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この間の村での調査では、色々なことに気付くことができた。 中でも自分の中で特に印象的だったのは、「開発」の難しさ。 開発って言うのは、基本的には貧しい人を助けるってことが目的。 これは、口で言ってしまえばこれはすごく単純なことだと思う。 でも、実際にやってみようとすると、これはなかなか大変なこと。 まず、「貧しい人(経済的に)」を定義するってことはとっても難しい。 確かに、パッと見ても豊かな人と貧しい人との差は歴然で、この人は困っているなってことは簡単に分かる。 でも、それだけじゃ決して十分じゃない。「あなたは貧しい」って決めることは、簡単じゃないんだ。 NGOからの援助が欲しいってのはみんな一緒。 だから僕のようなNGOから来た人間を見れば、みんな哀れそうな顔して、 口を揃えて「私の家は貧しい。助けてくれ」って言う。 こうなってしまうと、本当の収入を知ることは不可能に近い。 そもそも、「豊か」と「貧しい」の明確な判断基準なんて、僕の村には存在しないようだ。 仮に、「あなたは嘘を付いている。だからあなたに援助はできない」と言ったとしよう。 その言葉の根拠がどこにあるかと言われれば、きっと明確な答えを言うことはできない。 例えそいつが宮殿のような家に住んで車を3台持っていたとしても・・・ そう、明確で公平な基準なんて実際にはどこにも存在してないんだから。 そんなわけで、明確な判断基準が存在していないことをいいことに、 いくつかの村では金持ちたちが援助の利益を独り占めしていてしまっている。 そう、本当に貧しい人には援助が行き届かないという状況になってしまっているのだ・・・。 今回こうした現実を目の当たりにして、本当に悔しかった。 けど、これが援助の世界の現実なんだとも思う。 貧しい人に与えるだけのお金を持っているけど、 本当に困っている人が何の援助も受けていないって状況が、 開発の世界にはいくらでもあるみたいだ。 でも、今の僕には「これは間違っている!!」って言うことはできても、 悲しいことに、この状況を改善するだけの知識も頭もない。 うーん・・・ まぁでも「じゃ、しょうがないか」って諦めるわけにもいかないわけで、
とりあえずはこれからも何らかの策を講じてみたいと思ってます。 |
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2005年08月27日
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