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休日ということで情報が少ないですが、いくつかの情報の分析をさせていただきます。

日米金融機関、サブプライム関連の評価損「2割前後」
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20071117AT2C1603C16112007.html
 世界の金融機関で信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)に 関連した損失が増えている。
日米の銀行は最近公表した業績見通しなどで、関連資産額に対して2割前後の評価損を見込んだ。
ただ、買い手がつきにくい関連商品の価格は今後も下がる恐れがある。
サブプライムの評価損率をどのくらい見込むかが、業績や株価に大きな影響を与えそうだ。
 
 シティグループ15―20%、バンク・オブ・アメリカ18.5%、みずほフィナンシャルグループ25%――。日米の銀行がサブプライム関連の保有資産に対して、どれだけの評価損を見込むかの「評価損率」を計算すると2割前後に集中する。

アメリカの銀行監査基準の変更が行われました。
FAS157により、11月15日以降を決算期に含む会計報告以降、下記のように会計基準が変更されます。

現状の資産を3区分に分類して評価する資産評価方法のことを指します。

レベル1 市場などで価格が確定できる資産
レベル2 推定価格と確定価格が混在する資産
レベル3 独自の評価をしている資産

レベル3の資産が多いほど不健全とされ、格付け会社により低い格付けがなされます。

現在、CDO、ABCPなどのレベル3資産の多くは、自己評価で資産評価しています。
これをABXなどの指数を用いて算定することで、レベル2資産に組み込むことができるというものです。

現在、この方式でレベル2に引き上げた場合、膨大な評価損が発生すると思われます。
また、レベル3資産が多いままですと、格付けが引き下げられることになります。
これは、銀行などの資産保有会社の膨大な評価損が発生することを意味します。

http://www.markit.com/information/products/abx.html 
ABXの指数を見る限り、すべての銀行で評価損失が低すぎると思われます。
現在、07-02AAAで71.68 AAで40.50 Aで28 BBBで20 しかありません。

どのクラスの債権をどの程度持っているかによって評価損を違ってくると思いますが、少なくとも40%前後で損失額を評価しなくてはいけなくなるでしょう。
結果的に、現在公表されている評価損の3倍から5倍程度に損失額が広がる可能性があります。
また、大手銀行の配下にあるSIVが破綻して、保証会社である投資銀行に負の連鎖を起こすでしょう。

米財務会計基準審議会、オフバランスの適格特別目的事業体の廃止を検討
http://jp.reuters.com/article/domesticEquities/idJPnTK805056220071113
現在、投資銀行などは適格特別目的事業体を作り、SIVなどを本体決算から切り離しています。

このSIVの資産評価を投資銀行本体に組み込むというものです。

これが採用された場合、投資銀行のバランスシートが急激に悪化すると考えられます。

これを証明するような記事をご紹介していただいた方がいらっしゃいます。

349 名前: 日出づる処の名無し [sage] 投稿日: 2007/11/18(日) 08:57:56 ID:kFORstBk
 LEAP/E2020は、2008年2月までに米国の大手金融機関(銀行、保険、投資ファンド)のうち最低1社が倒産するとみている。それが引き金となり、他の金融機関およびヨーロッパ(特に英国)、アジア、新興国の銀行の連鎖倒産に発展する。Blackstoneのトニー・ジェームス社長(1)の表現によると、金融の「ブラックホール」が米国のサブプライム危機の後に形成された。大手金融機関倒産については大きいな要因が現在発生しており、しかも兆候が多数出ているので、当研究チームは今後3ヶ月で倒産が発生する確率は100%であるとみている。 米国政府は、パニックを回避し、米国の金融システム全体(2)への拡散を防ぐために預金者保護を打ち出す可能性が高い。しかし、その倒産規模からして、問題のあるその他の大半の金融機関(米国および国外を含めて)を 直撃することになるであろう。
 米国の金融機関との関係が強い金融機関が存在する各国が、直接の影響を受ける。特に、英国、日本、中国(3)である。
E2020 GEAB第19号 2007年11月16日 より

http://www.uploader.jp/user/sample/images/sample_uljp01067.mht

サブプライムローン問題は、金融セクターの生存危機となり拡大していることは確かです。
この臨界点が いつ くるか?だけの問題であるように思います。

当面は日経やダウなどの平均株価よりも、ABX、BKXなどの指数動向に注目すべきであると思います。

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こんにちは。
Europe2020の19号の翻訳がこちらにあります。
http://www.uploader.jp/user/sample/images/sample_uljp01067.mht

2007/11/18(日) 午後 0:31 [ nan*k*do7 ] 返信する

nanakado7様、こんばんは
情報ありがとうございます。早速更新させていただきます。

2007/11/18(日) 午後 7:21 [ 渡邉哲也 ] 返信する

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