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突然だけど、シリアの好きな文化ベスト3を挙げてみることにする。 これは「散歩」という意味のアラビア語。 でも、日本の散歩なんかとはレベルが違う。 景色を楽しむでもなく、運動のためでもない。 ムシュワールはムシュワールのために行う。 そう、要するに単なる暇つぶし。 でも、野暮なボクはついつい聞いてしまう。 「俺たち今、どこに向かってるんだい?」と。 すると、シリア人はサラッとこう答える。 「そんなん知らねーよ。神任せさ。」 うーん、素敵☆ リンゴ、イチゴ、ブドウなどなど、色んな風味が楽しめる。 日本に持ち帰って親父と吸うのが、密かに楽しみだったりする。 ただ、吸う時にはルールがある。 とにかくボケッとすること。 考え事をするなんて、もったいない。 ただ、吸うのだ。 旧市街にはアルギーレ専用のカフェが無数にある。 宇宙の彼方を何億光年も彷徨っているのか、 はたまた完全に脳が解けてしまっているかのような、 そんなボケッとしたオッサンが、そこにはウヨウヨしている。 で、そんな場所をたまに通りかかると、 「おい小僧、そんなに急いで楽しいか?」 そんなことを問いかけられてる気がしてしまう。 あ、嘘。100パーセント気のせいです。 だってあのオッサンたち、何も考えてないし。 堂々の第1位は「アラブ式風呂」。 これは日本における大衆銭湯に当たるもの。 湯船はないけど、桶を使ってお湯をフンダンに浴びることができる。 低温サウナのようになってて、これが本当に気持ちがいい。 「石鹸とタオルの貸出・スチームサウナ・マッサージ・垢すり」 これが全て込みで200ポンド(約400円)なり!! どうですか、この安さ!?ラクーアなんて目じゃないゼ!! ボクたち協力隊員はハンマーム部なるものまで結成して、現在は週1回の活動中。 いやはや、シリアにどっぷり浸かってるわけです。湯船はないけどね。 (我らがハンマーム部の部長、かんちゃんのブログ。もうすぐ帰国です) このハンマーム、目的はもちろんリラックス。 まったりするスペースがフンダンにあって、 入浴中にだって、お茶やアルギーレが楽しめる。 いやはや、最高ですわ。 という感じが、シリアの文化。 どれをとってもキーワードは「ボケッとノンビリ」。 日本じゃLOHASって言葉がブームらしいけど、
そんなんシリアがとっくに先取りしてるのさ!! |
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さて、今は少し生活のリズムがゆっくりになった。 思えばこの2ヶ月、マジで駆け抜けてきた感がある。 小学校にエコクラブを立ち上げて、毎週の授業を運営してきた。 ヤル気はあるけど実務はしてくれないシリア人の同僚たち。 彼らと毎日やり合ったりしながらの、大変な授業作りだった。 まさに毎週がシリア人との闘いだったなぁ… そんなボク対シリア人との2ヶ月間戦争も、 小学校の学期末試験と夏休みで中断となった。 で、今回はその最後の授業のときの話。 授業の終わりかけ、ボクは今日が最後の授業だと伝えた。 「エーーーーッ!!」 いやらしい話、そんな感じのリアクションを、ボクは心のどこかで期待してた。 いや、むしろ思いっきり期待してたし、予想もしていた。 ところがどっこい、なぜか生徒はノーリアクション。 「エーーーーーッ!!」 そのリアクションをしたのは、逆にボクの方だった。 でも、なんで今まであんなに授業を楽しんでくれた生徒たちが ここまでドライなリアクションをするのか、ボクには理解できなかった。 「でもまぁ、意外とそんなもんなのかな。」 そんな風に思い直して諦めかけたその瞬間、すごいことが起きた。 生徒の何人かが、突然泣きだした。 他の生徒も、よく見ると顔が完全に凍りついてる。 いつもウザいくらい陽気な子供たちが、 リアクション取れないくらいの悲しみに沈んでいた。 同僚たちも担任の先生も、この異常事態に驚いてるみたいだった。 かく言うボクは、何だか事態が飲み込めずにいた。 この言葉で何とか落ち着きを取り戻した子供たち。 クラスにも一気にいつもの陽気さが戻った。 で、別れの瞬間には、もう動物園状態。 「またすぐ会おうね!!」 「夏休みは妹も連れてくるから!!」 「元気でねー!!」 「ダイチー!!」 「ダイチー!!」 正直、夏休みの学校訪問は負担があまりに大きいし、実現可能性も低い。 けど、ボクの名前を大声で叫び続ける子供たちを背に 必死に涙をこらえながら(ちょっと泣いたけどさ…) 「オッシャ、絶対戻ってきたる!!」 と、ボクは決意してしまったのでした。 いやはや、こりゃ夏休みも大変なことになりそうな予感… これは例のガキ大将が最後にくれたプレゼント。 何でもお母ちゃんと一緒に作ったのだとか。 このブサイクだけどカワイイ感じが、シリアの子供たちを彷彿させる。 ヤツとの再会の約束の証であり、ボクの一生の宝物です。 |
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日本はゴールデンウイークを迎えてるけど、皆さんいかがお過ごしでしょう? こちらは金曜土曜が休日だから、ボクも久々に家でゆっくりしてるところ。 さて、今日は「こどもの日」。 もちろんシリアにそんな日はないわけだけど、うちの親の粋な計らいで、 シリアの子どもたちも「こどもの日」を満喫できることに。 実は3ヶ月ほど前から、村人家族とボクの実家とのやり取りが始まった。 きっかけはボクの親友ヌールの一言。 一般的には、途上国から日本にプレゼントが送られることは少ないだろう… でも、ここシリアの村人たちにそんな常識は通用しない。 イスラム社会では「家族」の存在が究極に重要なことで、 ボクが家族と離れて地球の裏側に住んでいることは、村人には不憫でならないのだ。 ボクがよく行く家のバアちゃんは、 「お父ちゃんは元気か?」「お母ちゃんは元気か?」 「ちゃんと家族と連絡を取ってるのか?」 と、ボクそっちのけで家族の近況を聞いてくる。 その勢いには常に圧倒されるんだけど、 「元気だよ」 ってボクが答えると、満足そうにニコッと笑う。 その笑顔がたまらなく可愛いかったりする。 まぁ、そんなこんなで、シリアの農家から横浜の実家へと、 スカーフやら香水やら手紙やらが送られたわけである。 (届けてくれた○山、まじサンキューな!!) で、つい先日、今度は実家からのお礼がシリアまで届いた。 上の写真でハーシム君が持ってる鯉のぼりはその一部ってわけ。 他にもボクが子どもの頃に近所のバアちゃんが作ってくれた まりが入っていたりして、何だか懐かしい気分になった。 そのバアちゃんはもう亡くなっちゃったんだけど、 まさか自分が作ったまりがシリアの子どもたちに届くとは 思ってなかっただろうなぁ… 母親からの手紙も、友人と一緒に何とか訳して村まで配達。 ボクは残念ながらその場に立ち会えなかったんだけど、 いつも家族を心配してくれてるバアちゃんは、さぞかし喜んで読んでいたそうな。 (字は読めないだろうから、きっと耳で聞いたんだろうけど) いやはや、それにしても 日本の実家とシリアの第2の故郷とを結ぶことが出来て、 何だかとても気分が良いボクなのでした。 |
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