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哲学日記
泥沼から脱出するまで一気につき進め。休息は泥沼を抜けてからとるものだ。

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 仏教の目的は滅苦です。

滅苦のためには、四聖諦を完璧に知る必要がある。

四聖諦を完璧に知るためには、深い禅定を得る必要がある。

深い禅定を得るためには、釈尊お勧めのアーナーパーナサティ(入息出息気づき)瞑想がもっとも良いとおもいます。




「出入息念経」(アーナーパーナッサティスッタ,中部118経)は、呼吸の観察だけで自動的に悟りまで達する可能性を持つゆえに、釈尊イチオシの教えです。



 この真理中の真理、真理の王を自力で完璧に発見したのは古今東西釈尊唯一人。釈尊以外の教えは不完全です。他のすべての者は釈尊の教えを伝え知ることで、この偉大な真理の『存在に』初めて気づく。


100億円の宝くじに当選して100歳まで長生きするよりも、この教えを1回聴くほうが得だ、とおれはおもいます。
1回でも聴いておけば、その人はいつかは実践し、いつかは成就する可能性をもつから。






 これに関して、ティク・ナット・ハン師が次のように法を説いています。

あなたは平和、幸福、成功をゲットしたいですか?
あなたは平和、幸福、成功がどこにあるか知ってますか?
Here Now.comが平和、幸福、成功のアドレスです。全部ここに居ます。
あなたはHere Now.comに行けば必ず平和、幸福、成功をゲットできます。

ティク・ナット・ハン師の名法話を聴きましょう。
「Here Now.comは平和、幸福、成功のアドレス」


ティク・ナット・ハン、リトリート'03年/ 1日目(5/11)Thich Nhat Hanh

復習。
Here Nowはどこにあるか。
あなたの吸う息がHere Nowです。
あなたの吐く息がHere Nowです。
だから、あなたは自分の呼吸にたどり着くだけでいい。

ピクニックは、目的地に行く道中も楽しい、テント張りも楽しいでしょう、労役だと感じないでしょう。同じように平和、幸福、成功にたどり着く道中の「今ここ」のサティも楽しく行えるのですとティク・ナット・ハン師は教えてくれる。
これは、出入息念経で今もはっきりと確認できる釈尊の獅子吼に導く、至適の教えです。

※ティク・ナット・ハン師は、この世界が、到達した人にどう見えるかをおもに説いています。
また、師は呼吸へのサティをどちらかというとヴィパッサナー瞑想の一部として説いています。しかし、呼吸瞑想に導く至適の教えとして聴くこともできるとおもいます。




 現存最古の仏典「八つの詩句」(スッタニパータ4章)「彼岸に至る道」(同5章)に繰り返し出てくるキーワードは「気をつけて」。
これはサティのことだとおもいます。
釈尊はここで
世の中におけるあらゆる煩悩の流れをせき止めるものは、気をつけることである。
と教えている。
これはヴィパッサナー実践だとおもいます。


※サティ
「瞬間の現在(今・ここ)」に気づいていること。
※ヴィパッサナー実践
「瞬間の現在」に気づき続けること。



 今・ここHere Now)に気づく一番良いやり方は、今あなたの吸う息に気づくことです。今吐く息に気づくことです。



(過去記事統合編集増補再録)

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