幻の寺 西叡山高山寺

山寺の和尚さんから、メッセージを発信します。ヨロシくね〜

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まぼろしの寺

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 二日間降り続いた雨で、お山はま〜白な雲の中

ま〜だ5月だっちゅ〜に、早くも梅雨に突入しちまったんだろ〜か???

お寺の周りも 新緑だけを消し忘れて薄墨で描いたよ〜な不思議な世界となった……

いや〜 まさに『まぼろしの寺』そのまんまだね〜




それはそれで……

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 仏の里は 風も無い、かんかん照りの朝を迎えた

そ〜いや2〜3日前は、春らし〜うす桃色の朝焼けだったのに……

境内では 陽気につられたのか??気の早い紫陽花が一輪だけ咲いちゃってる

紫陽花や南天なんて、も〜チョッと待って雨降りに咲いて欲しいよ〜な気がしてたけど

それはそれで アリガたいもんだ(^人^)


 さ〜て きょ〜は観音さまのご縁日……

ここでは お薬師さんやお不動さんに比べると、向き合う事が少ない仏さんなんで

きょ〜ぐらいは 真摯に向き合ってお勤めしなくっちゃね〜!!!
 

自己を見つめて……

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 仏の里は 降ったり止んだりの不安定なお天気……

初めて植え替えた境内の蓮も、雨につられてか??葉っぱを出し始めた

ことしは幾つぐらい 花を咲かせてくれるかな〜(^人^)


 せんじつ布教師会の研修が別府で行われ

数年前に十二年籠山を終えられた、宮本祖豊氏を講師にお迎えした

比叡山には三大地獄と言われる修行法があって、一つは千日回峰行の回峰地獄

そして一日に七度の勤行を日課とする、元三大師堂の看経(かんきん)地獄

もう一つが 講師である宮本氏が満行された十二年籠山行である

この行は別名『掃除地獄』とも言われるが、掃除だけやってりゃい〜ってもんじゃなくて

十二年間 伝教大師の廟のある浄土院の結界を一歩も出ることなく

新聞、テレビは勿論のこと、電話など外部との接触を一切断って

朝三時半の起床から就寝に至るまで、厳格に決められた日課の中での修行である

ま〜 そんな行を満行された方なんで、我々みたいな半人前にとっちゃ〜正に雲の上の人……

酒でも入ってなきゃ〜 近くに行くこともはばかられるってんで

失礼とは思ったが 研修後の懇親会の席で、横に行って質問をさせて頂いた

『科学でゆ〜宇宙と、仏法の宇宙との違いは??』

さすがは道を極めた行者さま こんな取り留めのない質問にも、時間を掛けて丁寧に答えて下さった

ま〜 詳しい内容については省いちゃうけど

『実際の宇宙も、仏の宇宙も我々が完全に理解することは難しいでしょ〜

ですが 自身を追求すれば、宇宙を理解することに近づけるのでは……』

まずは頭で考えるのではなく、自己を見つめる修行をしなさい……ってことらし〜!?!


 ま〜 分かったよ〜な、分かんないよ〜な話だけど……

取りあえず これからも修行が続く事だけは確かなよ〜である(ー人ー) 

諸行無常……

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 雨が上がると 仏の里は新緑の美し〜季節を迎えた

きの〜まで頻発していた地震も、この辺りはいくらか落ち着いてきたよ〜だが……

あすからは また天気が崩れるそ〜なので、まだまだ油断のできない状況がつづいている


 釈尊は この世は諸行無常であると説いた

この言葉は『祇園精舎の鐘の声 諸行無常の……』で始まる、平家物語にも引用されているよ〜に

栄えていたものも 次にはど〜なるか分からない……???

ってゆ〜よ〜に、何となくマイナスイメージに捉えられる事が多い

もちろん 人の苦しみは、世を諸行無常だと思わなかったり

或は思いたくなかったりすることから始まるので、あながち外れている訳ではない

しかし釈尊のゆ〜諸行無常とは、自然の摂理を説いたもので

一瞬一瞬の時の流れや 不変性のない世の移ろいを説いたものなのだ

つまりプラスからマイナスへといった、悪いイメージばかりではなく

きょ〜は思うようにならなくても、あしたは……とゆ〜よ〜にプラスに捉えることもできるのだ

 

 じっさい災害に遭って、困難に直面しておられる方を思うと

こんな言葉が何にもならないことは分かっている

ただ だからこそ諸行無常と説いた、釈迦の言葉を思い出して

あすは 少しよくなるかも知れない……と思って頑張って頂きたい



散る桜……

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 ここにいると テレビも新聞も見ないのだが

九州中部では地震が頻発して、阿蘇や湯布院では多くの被害が出ているとのこと



 そんなおり 境内の八重桜が満開となった

散る桜 残る桜も 散る桜…… 大石内蔵助の辞世だったかな??

釈尊のゆ〜ように 世はまさに諸行無常なのだろ〜

被害に遭われた方に 心よりお見舞いと、お悔やみを申し上げたい

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