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※阪急十三駅・西口
E男から、
奢るからカラダひとつで来てくれと誘われて、
2人で復興オープンしたしょんべん横丁の大衆酒場
“平八”のテーブル席で飲んでいた。
女性従業員が、
ママに伝票を渡しながら、
何か、耳打ちをして行った。
ママが、オレたちのとなりのテーブルへ行って、
客に、5700円ですと言った。
となりのテーブルには、60くらいのオッサンと、
20代の兄ちゃんが2人の3人が座っていた。
酔っ払ったオッサンが、
ママに、
「おつり、まだもらってないぞ!」
「まだ、お勘定いただいてませんので」
「払ったやないか!」
「まだです」
「なんぼや!」
「5700円です」
「なんで、そんなに高いんじゃ〜!」
「たくさん飲んでいただきましたから」
「なに言うてるんじゃ〜、こら〜!」
「・・・・・」
「こら〜〜〜〜〜〜!」
オレの背中で暴れはじめたオッサンに、
オレ、言うた。
「大きい声出すな。静かにしろや」
そしたら、
オレと一緒に飲んでいたE男が、
突然立ちあがって、
「こら〜〜〜、オッサン。カネ払わんかえ〜〜〜!」
「長い時間飲んでやがって、カネ払わんかえ〜〜〜!」
「こら〜〜〜!」
「カネもたんと、飲みに来たんか〜〜〜!」
2人の兄ちゃんの話では、
たまたまどこかの店で知り合って、
オッサンが奢ると言うので、
ついて来たということだった。
結局カネは、
2人の兄ちゃんが半分づつ出した。
けれども、E男の怒りは収まらなかった。
「飲み食いして、カネ払わんとは許せ〜〜ん!」
「こら〜〜〜!」
「カネ持たんと、飲みに来たんか〜〜〜!」
「どうやねん、こら〜〜〜!」
ママと女性従業員が止めに入ったので、
E男はとりあえず、おとなしくなった。
オレ、おとなしくなったE男に、
聞いた。
「お前、いまのは、もしかして」
「はい」
「オレに言うてたのと違う!?」
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