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ほめる――
これは古今東西、どこでも通じる口説きの有効テクニック。
だれでも、人からほめられて悪い気はしない。
まして、好感を感じてる人からほめられたら、それだけで、心が傾くと言うもの。
ここに、使ってみて決してソンのないテクニックがあります。
ほめるなら、周囲の人間に!がそれです。
本人の口から言うとウソっぽく聞こえることでも、人を介して耳に入ると、グンと真実味が増す。
「あのお客さん、○○子さんのこと、ものすごくほめてはりましたよ。あんなええ子、おれへんて」
グラっとくること間違いない。
本丸攻撃だけでなく、からめて攻めようと言うのがこの作戦。
作戦と言っても、何も策をもてあそぶわけではありません。
キャバレーにはボーイがいてる、マネージャーがいてる、店長がいてる。
あなたが普段から心やすくしてる店の人間に、さりげなく彼女のことをほめる。
ホステスに言うてもいい。
ただ、それだけで、いいのです。
悪い話なら、誰かが気をきかせて自分ひとりの腹の内に納めてしまうこともあるけれど、いい話はまわりまわって、たいてい本人の耳に入るもの。
そこが狙いなんです。
オレの事務所の近くに、“ニューサンローラン”に勤めてる中国人の子が住んでる。
なかなかの美人(33くらい・桂銀淑似)で、頭がいい。
それで、本人に直接言うたことはないけれど、そいつのことを、ええヤツや!ええヤツや!と、もう2年くらい前から店で言ってた。
その桂銀淑、店の中ではオレに話しかけて来ることないのに、この前、近所のスーパーで偶然会ったとき、目を輝かせてオレに抱きついて来よったんでビックリした。
ホステスに言いよってくる客は多い。
もう「好きや」と言われ慣れてる。
ほめ言葉も聞きあきてる。
しかし、それは面と向かってのこと。
他人と言うワンクッションを置いて耳に入るほめ言葉は、また別のもの。
感じ方が全然ちがう。
仕事の場面でもそうやろう。
得意先のえらいさんがほめていたと、人づてに聞かされたら、そのえらいさんに好感を持つのと同じ。
もし、彼女が、あなたのことを憎からず思ってたら、これは決定打にもなりうる。
「オレ、おまえのこと、好きや」
と、直接口説くのもええけれど、
こう言うシャレた手も、たまには使こてみてください。
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