大魔神のつぶやき

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 体調に不安の残る中、後半に余力を残すための心拍数160以下キープ作戦。
 しかし、他選手の飛び出しは速く、最前列スタートの私は次々と抜かれます。
 一方で、最初の角を曲がってから早くも始まる登り、私の心拍数はあっという間に160に達します。

 これ以上スピードを上げてはいけない。
 後半必ずそのツケが来る。
 我慢、とにかく我慢。

 そう、昨年は浅間神社まで20分かけているのです。
 レース全体で昨年より2分8秒縮めればいいのだから、浅間神社までは20分かけてよい。
 徹底してそうポジティヴに考える事で、焦る気持ちにブレーキをかけます。

 その結果、浅間神社までは本当に余裕の走りで18分強で通過。
 この時点ですでに昨年対比2分の貯金です。
 そう考えれば、過度に焦らなくてもよいわけです。

 ここから中の茶屋までのダラダラ上りはある意味一番きついロード。
 延々と続くかのようなダラダラ坂は心理的負担も少なくありません。
 しかし、今年積み重ねてきた24kmロードの成果か、心拍数160以下の成果か、気付けば淡々と走って47分強で中の茶屋を通過。

 昨年は49分くらいかかったはずだから、以前として2分近い貯金が残っています。
 しかも、この時点でまだ余力は十分。
 いつもは一回目の給水をする中の茶屋ですが、今回はまだ余裕と判断して給水はスルー。
 レース前の予定通り、アミノバイタル SUPER SPORTS のみ補給です。

 ただし、気になる尿意は増すばかり。
 この時点でこれが気がかりでした。

 あっ、それからもう一つ。
 右足の脹脛に時折り違和感が走っていました。
 あとで攣ったら怖いなと思って、気休めですが塩飴をなめ始めます。
 一応ミネラル補給という事で。

 中の茶屋から馬返しまで、一段と厳しくなる登り。
 しかし、このあたりから私の速度は周囲のランナーに対して相対的に速くなってきたようで、少しずつですが確実に順位を上げていきます。
 心拍数は160以下をキープしきれなくなり始めていましたが、それでも163以下くらいで我慢していました。

 唯一の気がかりである尿意。
 周囲が森林だらけになるこの場所での処理も脳裏をよぎりましたが、馬返しに確かあったはずの簡易トイレを思い出し、そこで処理する事に決めました。
 トイレが空いていれば処理はおそらく30秒程度でしょう。
 たとえ並んでいても、試走の感じから5分程度まではロスしてもいい、そう覚悟を決めました。

 つまり、この時点では五合目までは我慢できないだろうと感じていたのです。
 しかし、これは大いなる反省点ですね。
 レース前の水分管理はもう少しシビアにやる必要がありそうです。
 具体的には、今年は7:45に行った最後の栄養補給ですが、多分遅すぎたのでしょう。
 ここでアミノバイタルを480g摂った事で、余計な水分も摂ってしまったような気がしています。

 さて、一方で走りの方は好調。
 過去2年、馬返し前の最後の急登は歩かざるを得なかったのですが、今年は最後まで走り切れました。
 馬返し到着タイムは77分強。
 これなら、試走時とほとんど変わりません。
 ただし、予定通りトイレに駆け込んだのでここで30秒ほどロス。
 しかし、トイレが空いていたのはラッキーでした。

 給水はまだ大丈夫と判断して、馬返しでも給水はスルー。
 予定通り、アミノバイタル SUPER SPORTS のみ補給。
 しかし、馬返し通過時点でこれだけ余裕があるのは、4回目の挑戦にして初めての事です。

 確かに発汗量自体が昨年と比べても異常に少なく、その意味では気候に助けられた面は否めませんが、私自身のコンディションもよかったし、レース戦術も昨年の比でないくらい上達していた事を実感しました。

 とにかく、ここで昨年対比3分の貯金があった事で、そして余力が十分だった事で、今年の2時間30分切りは確信しました。
 アクシデントがない限りは大丈夫。

 あとはどうレースを運ぶか?
 あくまでも潰れる事を避けて2時間30分を死守する慎重なレースに徹するか?
 それとも、ここでついにブレーキを外して、攻めのレースに転じるか?

 明らかにペースの落ちてきた周りのランナーに対して、ここからが自分の土俵との確信が芽生えた私。

下した結論は「GO!」

 ここでついに加速ギアに転じた私は、ペースアップした 早歩き(笑) で、次々と先行ランナーを抜いていきます。
 ここまで来たら目標は登山区間(馬返し〜五合目)を60分。
 次の目標である二合五勺は、登山区間の約40%地点ですから、馬返しからの想定所要タイムは24分。
 そう、78+24=102分が、二合五勺の目標通過タイムです。

 急コーナーでは急登を避けて大廻りする先行ランナーを尻目に、満を持して脚力全開にした私は直登に近いショートカットルートを選択。
 次々と先行ランナーをかわして順位を上げていきます。
 その時は一瞬180にも到達する心拍数も、しばらく他のランナーと歩調を合わせていれば170程度まで戻ります。
 この繰り返しでコーナー毎に次々と順位を上げていきます。
 右脚の脹脛もショートカット時は攣りかけますが、ここまでは昨年大会でも今年の試走でも経験済み。
 想定内なので、脹脛の時々の悲鳴には耳も貸しません。

 こうして心臓・肺・脚を酷使しながら、二合五勺は想定通り102分で通過。
 試走時は103分ですから、ここでついに試走時よりも前に出ました。
 試走時よりも遅く馬返しを出て、早く二合五勺に着きました。
 つまり、ここまでの登山区間は試走時よりもいいペースで歩けているわけです。
 それがわかって、ますます強気に転じる私。
 こうなると、夢の五合目2時間20分切りが見えてきます。

 嵩にかかって攻める私。
 二合五勺の給水もほとんど取らず、アミノバイタルの補充のみ。
 試走時も大丈夫だったから最後まで持つだろうとの強気判断です。
 まぁ五合目コース限定でしか通用しない戦術という気はしますが・・・

 次の目標は井上小屋通過タイム。
 ここは登山区間75%地点なので、馬返しからの想定所要タイムは45分。
 つまり、78分+45分=123分が目標通過タイム。

 心拍数は依然として170〜180の高値キープ。
 ハァハァゼェゼェ言いながらもハイペースで登り続ける私。
 ただし、周りの登山ランナーもそれなりのペースで登っているわけで、必ずしもガンガン抜いていけるという事でもありません。
 7/3の試走時やいつもの越前岳ではハイカーたちをそれこそごぼう抜きにしているわけで、それと比べると自分のペースはその時より速いのか遅いのか分からなくなります。
 唯一のよりどころは心拍数であり、ポイント通過タイムなのです。
 やはり、コースを熟知する事は重要です。

 そして見えてきた井上小屋。
 ここを122分強で通過。
 全ては想定通り。
 であれば、あと15分程度で五合目に着けるはずです。
 力尽きなければ。

 そして一回目の林道に134分あたりで出ます。
 おそらくそこから5分くらい。
 さすがに関門2時間20分は甘くはない、ギリギリかもしれません。

 もう一度登山道をくぐって最後の林道に出てから炎のダッシュを敢行。
 しかし、思いのほか距離が長く(200mくらいある?)、途中でまた歩き出す体たらく。

イメージ 1

 ですが、この時点で私の腕時計はまだ2時間18分台を示しており、関門切りは確信もしていました。
 つまり、勝利を確信した、言わば余裕の歩きなのです(笑)。

 それでも最後の最後、ゴール前20mは最後の猛ダッシュ!!(笑)

イメージ 2

 そして、ついにゴール!

イメージ 3

 タイムは既報の通り、2時間18分45秒。
 念願の2時間30分切り達成です!

 ゴールで迎えてくれたワイフの前で思わず出た大魔神会心のガッツポーズ。
 それはフィギュアスケート世界選手権で女王の座を奪還したミキティこと安藤美姫を彷彿とさせました(笑)。

 → 第64回富士登山競走挑戦記(4)レースを終えて


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何度読ませていただいても、ゴールの瞬間は感動モノですね!
ここまで冷静にレースを組み立てて、それを記憶されて記事にもしっかりアップ♪
もう脱帽です!!

2011/7/27(水) 午後 9:57 もののけ隊員 返信する

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もののけさん、こんばんは。
実を申せば、最近忘れるのが早いので、覚えている内に早くブログにアップしておこうと必死なのです。
書いたら安心して次々と忘れていきます。
でも、1年後には多分読み直すので、それでこの頃の反省を思い出す事ができるんです。
未来の自分のために書いているです(笑)。

2011/7/29(金) 午後 7:40 大魔神 返信する

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