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7日ロンドン朝の出来事。テロにより多くの(50人)命が奪われた。アメリカのイラク介入の報復と見られている。事件の背景はともかくテロは紛れもなく犯罪である。そのテロに屈しないと先進国アメリカ・イギリス・日本の首脳は即声明を発している。当然のことだ!しかしアメリカは広島と長崎で民間人の無差別テロを行った国であり、イギリスは大航海時代に他国に進入して多くの民族を奴隷化した国でもあり、日本は多くのアジアの国で戦争とは名ばかりの民間人への殺戮行為をなした国でもある。そんなことをつらつら思うにどうも人というものは自分を棚上げにすればなんでも言えるものであると思うのは私だけであろうか。事を単純に整理すればそもそもアメリカは先住民のインディアンを殺戮して彼らの領土を侵害して国を立ち上げたのであり、現在はインディアン居住区などという屈辱的な地域に彼らを押し込んで保護などといってはばからない国でもある。であってもテロは犯罪である。亡くなった市民には事件の背景にある思想や国と国の関係性などどうでも良いことである。朝の通勤に突然命が奪われたという事実のみが重く我々にのしかかるのみである。
昨日は通勤時間帯に日本でもたくさんの警察官が警戒にあたる光景を目にした。スペインがやられ今回はイギリスであってみれば当然日本も何時ターゲットになっても不思議ではないのである。さて地下鉄とバスへの爆弾テロであったロンドンであるが翌日にはイギリスのジェントルマンは何事もなかったかのように通勤していたと報じられている。彼らは多くの闘いのなかで国を築いてきたのであり、闘い慣れしているのだ。弱みを見せたら最後、ドーバーを渡って、あるいは空から多国の軍隊が攻め込んでくる脅威を常に意識しているお国柄であるのだろう。
一方の日本はどうだろうか。神風が吹くであるとか神国であるかはともかくとしても島国である日本は他国の侵入に関しては無感覚である。つまり人事なのであろう。鎖国を繰り返し、気に喰わなければ国を勝手に閉じてしまったのである。つまり国をあげて引きこもりをしてしまったのが日本であり、日本人であろう。だから今でもいやいや国際社会と付き合っているが隙があれば鎖国して泰平を決め込みたくてうずうずしているのだ。
再びテロである。テロは犯罪である。その当たり前の事実のみが問題である。テロに思想は無関係だろう。関係はあろうが亡くなったかたがたには少なくともなんの罪もない。それがテロがあらゆる人々の反感を買う根拠でなければならない。
ここで一言苦言を呈させていただく。他国のお家事情は他国にまかせるべき事柄であろう。例えばイラクの復興が遅々として進まなくともかまいはしない。それは彼らの時間感覚が関与してるのであろう。アメリカのような歴史の浅い国には理解の外のことにしか過ぎまい。進歩や発展が良いものだという幻想がアメリカの他国侵入、介入の根拠になっているのは明白だ。しかし歴史はそれが良きものではないことも明らかにしている。たまには立ち止まったり、立ち戻ることも必要なのではなかろうか。アメリカに「進歩史観」がある限り他国干渉という名の愚行は繰り返されると私は思うのだ。
亡くなった多くのロンドン市民のご冥福をお祈り申し上げます(合掌)
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