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(080の続き)
今日は県立高校の合格発表の日でした。
うちのゼミの生徒も、ちゃんと県立普通科に合格していました。
でも、うちのゼミでは、高校入試は通過点にすぎません。
今から3年後に大学受験をする生徒にとって、高校入試は、
マラソンで言えば、折り返し点のようなものです。
折り返し点で、休憩する選手は、どんどん抜かれていきます。
合格発表があった日だというのに、今日もゼミに来ると言います。
この生徒は、すでに、数学は高校1年の1学期の分が終了して、
英語もBASIC600という教材のうち、半分以上をマスターしています。
高校で習うはずの英単語も、かなりの量を身につけています。
それでも、きちんと勉強を継続していくのは、
私立中学校に進学した生徒に負けないためです。
公立中学校で学んだ生徒は、まだ高校の勉強に着手していません。
しかし、私立中学校に進学した生徒は、中学3年の終了時には、
つまり、県立高校の合格発表の頃には、
すでに高校1年の学習内容を終了しているのです。
うちのゼミの生徒は、公立中学校でしたから、
どんなに高校の勉強を先取りして学習したとしても、
私立中学校の生徒には、進度の面では負けているのです。
一方、うちのゼミから大学に合格した生徒は、
大学での第二外国語に備えて、ドイツ語を勉強しています。
入学式まで、期間が空いているので、
その間に、少しでも予習をしておきたいようです。
もっとも、私はフランス語や中国語がわかりません。
ドイツ語なら、なんとか読み書きができますから、
生徒には「ドイツ語をとれ」と言ってあります。
高校生だったときと同じように、昼からうちのゼミに来て、
「アー、ベー、ツェー、デー、エー、エフ、ゲー」とか、
「ヴィー ゲート エス イーネン?」とか、練習しています。
さて、この生徒たちは「勉強が好き」というわけではありません。
「勉強が好き」とか「勉強が嫌い」という以前に、
勉強することが、自分の生活の一部になっているような感じです。
お風呂に入るように、ご飯を食べるように、歯磨きをするように、
毎日の当たり前のこととして、勉強しているのだと思います。
水泳選手は、水着を着てプールに入ることに抵抗はないでしょう。
柔道選手なら、柔道着に着替えて、道場に行くのが当然でしょう。
料理人なら、エプロンして厨房に立つことに疑問を持たないでしょう。
勉強というのは、こうありたいものです。
嫌々ながら勉強したり、無理やり勉強させられたりしても、
成績が上がるわけでもないし、それどころか、
ますます勉強が嫌いになってしまうだけです。
うちのゼミでは、よく「学習環境」と言いますが、
学習に適した環境というのは、実は、本人の「心の環境」なんです。
つくづく、そのことを実感する今日この頃です。
今日はここまで。
※ 次のセンター試験まで、日曜日が、あと43回。
ちなみに、今の中学2年生が、センター試験を受けるまで、
日曜日が、あとちょうど200回。
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