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この種の番組でもっとも問題なのは、東京の公共事業、なかでも東京都の公共事業は決して取り上げないということである。
テレビ朝日では報道ステーションが島根県と茨城県、スーパーモーニングが大阪府を取り上げている。
そして、8月29日のワイドスクランブルで再び大阪の公共事業がターゲットになった。
東京の放送局である以上、まずは東京の無駄な公共事業を取り上げるのが当然だと思うのだが、キー局にはそういう常識は通用しないらしい。
東京には無駄な公共事業は存在しないのだろうか。
そんなことはない。
参考までに累損100億円以上の第三セクターを
日経記事から引用する。
http://www.eonet.ne.jp/~0035/3sec.html
また第三セクターではないが東京都港湾局の事業でも
以下のような事実がある。
【臨海副都心会計】
東京都港湾局の事業。
上の表の臨海関連3セクの親会社的存在。
債務超過や累積損失、債務免除、都税負担はそれぞれ数千億から1兆5000億を超える規模になる。
http://www.d1.dion.ne.jp/~ymae/rinkaikaikeihatan.htm
これは、おそらく全国の自治体の事業としては最大の破綻事業である。
しかも既に、貸し手責任を求める(債権放棄を要求する)こともなく
こっそりと別の事業と統合するという形で、全額を都税負担で破綻処理済みであり、当然のことながらほとんど報道されていない。
こういう東京都の事例を放置しておいて、他の地域ばかりをやり玉に挙げるということが、はたして東京の地元局であるキー局のすることだろうか。
ちなみに大阪市交通局の事業であるフェスティバルゲートは、200億円を市が負担し、銀行が180億円の債権放棄することで決着し、新たにオリックスに運営を依頼することを公表し再建を図っている。
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/200403/news0320.html#03201
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/200410/news1001.html#10013
こちらの破綻処理と情報公開のほうがよっぽどまともである。
29日のワイドスクランブルには東京都の石原知事が出演されていたようであるが、なぜ東京都の無駄な事業を取り上げなかったのか。
何のための放送局なのか。
こういう時こそ、石原知事の「東京から日本を変える」という信念の実践を要請すべきではないのか。
それにしても、テレビ朝日が大阪の無駄なハコ物の代表として南港のゴミ処理場を、何度も取り上げているのはいささか無知すぎるだろう。
これは日本では無名だが世界的に有名なフンデルト・ヴァッサー氏(故人)最後の作品なのである。
ttp://image.blog.livedoor.jp/shichihuku1/imgs/0/c/0c4bde84.JPG
ttp://www.osaka-minkoku.info/osaka/osaka08-07.jpg
そのデザイン料が9000万円ということでリポーターが大げさに驚いていたが、ここでテレビ朝日は、ヴァッサー氏へのデザイン料を問題にすることで、ゴミ処理場そのものが無駄なものというイメージを誘導しているのである。(ヴァッサー氏のデザインであろうとなかろうとゴミ処理場は必要なものである)
個人的にはヴァッサー氏の作品を9000万円で残せるのであれば惜しくはないと思う。
私だけではなく、次のような意見もあることを紹介しておこう。
http://www.pangea.co.jp/blue-jean/bj-0003.html
>フンデルト・ワッサーさんに建築を依頼するウィーン市が偉い!
>東京都庁をみても腹が立つでしょ!
>あんなもの税金使って、市民を威圧してるだけだもんネ。
>美しくもないし、楽しくもない!
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