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前回に続いて村人の話を。 彼の名前はムーサ。14歳の中学2年生。 僕がアラビア語をほとんど出来ない時期にも 彼は辛抱強く話を聞いてくれ、実はかなりの恩人だったりする。 異文化で生活すると、割と子どもに助けられるもんです。 で、そんな彼を首都ダマスカスでの清掃キャンペーンに誘ってみた。 すると、いつも明るい彼がすごく難しい顔で考え込んでしまった。 こっちはすごく気軽な感じで聞いたから、僕は驚いてしまった。 で、理由を聞いてみると、さらに驚くべき答えが… 首都ダマスカスまでは村から2時間弱で着くし、毎日往復してる人もいるくらい。 なんていうか、目と鼻の先にある場所だと僕は思っていた・・・ てか、それどころか村の外に行ったことがないなんて・・・ 彼に限らず、村の男性が初めて村を出るのは一般的に16〜18歳くらいらしい。 で、女性はもっと遅いだけでなく、一生村を出ない人もかなりいるとのこと。 さて、これを考えるか。 僕は子どもには早い段階で広い世界を見て欲しいと思ってる人間なんで、 個人的には、もっと子どもに冒険させてほしいなぁと考えてしまう。 社会科見学というシステムはこの国にはないのだけど、 だったら家族がチロッと旅行に連れて行ってあげたらいいんじゃないだろか? 村の狭いコミュニティーの中だけで育っていると、 どうしても世界観が狭まってしまう気がしてならない。 でも、よく考えてみると、それでいいのかもしれない。 村っていうコミュニティーは基本的に閉ざされた世界として存在してる。 村の中でほぼ全てが完結し、村人はコミュニティー内で幸せに生活する。 それで別に問題ないんだから、それでいいんじゃないだろうか? 変に都会を見てしまっても、そこには負の要因もある。。 村に新たな価値観が入ってくることは、モラルハザードに繋がし、 日本の農村のように深刻な過疎化をもたらす可能性もある。 「広い世界を見ることは素晴らしい」っていう日本の一般的な価値観は、 実は疑ってかからなきゃいけないのかも・・・ うーん、難しいトコだ・・・
皆さんはどう考えますか?? |
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2005年12月21日
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