|
ここ最近シリアは世界中のメディアをにぎわせてると思う。
(…多分。日本での認知度は知らないもんで…)
いわゆるムハンマド風姿画事件。
ことの発端は、イスラム教の預言者ムハンマドを中傷する
風刺画がデンマークの新聞に掲載されてしまったことに始まる。
で、それを欧米各国のいくつかの新聞社も転載したものだから、
世界中のイスラム教徒たちは怒り狂ったというわけ。
で、シリアではデンマーク大使館を焼き討ちにする事態にまで発展した。
幸いこの国では死者や大きな怪我人は出なかったみたいだけど…
さて、事件の渦中の国にいる人間として、
現場での生の情報をちょっとだけ伝えたいと思う。
僕の新居はフランス大使館のすぐそばにある。ほんと、歩いて1分くらい。
で、実は数日前、そこでも大規模なデモが行われることになっていた。
新居がいきなり燃やされたらどうしようと、僕も少し心配していた。
でも、結局デモは起こらなかった。
なぜか。
それは多分、めちゃくちゃ警備されてたから。
あまりの警備隊の数に、デモする側もヒヨッたんだと思う。
正直、シリアの強力な警察組織を持ってすれば、
前回の焼き討ちを阻止することもできたんじゃないかと思う。
まぁ、その辺にはきっと高度に政治的な動きとかが作用したんでしょう。
やっぱ警察官とかの個人だって確実に怒ってるはずだしね。
さて、いま街の至るところには愛国心を煽る看板がガンガン立てられてる。
「あなたの国を守ろう。アサド家(大統領一家)とともに生きよう!」
などなどの熱い言葉が書かれた、かなりしっかりした看板たち。
この辺の動きは世界の国々もちゃんと観察してらっしゃるようで、
アメリカ合衆国なんかはこの辺をこれでもかってくらい批判してます。
民衆の怒りを煽るようなマネするんじゃない!
要はそんなことをライス国務長官とかは叫んでるようだ。
確かに。僕ももっともだと思う。
争いを無駄に拡大してほしくはないしね。
でも、9・11で国民の愛国心を高めまくって戦略的に戦争を開始して、
結果として世界を混乱させまくってるのは誰だったっけ?
そんな質問が頭に浮かんでくるのって僕だけなんだろうか。う〜む…
ま、いいや。とりあえずシリアは安全です。
上の写真では物々しく見える機動隊たちも、今は完全にリラックス。
さっき大使館の前を通ったら、みんな超暇そうにしててウザいくらいでした。
ま、実際にはこんな感じなわけです。
日本の皆さん、ここは平和なんで心配しないで下さいね〜。
|