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いわきに暮らす知人から、出産祝いが届きました。
「震災から2年が経ちましたね。 気が遠くなるほど、永く、そして、あっという間に過ぎてゆきました。」
彼女の言葉を自分の言葉のように感じる被災者や原発事故の被害者の方々が、大勢いらっしゃるにちがいありません。
昨日からの「福島第1原発停電で冷却停止」のニュース、実は今なお高濃度の汚染水が流出しているとつい先日ニュースになったこと、住民たちに知らされないまま焼却炉建設が進められようとしていた問題、他にも様々な隠蔽や問題がちょこちょこと小さく新聞にのっています。意識して集めれば、読み切れない程の量信じたくない出来事についての情報が見つかります。 原発事故後2年たった今も、事態は収束へ向かうどころか、どんどん手が付けられなくなっているように見えます。そして、東電や日本政府は、被害を受けた人や犠牲を強いられている(もしくは、これから強いられようとしている)人々、国内で日々発見されたり隠されたりしている被害、各地の原発が抱える不安材料、などから国民の目をそらすことだけに尽力しているかのようです。 震災後2度目の3月11日を前に、原発事故後に福島県から移住してきた私たちふくふく牧場もTV局3社で取り上げられました。 3月3日にチーズ工房落成式があったので新聞2社にも掲載されました。 そのため、TVや新聞を見た方々がチーズを買いに来てくださったり、お電話やメール、お葉書でエールを頂いたり。 チーズ工房は、週4回モッツァレラを作っていますが、搾っている牛はまだ1頭なので、一度に十数個しかできません。まだまだ本格営業とは言えないので、この段階で「チーズ工房オープン!」とテレビや新聞に出るのは、まだまだ早すぎるようで気恥ずかしい思いです。 福島からの避難者として取材されることについては、原発事故の際もその後の報道に関してもマスメディアへの不信は強まり、いまだその不信感が消えたわけではなく、自分たちの取材がどう編集されるかに対して警戒心もあります。そんな私たち夫婦が今まで取材を引き受けてきた理由はひとつ。 私たちの取材記事や報道に触れた人のうち数人でも、原発をめぐる数えきれない問題(福島第一原発の事故関連もそれ以外も)について(もっと学ぼう、考えよう、そしてできそうなことから行動しようと思ってもらえたらと願うからです。 そして、私たちを取材する報道関係の方々に、この問題について倫理道徳を持って問題の本質をしっかり報道してくださいね。社会を動かす気概を持って番組を作ってくださいね。苦しんでいるいまだ見ないふりをされている人々の小さな声こそすくい取ってくださいね。と伝えるためでもあります。 だから、私としては、私たちを取り上げた番組を見た方が、私たちがあの地を離れることになった根本的な原因について考えてくださるととても嬉しいのです。 そして、自分や自分よりも若い世代たちが同じ目にあうことのない社会を作っていこうと考えてくださるととても嬉しいです。 千人千様の被害、苦しみの形があるうちの、私たちのケースはたった一つ。 様々な立場・人生を生きる人々のそれぞれの被害が一つ一つきちんと問題として認識され議論されてほしい。 さらに、その一人ひとりの苦しみを引き起こしたものの正体、責任の所在と償いの方法、同じ事を起こさないためになされるべきことといった問題が、私たち夫婦がマスメディアに本当に取り上げて欲しいことであり、よりたくさんの人に考えて声をあげてほしいことです。人事ではなく、自分が生きる日本社会の課題として。自分たちにも深く関わっていることとして。 そういう願いを叶えるためにテレビ取材を引き受けることが果たして成功しているかどうか、私たちは毎回悩みますが、どうだったでしょう? 原発にたよらないエネルギーで生きていきたい。漠然とでもそんな思いの有る方、 そんなことどうしたら可能になるの?とあきらめ半分の方、 広島近辺在住であれば、4月6日に安佐南区祇園公民館で『シェーナウの思い』上映会あります。 「子どもたちの未来を、笑顔を守りたい!」と、原発のない社会を実現するために学び、行動している素敵なお母さんお父さんたちのグループpoco a pocoが主催です。 こうした人のつながりがどんどん広まったら嬉しいなぁと思います。 そして、こうした声が無視されない日本になっていってほしいなぁ。
庭に福寿草が一輪咲きました。
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一人一人、自覚しなきゃならないですね。
日本に住む多くの人は、良心的な人だと思ってます。だからこそ逆に、ドラスティックにはいかないのかも。継続すること、模索することが大事だって思いました。
ふくふくチーズ工房OPEN、おめでとうございます( ^.^ )Y
2013/3/22(金) 午前 1:49 [ N郎♪ ]
長文だ〜。
声をあげていくのはしんどい。
でも、あきらめないでいこう。
今もくっきりと思い出す。そして涙が出るよ。だらだらだらだら。
小さなトラックに牛たち、羊たちを積み込んだあの2年前を。忘れない。
進んで行きましょう。
2013/3/23(土) 午後 10:21 [ 小さな林 ]
N郎♪さん、「継続と模索」
本当ですね。大事ですね。
そして、思いやりや優しさとともに、
大切なものを守りぬくために、
同じ過ち、さらなる被害・犠牲をださないために、責任を追求する厳しさと強さも持たなきゃいけない、と私は思うのです。
2013/3/27(水) 午後 5:30 [ ふくふく ]
小さな林さん
くどくなってしまうんです^^;
私たちが進んでいきたい未来は、原発事故の記憶、原発への関心が薄れていっては創れない未来。
こだわりつつ、自分の生活も前へ進めて行きましょう^^
2013/3/27(水) 午後 5:36 [ ふくふく ]
こんにちは。グーグルから来ました。
うちでは、原発事故後、ソーラーパネルを設置してインバーターを介して冷蔵庫を動かしていました。
その後1年程でインバーターが故障してしまい、インバーターを介さなくても使える直流LED照明を設置しました。
ソーラーパネルは5年程使っていますが問題なく動いています。
部屋の絨毯を畳に変えて、掃除機を使わないライフスタイルを思案しています。
これからもお互い節電に励んでいきましょう。
2016/4/20(水) 午後 2:19 [ ミネ通 ]