十三のネオン街は、男を磨く“道場”だ

ネオン街遊びの4原則は、威張るな、大ボラ吹くな、ホステスに触るな、度を越したスケベ話をするな。これが出来れば貴方も十三で人気者。

口説きのマニュアル

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ほめる――

これは古今東西、どこでも通じる口説きの有効テクニック。
だれでも、人からほめられて悪い気はしない。
まして、好感を感じてる人からほめられたら、それだけで、心が傾くと言うもの。

ここに、使ってみて決してソンのないテクニックがあります。

ほめるなら、周囲の人間に!がそれです。

本人の口から言うとウソっぽく聞こえることでも、人を介して耳に入ると、グンと真実味が増す。

「あのお客さん、○○子さんのこと、ものすごくほめてはりましたよ。あんなええ子、おれへんて」

グラっとくること間違いない。

本丸攻撃だけでなく、からめて攻めようと言うのがこの作戦。

作戦と言っても、何も策をもてあそぶわけではありません。

キャバレーにはボーイがいてる、マネージャーがいてる、店長がいてる。
あなたが普段から心やすくしてる店の人間に、さりげなく彼女のことをほめる。
ホステスに言うてもいい。

ただ、それだけで、いいのです。

悪い話なら、誰かが気をきかせて自分ひとりの腹の内に納めてしまうこともあるけれど、いい話はまわりまわって、たいてい本人の耳に入るもの。

そこが狙いなんです。

オレの事務所の近くに、“ニューサンローラン”に勤めてる中国人の子が住んでる。
なかなかの美人(33くらい・桂銀淑似)で、頭がいい。

それで、本人に直接言うたことはないけれど、そいつのことを、ええヤツや!ええヤツや!と、もう2年くらい前から店で言ってた。

その桂銀淑、店の中ではオレに話しかけて来ることないのに、この前、近所のスーパーで偶然会ったとき、目を輝かせてオレに抱きついて来よったんでビックリした。

ホステスに言いよってくる客は多い。
もう「好きや」と言われ慣れてる。
ほめ言葉も聞きあきてる。

しかし、それは面と向かってのこと。

他人と言うワンクッションを置いて耳に入るほめ言葉は、また別のもの。
感じ方が全然ちがう。

仕事の場面でもそうやろう。
得意先のえらいさんがほめていたと、人づてに聞かされたら、そのえらいさんに好感を持つのと同じ。

もし、彼女が、あなたのことを憎からず思ってたら、これは決定打にもなりうる。

「オレ、おまえのこと、好きや」

と、直接口説くのもええけれど、

こう言うシャレた手も、たまには使こてみてください。

花束、洋服に限らない。
プレゼントは、何を贈ってもいい。

大事なのは、品物より心。
何を贈るにしても、それをプレゼントに選んだ理由を、きちんと彼女に説明することが大事です。

たとえば、ネックレスを贈る場合、

「これ、似合うと思たんや」

このひとことが、実はプレゼントした品物よりも効果をもたらす。

ところが、このひとことの重要性に気付いてない客が多い。盲点なんですね。
品物を渡しさえしたら、彼女のハートをつかめると思ってる。
高いカネをはたいたハズやのに、もったいない話や。

ちょっとキザでもいい、プレゼントを手渡すときはピシッと決めんとアカン。

プレゼントする、その日に特別な理由が、選んだ品物に特別なエピソードがあると、なお効果的。

「たぶん、きょう、誕生日と思うねんけど」

そう言うて、ホステスにブーツをプレゼントしたヤツがいた。
こいつは手がこんでた。
その労たるや、なみのものではなかった。

「どうして、きょうが私の誕生日と思ったの? だれにも言うてないのに」

「話せば長いねんけど・・・・・
以前、星占いの話をやったとき、てんびん座て言うてたやろ。
そしたら、9月24日から10月23日の生まれ。
それから別の日に、ゴト日(5日・10日)の交通渋滞の話になったとき、私もゴト日の生まれて言うてたやん。
それで、あとはあてずっぽうで10月5日と思てんけど、違うかったかなぁ?
それに、冷え症とも言うてたやん。これから寒むなるし、ブーツがええと思たんや」

「サイズは、どうして分かったの?」

「オレ、店に来るたび、足の大きさを観察してたんや。それから、あくる日に靴屋へ行って確認を繰り返してたんや。いっぺん履いてみィ。たぶんサイズ合うと思うねんけど。
もし、合えへんかったら替えてもらえるから」

「わあ、ピッタリ。ありがとう。ほんまにありがとう。
こんなにうれしい誕生日のプレゼント、私、ほんまに初めてやわ」

結果は言うまでもない。

誕生日が間違ってても、かまわない。
そのほうが、なお効果的かも。
マメであることは、口説きの強力な武器なんです。

少し値段が張るけれど、洋服もプレゼントに最適です。

ホステスは毎日店に出ている。
いつも同じ洋服ばかり、と言うわけにはいかない。
洋服はたくさん持っていたほうが鼻が高い。

ところが洋服は、ホステスの商売道具なのに、それにかかった費用は必要経費として落とせない。
トップクラスのホステスでなかったら、多かれ少なかれ、みんな衣装で頭を痛めてる。

そこで、大奮発して彼女に一着プレゼントすることに決めたのはええけれど、問題になるのは、どんなデザインの、どんな色の洋服にするか。

女性のファッションに通じた人なら別だけど、たいがい、ここで迷ってしまう。

好みでないデザイン、色だったら、贈られたほうも迷惑する。
贈ってくれた客に内緒で、ホステス同士、こっそり譲りあったりすることもある。
ここが花束と違うところ。

だから、洋服選びは、慎重にならないといけない。
しかし、いい方法がある。

「こんどの日曜日の午後、ちょっと付き合うてくれへんか。ビックリさせる計画があるねん」

「ビックリさせるて、なにやの?」

目を輝かせます。

本人に選んでもらうわけです。
これなら確実。
しかも、デートに誘い出す口実にもなる。
当日、目をつけていたブティックへ案内して、そこで初めて彼女にタネあかし。

「ビックリさせる計画て言うのはこれなんや。気に入った服、選んで」

「 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・!」 (嬉

「そのかわり、あんまり高いのはアカンで」

ご安心を。
ホステスも客のサイフの中身くらい、すでに心得てる。
予算の範囲内で、自分の好みにあった服を選ぶハズ。

「これ、私に似合うかしら?」

「バッチリや!」

そのあと、いっしょに食事して同伴出勤したら、もう最高。
さっそく店で着替えてあなたの席にやってくる。

「こんな洋服、前からほしかったのよ。本当にありがとう」

そう言われて、悪い気、しませんやろ?

プレゼントは、口説きのラブゲームに欠かすことができません。
ひとつのプレゼントが、百の言葉より雄弁に気持ちを伝えてくれることもある。

とは言え、何を贈るか?
男はいつも迷う。

迷ったときは、花束が一番。
無難というのではなく、間違いなくホステスの心をくすぐるから。

「うわあ、きれい。ありがとう!」

ステージのヒロインや、パーティーの主賓に贈られるのは、いつも花束。
花束は、選ばれた人にふさわしいアクセサリーでもある。
花束を贈られた彼女の「ありがとう」と言う言葉は、決して作り物などではありません。

派手好みのホステスには、うんと派手な花束が、
地味な感じがするホステスには、さりげなく高価な花束がいい。

客ではないけれど、こんな話がありました。

あるキャバレーの若いウェイターが、その店の売れっ子ホステスに一目ボレ。
思いつめて、オレにアドバイスを求めて来た。

彼は、オレの指示どおりにフラワーショップに頼んで、少ない給料の中から週に1回、定期的に彼女のマンションに花束を贈り続けた。
匿名で。

ウェイターと言う身分を考えると、これはクビ覚悟の、道ならぬ恋。

2ヵ月後、店が終わったあとで、彼は十三駅へ帰る彼女を待って、気持ちを打ち明けた。

「花束を贈ってるのはオレなんです。迷惑なことをしてすみませんでした。オレ、店、クビになってもええんです」

「ありがとう。うれしいわ」

彼女のほうも、うすうす気づいてたようでした。

で、それからどうなったか?
店に分かればクビになるのを覚悟で、自分のことを思ってくれてた彼の気持ちを、彼女は受け入れました。

すべて、花束の力とは言わないけれど、
このささやかなプレゼントが、ひたむきな思いとともに女心の奥まで届いたことは言うまでもない。

花束は、口説きのラブゲームの小道具にピッタリなのです。

ここからは、基本をマスターしたあなたに教える応用テクニック。

キャバレー遊びにもすっかり慣れて、堂にいったもの。
きっとお目当てのホステスも、そんなあなたを大事にしてくれてるハズ。

しかし、彼女を目的に店へ通う客は、あなたひとりだけではない。
ライバルがいることを忘れたらアカン。

そこで、どうやってライバルに差をつけるか。
ちょっと理論武装しておくのも悪くない。

口説きに理論武装など必要ない?
そんなことはない。
これだけは知っておいてソンはしません。

「ランチェスターの法則」
ご存知の人も多いことでしょう。
そう、ビジネスマンのバイブルとも言われてる営業戦略。
元はと言えば、第一次世界大戦のときの損害予測の法則です。

この「ランチェスターの法則」が、口説きのラブゲームにも利用できるのです。
と言っても、難しいことではない。

かりにライバルが3人いるとする。
で、いずれもドングリの背比べで、目立った差はない、とする。

小売店へのセールス競争にたとえたら、これはシェアが分散してる状態。
けど、心配はいらん。
戦力の大量投入することによって、トップに出ることができる。
「ランチェスターの法則」は、そう力強く教えてくれてるのです。

セールス競争で言えば、巡回訪問の回数を増やすと言うのもそのひとつ。
口説きのラブゲームの場合はキャバレーに通う回数を増やすことが重要になってくる。

ライバルたちが、週に1回通ってるとすれば、こっちは2回。
週に2回通ってるとすれば、こっちは3回通う。

そして、彼女にとって「ナンバーワンの客」を目指すわけです。
そのためには食費、遊び、何もかも削る覚悟が必要になってくる。
オレは、実践した。

戦いにおいて、絶対に有利な立場にあるのは、ナンバーワンだけ。
ナンバーツー以下は、立場が不安定で、放っておいてもナンバーワンとの差は広がっていくばかり。
そう「ランチェスターの法則」は教えてくれている。

店に通う回数が多いのは、それだけ「好きや」て言う気持ちが強い証明。
それは、彼女にも伝わる。
そうやって、いったんナンバーワンになったら、あとはあなたの努力次第で寡占状態を経て、独占状態へと移行することが可能になる。

「ランチェスターの法則」が教えてくれてるのはこれだけではない。
まだまだ、役に立つテを教えてくれている。
解説書を1冊買って、この法則を勉強してみるのもいいと思う。

いずれにしてもこんな、心強い理論はない。

それに、この法則、オレの経験に照らしても、十分うなづけるんや。

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