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先日、ダマスカス国際映画祭なるものに行ってきた。
何でも中東を代表する映画の祭典らしく、
映画好きの僕にはたまらないイベントだった。
日本映画もかなりの数が上映されており、
僕は『誰も知らない』を友人ともに観にいった。
休日だったせいか、会場は予想以上に混雑していて、
僕が毎年かかさず足を運んだ東京国際映画祭を思い出させた。
うーん、なんとも懐かしい…
さて、この『誰も知らない』って映画。
僕個人としてはかなり好きなタイプの映画だったけど、
正直、シリア人には全くもって理解されていなかった
何しろテーマは日本の社会病理・・・彼らが理解するのはかなり難しい。
泣かせどころになってるコンビニ弁当とか草野球の醸し出す哀愁なんて、
コンビニもなければ野球というスポーツの概念すら知らない彼らには、
ほとんどチンプンカンプンだったように思う…
映画の中盤からは 「いつ終わるんだ」という会話が聞こえ始め、
携帯で友人と普通のトーンで会話する人間も続出…。
極めつけは、映画が終わった瞬間に聞こえた絶叫。
「なんで中国映画なのにカンフーシーンがないんだ!!」
って、お願いだから、どこの国の映画だったかくらいは理解して下さい。
あと、もう一つ面白かったのが性的描写に対するリアクション。
2時間半に及ぶこの映画で、観衆が最も沸いたのは
「コンドーム」という表現が出てきた瞬間だったと思う。
こっちの人たちにとって、これは刺激すぎるくらいエッチな言葉なのです。
いやはや、彼らのウブさはたまらなく可愛いです。
また、エンジョ交際のシーンも出てきたんだけど、
なぜ女子高生が中年男性と一緒に個室で歌を歌い(カラオケのことね)、
また、どうしてそれだけで大量のお金をゲットできるかなんてこと、
彼らには理解できるはずないんです、ハイ。
映画終了後には、友人がエンジョ交際の仕組みについて質問攻めに会ってました。
でも、そんな光景を見ていると、「シリアっていいな」とか感じてしまう。
よく考えたら、エンジョ交際の仕組みなんて理解できない方が幸せなわけだしね…
ま、今回は文化の違いってものを肌で実感することができたわけで、
個人的にはすごく面白い経験だったです。今度はシリア映画でも見よっかなぁ…
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