他人はみな死ぬが、自分は死んだ後も生き続ける」と原始人のように盲信している。
そして、この盲信こそが、世界中で人と人が切りなく虐め合い憎み合い殺し合う真の原因だと、おれはおもっています。
[補完記事]➡先天的幻想

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