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哲学日記
泥沼から脱出するまで一気につき進め。休息は泥沼を抜けてからとるものだ。

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ずいぶん昔に観て、強く印象に残っていた『ガス人間第1号』(1960)に、ネットで再会した。

当時たて続けに作られたという『美女と液体人間』(1958) 『電送人間』(1960)も今回観たが、この『ガス人間第1号』が秀逸の出来だとおもう。


Kunio Miyauchi – THE HUMAN VAPOR / 宮内國郎: 「ガス人間第1号」 (1960) OST←注意:これは静止画をつなげた映画紹介です。

 この映画の特異なところはヒロイン役八千草薫の、凛としてそれでいて妖しくもある美人ぶりのもの凄さだ。それが、この映画を単なる特撮映画に終わらない名作にしていると思う。
おれは上村松園のファンなんで
http://www1.megaegg.ne.jp/~summy/gallery/jonomai.jpg
http://blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_6b9/sanesasi/7832559.jpg
http://www.meito.hayatele.co.jp/exhibition/2008/images/0809hana.jpg
などのイメージと乱れ重なり合って、このヒロインを忘れることができない。
(画像は「上村松園の作品ギャラリー」より)

映画の始まり数分で知らない間に引き込まれて、最後まで一気に観てしまう、という名作の特徴もきっちり備えている。

特撮は、CGのない時代に天才円谷の創意工夫で、過不足ない見事な効果を出して映画を成功に導いている。
CG全盛となった最近の特撮は、観客を物語から引き離してしまうほど出しゃばって自己主張して作品のバランスを崩しているものが多い。
映画における特撮の模範的役割を正確に示している点でも、この映画は特筆されるべきものだとおもう。

https://philosophy.blogmura.com/img/philosophy88_31.gif
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(過去記事増補編集再録)

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