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異国の地での生活が始まって5ヶ月半、ついに体調を崩してしまった。 (結構頑張った方。同期隊員の過半数は既に入院を経験済み。みんな軽かったけど) 3日前くらいから喉が痛んで熱も出始め、昨日・おとといはベッドでずっと横になってた。 そんなに高熱ではなかったけど、久々の発熱はなんだかとても辛かった・・・ でも、幸運だったのは、発病したのが隊員ドミトリーのあるダマスカスだったってこと。 ダマスカスには他の協力隊員も地方から「上がって」来ており、 (隊員間では首都ダマスカスに行くことを「上がる」と言う。これは「上京」に近い表現か) 闘病中の僕を優しく看病してくれた。ありがたやありがたや・・・ おかげで今はほぼ全快☆明日からは活動が再開できそうな感じ。 いやぁ、そんなに長引かなくて本当に良かった。 それにしても、もし村で病に侵されたらと思うと、本当にゾッとする。 ・ ・ ・ 僕が友人に「ちょっと具合が悪い」とこぼすと、その噂は3時間以内に村の隅々にまで行き渡る。 村人はなんでも大袈裟に話すから、最終的に噂は「ダイチは瀕死状態だ」となる。 (実際に、村人の何人かは僕が日本大使館の領事だとつい最近まで信じていた。なぜ・・・) 当然、僕の家には村人のお見舞いが殺到することになる。 冷蔵庫はお見舞いの品の野菜やフルーツでたちまち膨れ上がるだろう。 中にはこの機に乗じてイスラム教への改宗を勧めに来る者もいるかもしれない。 (普段から熱心に勧めてくる村人もいる。「改宗すれば娘をやる」とか。う〜ん、結構いい話かも・・・) そして、もっとも過酷なのは食事どき。 きっと様々な家から誘いの声がかかることになる。 せっかくだからとダルい体に鞭打って村人の家に行けば、そこにはアラブ料理のご馳走がビッシリと並んでいる。 だが、体調を崩して胃が弱っている僕は、脂っこいアラブ料理を食すなんてマジ不可能。 ちょっとだけつまんで「ご馳走さま」をいう僕に、「遠慮せず食べろ」と半ば強制的に食事を勧めてくる村人たち。 それでも僕が「本当にもう食べれない」と言うと、本当に悲しそうな顔をする村人たち。 「いや、別に食事がマズいわけじゃないんだ」と説明しても、食べなければ納得してくれない村人たち。 結局、大量のアラブ料理を食し、ようやく家へと辿りつく。 しかし、そこにはお見舞いや食事の誘いに来た別の村人たちが集まっている。 そして僕の孤独な闘いは続くのだ・・・ とまぁ、村だったらこんな感じになるのかなぁ・・・ なんてことを、昨日あたりは熱にうなされながら妄想してたのだった。 さすがにちょっと大袈裟かな。
いや、でも奴らならありえないとも言い切れないな・・・ |
村の暮らし
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シリアの人ってアメリカのことが本当に嫌い。 ちなみに、その傾向は田舎に行くほど強いってのが僕の印象・・・ 農村部のほうが保守的傾向が強いってのは万国共通ってことですな 写真は、僕の住んでる村のそばの役所に張ってあったポスター。 ちなみに、このポスターを写真に撮っていると、近くにいたシリア人が 「ダイチ、民主主義っていうのはな、急に押し付けられても機能しないんだよ。」 と、非常に丁寧な説明をしてくれた。 うーん、ごもっとも!! でも、うちのNGOも似たようなことやってるんだけどなぁ・・・ と思わずにはいられない自分なのだった。 |
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自慢じゃないけど、うちの村には本当に何もない。 あるのは畑と家と人と牛と羊・・・、ほんとにそれだけ。 日本でも首都ダマスカスでも、暇なときには ちょっとそこでお茶をしようとか何とか考えるもんだが、 当然ここには喫茶店も食堂も何にもない。何にも。 で、こんな状況ににいる僕が、どういう風に気晴らしをするのか。 アラビア語に疲れたり、ちょっと落ち込んだりした時には これまでは映画を見たり本を読んだりとかしていたんだけど、 最近はちょっと新しい気分転換の方法を発見した。 うちの村には何にもない。 でも、それだけに高い建物もないし、なんと雲すらもない。 てなわけで、来る日も来る日もひたすらに夕日が綺麗。 ここんとこは別に凹んだりしてなくても カメラを片手に夕日を眺めに出かけるのが日課になってる。 毎日のように美しい自然に囲まれて生活を送って、 なんだか結構贅沢な時間を過ごしてるなぁとかとも思ってる。 上の写真、あんまり美しさが伝わりきってないかも知れないけど、 モスク(ムスリムの人たちがお祈りをする場所)と夕日のコラボレーション。 実物は涙が出るほど美しい光景だから、生で見たい人は どうか我がギルギス村まで足をお運び下さいな。 |
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実はここ4日間ほど、農家にホームステイをさせてもらっていた。 村に入って早2ヶ月、村の様子はなんとなく分かったけど、 農民がどんな生活を送ってるかは、やっぱ実際に住んでみないと掴めない。 そんな想いから、思い切って農家に飛び込んでみたわけだ。 実際、一緒に暮らしてみて様々な発見をすることができた。 まず、農夫たちはひたすら寝るということ。 今は収穫も落ち着いてローシーズンになっているということもあるのだろうが、 仕事してる時間より昼寝してる時間の方が多いんじゃないのってくらい。 一応みんな朝6時くらいにはみんな起きるけど、2〜3時間くらい働いたら仕事は終了。 (このエリアは日が照りだすとあまりにも暑くなるため、日中の畑仕事は避けられる模様・・・) あとは昼寝をしたり家族とおしゃべりをしたりして時間を過ごす。 まさにスロー・ライフ。忙しい日本人の憧れる、贅沢な時間の使い方をしてます。 ちなみに、農業や家畜の世話も少しは一緒にやらせてもらった。 日本でもこんな体験はしたことがないから、全てが新鮮。 確かに過酷な肉体労働で大変ではあるけど、 青空のもとで汗を流すってのはすごく気持ちがいい。 シリアの農家に生まれ育っても結構幸せだったかも・・・ そんなことを考えたりもする。うーん、帰国後が思いやられる・・・ http://www.geocities.jp/al_quneitra/IMG_0861-s.jpg ↑農業風景。ちなみに写真の作物はオクラ http://www.geocities.jp/al_quneitra/IMG_0871-s.jpg ↑家畜の世話。牛がエサ喰うのをジッと見てるのもなかなか面白い それから、女性たちの暮らしについて。 これまでほとんど接点を見つけられなかった女性とも、 一緒に暮らすことで微妙に関わりを持つことができた。 彼女たちはとにかくおしゃべりが大好き。 どうやら男と一緒に客をもてなすことはできないようだけど、 それ以外の時間には僕にも沢山のことを聞いてくる。 ただ、彼女たちの暮らしぶりについてはまだ今いち掴めてないんで、 今後も可能なら追跡調査をしてみたいなぁと考えているところ。 でも、徐々に女性たちとの距離が近づいてるのは確かなはず。 問題にならない限りでギリギリまで迫ってみたいと思う。 他にも色々と気付いたことはあるけど、とりあえずはこんな感じ。 今後も暇があったら他の家にもホームステイしてみたい。 きっとまた新しい発見があるはず・・・ ちなみに明日からは付近の村で僕の所属する
FIRDOSというNGOの委員を選ぶ選挙が始まる。 珍しく忙しくなりそうだから、今日は少し早く寝てみようかな・・・ |
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さて、上の画像の物体が何だか分かるだろうか。 一見装飾品にすら見てしまうくらいの美しさだが、 実はこれ、アルギーレと呼ばれるシリアの水タバコである。 シリア人の社交場であるマクハ(喫茶店)には必ず置いてあり、多くのシリア人が好んでこれを吸っている。 ちなみに村には当然マクハなどないため、多くの家族がマイ・アルギーレを持っているようである。 さて、中・高は野球、大学はラクロスと、ずっと体育会系だった僕はこれまでタバコとは全く縁がなかった。 そのせいか、何にでもすぐチャレンジする性分の自分も、このアルギーレにだけはずっと手を出せずにいた。 普通のタバコすら口にしたことのない人間が、この訳のわからん装置を使うのはなかなか勇気の要ることだ。 でも今日は記念すべき誕生日。 思い出として、通過儀礼として、そして真の異文化理解のため、 思い切ってこの得体の知れない物体にチャレンジしてみることにした。 結果・・・、 ものすごいむせたりするのかなぁと思ったら、意外や意外、割と普通に吸うことができました。 でもおいしさもほとんど何も感じず、なんだかよく分からんってのが正直な感想・・・ 僕は普通のタバコとの比較もできんので、味を形容することもできません。申し訳ない。 さて、このアルギーレ、正確なメカニズムは全くわからんけど、 何やらリンゴやらオレンジやら、色々なフルーツのフレーバーが楽しめるらしい。 ちなみに今回は蜂蜜味だったらしい。(分かんなかったけど・・・) 今後もタバコやアルギーレを癖にするつもりは全くないけど、 折を見て他の味にもいつか挑戦してみたいと思う。 以上、初体験のレポートでした。
てか、たった今停電して今日やる予定だった仕事ができなくなった。 まじ、こういうのが一番困る・・・ |





