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好き勝手に感想文を殴り書きほざくブログです

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とにかくロマンチックで、時に愉快で、ミステリアスで、切ない…そんな作品をかき集めてみました。

ビフォア・サンライズ(恋人までの距離-ディスタンス) リチャード・リンクレイター
Before Sunrise
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ヨーロッパの列車に乗って旅を続ける途中、ふとした事で出会った二人。
ウィーンに下車した男女二人は面白おかしく、徐々に距離を詰めていく。喋っても喋っても、歩いても歩いても語りつくせない若い恋人たち。二人に絡んで来る人々との交流、結んだ髪はあっという間にほどけ、体ごと動かしてしまう戯れ、人気のない公園、変わる髪型と乱れた服装。たっぷりあった筈の時間が迫り、二人が別れる瞬間の切なさが半端ないです。
他は続編「ビフォア・サンセット」「ビフォア・ミッドナイト」もオススメ。

ピクニック ジャン・ルノワール/ジャック・ベッケル
Partie de campagne
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男女二人の結ばれぬ淡い想いをしっとりと描いた40分の短編。

フランスののどかで美しい自然の風景、何気なく窓の外を覗いた先に待つ出会い、ブランコ、ピクニック、恋人たちを見守るように流れる河のきらめき、水流の幻想的な美しさに癒される作品でもあります。あんなに愛し合ったのに…。
他は「黄金の馬車」「浜辺の女」「河」「恋多き女」等。

ライムライト チャールズ・チャップリン/バスター・キートン/ロバート・アルドリッチ
Limelight
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チャップリンの作品は恋愛映画としても素敵な作品が多いですが、コレは見守る愛を選んだ物語。
ロンドンを舞台に巡り合う様々な役者たち。ノミのサーカス、盟友キートンと組んだ最後の演奏劇、年老いた芸人が役者という“人生”に幕を降ろすクライマックス。
チャップリンが自らの映画で絶えず描いてきた愛情・笑い・飢えの集大成とも言える作品です。

カビリアの夜 フェデリコ・フェリーニ
Le Notti di Cabiria
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イタリアのローマを舞台に夜の女たちの生き様を描く、フェリーニの最もとっつきやすい作品。
冒頭から溺れかけてもすぐさま飛び起き男目掛けて走り出すエネルギッシュさ、何度失敗しても「次はモノにしてやる」という晴れやかな表情。めげないタフさが大好きな映画です。

ひまわり ヴィットリオ・デ・シーカ
 I Girasoli
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第二次大戦後のイタリアを舞台に、戦争に翻弄された夫婦の行く末を描く作品。
延々と続くひまわり畑、別れたくないために偽り、惜しみ、写真を握りしめ探し続けた先で見てしまい、贈り、列車に飛び乗り断ち切るもの。
他は「悲しみの青春」「終着駅」等。

サンライズ F.W.ムルナウ
Sunrise: A Song of Two Humans
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夫婦になったって恋はするもの。
アメリカの田舎町に拡がる自然の幻想的な雰囲気、霧がたちこめる月夜、悪女の囁きと水上の船における恐怖・それを乗り越える抱擁。常軌を逸した都会でのデート、嵐のような畳みかけと神秘的なラスト。あの終わり方には思わず泣いてしまいました。
他は歴史ファンタジー「ファウスト」もズルい。

めぐり逢い レオ・マッケリー/デルマー・デイヴィス
An Affair to Remember
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ノーラ・エフロンがリスペクトを捧げたことでも知られる恋愛映画の傑作。マッケリーが自作「邂逅(めぐりあい)」をセルフリメイクした愛してしまったが故に捨て去るもの、待ち続ける想い。
他は「東京物語」にも影響を与えた「明日は来らず」「縺れた愛情(恋愛即興詩)」「罪ぢゃないわよ」等。

恋する惑星 ウォン・カーウァイ/アンドリュー・ラウ
重慶森林
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中国映画オススメ「天使の涙」を紹介。
本作は香港を舞台に様々な男女が交錯する或る意味「アメリ」よりもカオスでロマンチックな作品。追いかけっこに始まり、謎の女との出会いと銃撃、言語が混ざり合う混沌とした街、がらりと雰囲気が変わってしまう恋模様。思わぬ再会、パスポート、寝そべる彼女への着地。
他は「欲望の翼」「花様年華」、オムニバス「愛の神、エロス」等。

素晴らしき哉、人生! フランク・キャプラ
It's a Wonderful Life
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恋愛ものとしても素敵な心温まるクリスマス映画。
グリフィス「素晴らしき哉人生」を思い出す題名・物語、ファンタジックな夜空に瞬く星々の会話と輝き。氷の張った湖やプール・川に落ちまくる人生に天使まで落ちてきて、自分のいない世界に打ちのめされる。そこから這い上がり何度でも挑み続けるたくましさ!
ダンス会場と飲み込まれる男女、月夜のプロポーズ、バスタオルをめくると消えてしまう別れ、不幸の連続と戦争の足音、橋の上に降り積もる雪、あらゆるものが祝福するように光り輝く。子供たちと一緒に支える奥さんといい、最も笑顔がキラキラしたキャプラ映画でもあります。
他は冒頭から船で大喧嘩し脱走する元祖「ローマの休日」こと「或る夜の出来事」等。

アパートの鍵貸します ビリー・ワイルダー/アレクサンドル・トローネル/ジョセフ・ラシェル
The Apartment
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キャプラ作品に通じるコメディの皮を被った素敵な恋愛映画。皮肉が効きすぎて笑うに笑えない、でも涙が溢れてしまう。漢を通すジャック・レモンがカッコ良いんですもの。
キング・ヴィダー「群衆」にオマージュを捧げた会社で仕事に掛かる場面、隙を生じぬ二段構え。
他は「昼下りの恋(昼下りの情事)」等もオススメ。

私としてはこのリストに溝口健二「近松物語」、成瀬巳喜男「乱れる」等も入れたかったですがそれは日本映画ベストにて。

エル・スール ビクトル・エリセ
El sur
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スペイン北部のある美しい田舎を舞台にした不思議な恋。
振り子のダウジング、父が思いを馳せるもの、自転車が打ち捨てられている光景の哀しさ。

初恋の来た道 チャン・イーモウ
我的父親母親/wŏde fùqin mŭqin
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中国の美しい田舎町で出会った男女二人の物語。
愛の言葉がいらない関係、どんなに刻が流れても揺るがない憧れと想い、一緒に運んだもの、贈られる髪留め、刺繍が施された布が覆うもの、チャン・ツィイーの初々しさ。
他は「サンザジの樹の下で」等。

オアシス イ・チャンドン
오아시스
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韓国社会を舞台に障害を乗り越えた愛を描く作品。

東への道 D.W.グリフィス
Way Down East
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グリフィスのドラマは最初、登場人物の丁寧な掘り下げから始まる。
特に本作はコメディとシリアスの差が凄い作品で、希望を失い絶望に暮れるリリアン・ギッシュ、本気で愛し命懸けで助けようとするリチャード・バーセルメス。
ギッシュの下に拡がる氷原の崩壊は、彼女の心の壁が崩壊する瞬間のクライマックスでもあります。実際にギッシュが凍死しかけた迫力満点のスリルも楽しめ、グリフィス作品で最も幸せを感じられる作品の一つです。
他は「散り行く花」「イントレランス(特にアメリカ編は必見)
ギッシュは他にヴィクトル・シェストレム「風」もオススメ。

シェルブールの雨傘 ジャック・ドゥミ
Les Parapluies de Cherbourg
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フランスのシェルブールを舞台に想いを歌って歌って歌い続けるミュージカル映画。
デミアン・チャゼル「ラ・ラ・ランド」にも受け継がれる恋と踊り。
他は初恋と待ち続ける女性たち「ローラ」等。

トップ・ハット マーク・サンドリッチ/フレッド・アステア/ロバート・ワイズ
Top Hat
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これも「ラ・ラ・ランド」でオマージュが捧げられたロマンティックなミュージカル。

君とひととき エルンスト・ルビッチ/ジョージ・キューカー
One Hour with You
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これもロマンティックなミュージカル。

美女と野獣 ジャン・コクトー/ルネ・クレマン
La Belle et la Bête
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フランスを舞台にビル・コンドン等にも受け継がれるファンタジックなロマンス。一輪の薔薇がかける呪文、城内で幻想的に動き続ける“召使い”たちの遊び心、仄めかされる同性愛。

道 フェデリコ・フェリーニ
La Strada
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イタリアを舞台にサーカス芸人とある女性が繰り広げる、とにかく哀しいお話。
西部劇では仲直りの儀式になった殴り合いも、ヨーロッパでは事情が違ったようです。

ハタリ! ハワード・ホークス
HATARI
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コメディ映画ベスト「教授と美女」を紹介。
本作はアフリカを舞台に猛スピードで動物を追いかけ回す愉快な作品。

猛獣狩り映画なのですが、銃を撃つのは威嚇射撃の二回と仲間の危機を救う時だけ。ヘンリー・マンシーニの音楽と共に可愛い動物たちや現地住民たちとの交流、ヤギのミルクを求めて大パニック、投げ縄による捕縛劇、広大な大自然を駆け抜けるスリル。こんなにも優しい父親姿のジョン・ウェインを見られるのはこの作品だけかも。
ホークス映画は「赤ちゃん教育」でもそうでしたが、女性が男性を捕まえてしまうマンハントのおかしさ、面白さ。本作も子供のように無邪気な恋。

めまい アルフレッド・ヒッチコック
Vertigo
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クリス・マルケル「ラ・ジュテ」、テリー・ギリアム「12モンキーズ」で繰り返されるSFめいたスリラー。
同時に追跡を続けるうちに惹かれていってしまう危うさを持った極上のメロドラマでもあります。
冒頭からトラウマとして刻まれる死、宙づりになる恐怖、イスに上るだけでも血の気が引きそう、水に飛び込む女性がもたらす混乱、死んだ人間の分身、視線が接近と後退を繰り返すことで急激なめまいに襲われる。
他は「バルカン超特急」、愉快な「泥棒成金」も恋愛ものとして見るのもオススメ。

静かなる男 ジョン・フォード
THE QUIET MAN
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宮崎駿も大ファンのモーリン・オハラが最も美しい作品の一つ。アイルランドの美しい自然を舞台に一目惚れ、砂浜における馬のレース、結婚、ギシアンを物語るきしんだベッド、川の中にまでブチ込む豪快な殴り合い。

風に記されて(風と共に散る) ダグラス・サーク
Written on the Wind
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戦争映画ベスト「愛する時と死する時」を紹介。
本作はサーク最高傑作の一つ。犯罪の匂いがたちこめる男女の三角、四角と複雑な人間関係をドロドロと描いた逸品。善良な男女二人、それを喰ってしまうドラ息子の兄妹たちの強烈さ。ローレン・バコールですら影が薄くなってしまうのですから。
他は「心のともしび」「翼に賭ける命」「天はすべて許し給う」等。

キングコング メリアン・C・クーパー/ウィリス・オブライエン/デヴィッド・O・セルズニック他
King Kong
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いわゆる片思いという奴です。孤島から人間の身勝手で連れてこられた怒り、思わぬ出会いと誰にも理解されない愛情。そんなコングに同情してしまったのは私だけではないはず。

セブン・チャンス(栃麺棒) バスター・キートン
SEVEN CHANCES
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コメディ映画ベスト「カメラマン」を紹介。
本作の何が凄いって、愛する女性のために全力疾走で逃げるわ岩の大群を避けまくるわというクライマックス!


猛進ロイド ハロルド・ロイド/フレッド・ニューメイヤー
GIRL SHY
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ロイドの喜劇もキートンやチャップリンと通じる笑いあり恋ありの面白さ。違うのは何処までも普通の人間が体当たりで挑んでいく姿勢。女性を口説く方法を考えている内にあれよあれよと恋に落ちていく。ルドルフ・ヴァレンチノのパロディ、疾走する電車の上で行うスタント・アクション!

街の灯 チャールズ・チャップリン
City Lights
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惚れてしまった娘のためにボクシングでも何でもやっちゃう大傑作。

パンドラの箱 G.W.パプスト
Die Büchse der Pandora
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19世紀末のドイツのベルリンを舞台に、とにかくルイーズ・ブルックスの魅力に尽きるファム・ファタールの源流となった悪女振り。
ブルックスは他にアウグスト・ジェニーナ「ミス・ヨーロッパ」もオススメ。

アタラント号 ジャン・ヴィゴ/ボリス・カウフマン
L'Atalante
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フランスのル・アーヴルのセーヌ川上流を行き来する船のロード・ムービー。
川がゆるやかに流れていくように、二人の男女の関係もゆったり、徐々に激しさを増していく。ユニークな刺青が印象的な水夫、男が海に落ちればキャメラも海に潜る。これほど何度も焦らされ、はぐらかされ、幸せな気分になれるユーモラスな映画もないかと思います。
ヴィゴの映画を撮り続けたカイフマンは後にハリウッドに渡り、「波止場」の海や「十二人の怒れる男たち」が闘争を終え雨に濡れたアスファルトを去って行く姿を映します。
他は恋愛とは少し違いますが、スキャンダラスな幼い子供たちの「新学期・操行ゼロ」等。

渇き グル・ダッド
Pyaasa
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ボリウッドの“闇”が凝縮されたかのような後半大爆発型ミュージカル。
前半の詩人・娼婦・人妻たちのロマンスが、後半はがらりと“豹変”してしまう背筋の凍るような物語。人間の恐ろしさに絶望したダッド。後のアーミル・カーンたちはその絶望を乗り越え、希望にたどり着くエネルギーに変えて受け継ぎ続けています。
他はスピーディーなソフィスティケイテッド・コメディ「表か裏か」、ロマンティックな「55年夫妻」、絶望を極めた遺作「神の花」等。

タイタニックの最期 ジーン・ネグレスコ
TITANIC
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ジェームズ・キャメロンが「タイタニック」を撮る際に参考にした作品の一つ。

天国への階段 マイケル・パウエル/エメリック・プレスバーガー/リチャード・アッテンボロー他
A Matter of Life and Death
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戦火で故郷を焼かれたパウエルーたち平和への思いも覗かせる、幻想的なファンタジー映画。
戦場で死ぬはずだった者に与えられる天使のきまぐれのような贈り物、命をめぐる裁判、手術室に降りる階段、時が止まる瞬間の静寂、愛の証の一輪の薔薇、愛しい人のためならば自分の命も差し出せる。アルフレード・ユンゲの壮大な美術、カラーの現世)と白黒(天国)の映像が交錯する生きる事と死ぬ事の意味。とにかく涙が語る愛に溢れた映画です。
昇天シーンはジャン・コクトー&トリュフォー「オルフェの遺言」やルノワールが音楽を手掛けたフリッツ・ラング「リリオム」も凄い。

赤い靴 マイケル・パウエル/エメリック・プレスバーガー/アン・V・コーツ
The Red Shoes
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イギリスのロンドンからフランスのパリ、モンテカルロに渡って「赤い靴」に恋をしてしまった少女が踊り狂う幻想的なバレエ映画。命懸けのラストワルツは圧巻。
スコセッシとコッポラが心血注いだ「デジタルリマスター・エディション」は必見。
他は荒涼とした自然の美しさ「うずまき(渦巻)」「黒水仙」等。

マイ・フェア・レディ ジョージ・キューカー
MY FAIR LADY
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ロンドンを舞台に身分の壁を乗り越えるロマンティックでコミカルな作品。
他はキューカーも参加した「風と共に去りぬ」等。

巴里のアメリカ人 ヴィンセント・ミネリ/ジーン・ケリー
An American In Paris
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パリを舞台に画家と宝石店で働く娘との恋を絡めたミュージカル映画。
あるいは、ダンスを究極まで追求した「バンド・ワゴン」。フレッド・アステアの情熱はマイケル・ジャクソン「スムーズ・クリミナル(Smooth Criminal)」といった後の作品群でも蘇る

他は「若草の頃」「時計(二十四時間の出会い)」等。

天井桟敷の人々 マルセル・カルネ/ジャック・プレヴェール
Les enfants du Paradis
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19世紀初頭のパリで繰り広げられる役者たちの舞台、一人の女性をめぐる壮大な三角関係。

シザーハンズ ティム・バートン
Edward Scissorhands
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機械と人間の哀しき恋。触れたくても触れられない辛さ、唇だけが触れ合える。とってもファンタジックで切ない作品です。

我等の生涯の最良の年 ウィリアム・ワイラー/グレッグ・トーランド
The Best Years of Our Lives
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3時間という長さを感じさせない、戦争の傷跡を描いた作品。
戦場帰りの傷ついた男たちの苦悩、それを迎える家族、女性たちとの恋。
他はダルトン・トランボやアンリ・アルカンも参加したキャプラ作品を彷彿とさせる愉快で切ない「ローマの休日」、ワイラー版「風と共に去りぬ」となる「黒蘭の女」「孔雀夫人」「黄昏」等。

火の馬 セルゲイ・パラジャーノフ
Тіні забутих предків/Մոռացված նախնիների ստվերները
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パラジャーノフが撮った幻想的な一篇。
カルパチア山脈の秘境を舞台に度々画面を横切る燃え盛る馬、少年に襲い掛かる悲劇の繰り返し、死者を盛大に送り出す狂騒、争い合う人々の目を掻い潜り愛し合う男女、断崖の子羊、木の間から覗く視線、目隠しと出会い、最初の女性を忘れられなかった者の悲劇。

シベールの日曜日 セルジュ・ブールギニョン/アンリ・ドカエ
Cybele ou les Dimanches de Ville d'Avray
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「グロリア」「レオン」の原型。
この映画は失う事の痛みを知る人間にこそ見ていただきたい、ただただ切ない作品です。パリ郊外の街を舞台に戦場で傷ついた過去を持つ男、それを優しく包み込む少女の哀しき恋。
モチロン「グロリア」「レオン」も恋愛映画として見るのも一興な傑作!

ベルリン・天使の詩 ヴィム・ヴェンダース/ペーター・ハントケ/クレール・ドニ(クレール・ドゥニ)
Der Himmel über Berlin
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ドイツのベルリンに降り立った天使とサーカスのダンサーの幻想的な恋。
アンソニー・マン「裸の拍車」と合わせて見ることをオススメします(天使の視点で撮られたかのようなマンの西部劇をヴェンダースは見たのか見ていないのか)。


パームビーチ・ストリート(結婚五年目) プレストン・スタージェス
THE PALM BEACH STORY
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コメディ映画ベスト「レディ・イヴ」を紹介。
コレも列車で拳銃ブッ放すわの狂騒と恋。

トリコロール:赤の愛 クシシュトフ・キェシロフスキ/アニエスカ・ホランド
Trois couleurs: Rouge
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フランスを舞台にしたトリコロール三部作最良の作品。
他はトリコロールシリーズ「青の愛」「白の愛」「ふたりのベロニカ」等。

未完成交響楽 ヴィリ・フォルスト
Leise flehen meine Lieder
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オーストリアのウィーンを舞台にフランツ・シューベルトの儚い恋を描く音楽映画。
「アマデウス」みたいな映画が好きな方にもオススメです。

太陽はひとりぼっち ミケランジェロ・アントニオーニ
L'eclisse
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「情事」「夜」から続く愛の不毛三部作の締めくくり。
理由がわからない女性が見つめる、異世界のように拡がる風景。核の脅威、アントニオーニがもしSF映画を撮っていたら…と思わず想像してしまうような作品です。
あるいはイタリアのシチリア島を舞台にしたロード・ムービー「情事」、別荘を爆破する「砂丘」等。

突然炎のごとく(ジュールとジム) フランソワ・トリュフォー
JULES ET JIM
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「アメリ」の劇中にも登場した三角関係。
他はジャン=ピエール・ジュネがオマージュを捧げた「逃げ去る恋」「黒衣の花嫁」、トリュフォーの「或る夜の出来事」へのオマージュ「恋のエチュード」、脚フェチ「柔らかい肌」等。


軽蔑 ジャン=リュック・ゴダール/フリッツ・ラング
LE MEPRIS
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リュック・ベッソンもハマッたゴダール作品で最もシンプルな映画。
俳優として出演するラングにとっても遺作。
他はエリック・ロメールが脚本に参加した入門にもオススメな短編「男の子の名前はみんなパトリックっていうの(シャルロットとヴェロニク)」等。

昼顔 ルイス・ブニュエル
BELLE DE JOUR
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パリで幸せな生活を送っていた夫婦に亀裂を入れる“情欲”、夢と現実の境界線も、妻と娼婦という線引きも曖昧になっていく果ての結末。
他はコレも現実と悪夢が交錯する艶めかしい「哀しみのトリスターナ」等。

逢びき デヴィッド・リーン/ロナルド・ニーム/ロバート・クラスカー
Brief Encounter
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この2時間弱で女性と男性の恋愛を描いた作品こそリーンの真骨頂。ロンドン郊外の駅、男女のかたわらを疾走する機関車の煙と不倫。
他は「ライアンの娘」「旅情」「インドへの道」等。

モロッコ ジョセフ・フォン・スタンバーグ
Morocco
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北アフリカのモロッコを舞台にしたエキゾチックな作品。
フランス外人部隊と酒場の歌手がめぐりあう。

夏の嵐 ルキノ・ヴィスコンティ/フランチェスコ・ロージ/フランコ・ゼフィレッリ
senso
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ヴィスコンティが苦手という人にもオススメな作品。イタリア統一戦争を背景にオーストリアのヴェネツィアで2時間の密度で綴られる哀しき恋。女は男のために走って走って走る。
他は「白夜」等。

制服の処女 レオンティーネ・ザガン
Mädchen in Uniform
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20世紀初頭のドイツを舞台にした、いわゆる百合映画の先駆け的存在。後の「マリア様がみてる」である(多分違う)。劇中に女性しか出てこない内容はジョージ・キューカー「ザ・ウィメン」を思い出します。監督のレオンティーネもガッチガチのレズビアン女優だったという噂が。

風と共に去りぬ ヴィクター・フレミング/ジョージ・キューカー他
Gone With the Wind
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セルズニック制作の恋愛ものは西部劇ベスト「白昼の決闘」を紹介。
本作はキューカー、フレミング、ウィリアム・キャメロン・メンジース、サム・ウッド、ヤキマ・カナット、制作にデヴィッド・O・セルズニックと錚々たる面々が集まった大作。
前半2時間の出会い・ロマンス・迫り来る南北戦争の足音、後半2時間の戦後と破滅。
個人的にはワガママ言い放題のクソ女だったスカーレットが、好きな人のためとはいえ約束・友人・新しい命を守るために成長する姿、バトラーが劫火に包まれる市街地を馬車で駆け抜ける場面が最高潮。


フォロー・ミー キャロル・リード/クリストファー・チャリス/アン・V・コーツ
Follow Me!
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ロンドンを舞台にした作品。リードが苦手という人にもオススメ。

●日本未DVD化
港の女 ラオール・ウォルシュ
Sadie Thompson
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サマセット・モームの原作を戯曲化した舞台の映画化で、グロリア・スワンソン主演の傑作。ルイス・マイルストン「雨」より面白い。南洋のサモア諸島を舞台に娼婦と神父の闘いが始まる。
他は「哀愁のメロディ(The Man I Love)」、メロドラマとは少し違いますがハワード・ホークス「虎鮫(タイガー・シャーク)」の翻案「大雷雨」等。


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