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昨日、おかげさまで60000アクセスを突破しました。皆様ありがとうございます。

さて、このあたりで世界同時株安の要因の簡単な再考察をしてみたいと思います。

サブプライム、モノライン、クレジットクランチなどと難しい言葉が並びますが、本質は単なる米国の不動産バブルの崩壊なんですよね。

不動産をベースにして、思いっきり膨らませたマネーゲームが手詰まりになったということかと、、

債権化という手法を使い、1しかない物を10にも20にも増やしていたわけで

基になる数字が半分になれば、本来はー0,5で済むところがー5、ー10になったということでしょう。

不動産価格が下落する限り、今後も評価損は増える一方ということになりますね。

さて、基準となった不動産価格とて、債権化で膨らました資金のおかげで膨らんでいた訳であり、

買い手の資金も枯渇状態、買い手市場でまともな値段など付くわけがない。

また、何十倍にも膨らんだ資金がどこに流れていたかということになると思います。

流動性資金の流れていた先は、市場規模の小さい新興国市場や資源市場なわけですね。

規模が小さい市場では、少ない資金で株価を吊り上げることができる訳です。

こうして膨れ上がった世界の市場ですが、ついに昨年臨界点を迎えてしまったといえるでしょう。

そして、世界を巻き込みながら完全な負のスパイラルに入ってしまった。

ここに少し面白いデータがあります。

〔クロスマーケットアイ〕値ごろ感出た日本株に年金筋の買い、海外勢の売り姿勢変わらず
ttp://jp.reuters.com/article/stocksNews/idJPnTK008546020080207
>株式市場では年金筋の買いが出たとみられ、下値を支えたことも安心感を与えた。
>ただ、海外勢の日本株売り姿勢は依然として根強く、欧米市場の展開次第では、波乱を予想する声もある。

日本特化型ヘッジファンドの運用資産激減、海外投資家がそっぽ
ttp://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-30169520080205
>日本の資産に投資する日本特化型ヘッジファンドの運用資産が激減している。2年続きの
>成績不振で海外投資家がそっぽを向き

#結果からいえば、ほとんどのヘッジファンドは日本への投資に失敗しているわけです。
#基本的には株式はゼロサムゲームですから、ヘッジファンド以外の国内投資家が儲けたことになると思います。

日本株売りこし、鮮明 外国人投資家、年初から3週連続
http://www.asahi.com/business/update/0124/TKY200801240453.html

昨年、8月の暴落の後、9月に世界中が戻す中で、面白いことに日本だけが戻しきらなかった。
この時、買いあがったのは実は外国人であった訳です。(グラフ参照)
バブル崩壊で痛い目にあい、投資に懐疑的な目を向けていた日本は逃げてしまったといえるでしょう。

1月以降、欧米のファンドなどの損失補てんの為の換金売りが本格化をはじめています。
日本企業は経営基盤安定を目的として、安価での自社株買いを進めています。
また、年金などの長期性資金も安定株を中心に安くなりすぎた株式を買い進めているようです。

本題に移しまして、この不動産バブル崩壊による金融混乱をどうすれば押さえ込むことができるか考えてみたいと思います。

G7 日本の「経験」説明へ サブプライム、バブル崩壊と類似
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080207-00000087-san-bus_all
 東京で9日に開催される先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)で、日本が米国の低所得者向け高金利型住宅ローン(サブプライムローン)問題の解決に向け、バブル経済崩壊後の不良債権の処理経過などを説明することが6日分かった。財務省幹部が明らかにした。世界の金融市場を揺るがす今回のサブプライム問題が、わが国のバブル崩壊の過程と似ている面が多いため、危機から立ち直った経験を各国に参考にしてもらう狙いだ。1990年代に経験した日本のバブル崩壊の過程では、不動産価格の急落をきっかけに金融機関をはじめとする不良債権問題が発生し、長期にわたる景気低迷の原因となった。
 今回のG7で大きな焦点となっているサブプライム問題は、米国の住宅価格の下落に伴い、利用者の返済が滞り、信用不安が広がった。巨額の損失を計上する金融機関が相次ぎ、貸し渋りが発生するなど「バブル崩壊当時と似ている」とされている。
 財務省幹部も「金融機関に評価損が発生し、市場の混乱を起こした」という点でバブル崩壊との類似性を指摘。このため、議長を務める額賀福志郎財務相から当時の経緯や日本が講じた対策などについて、G7各国に説明することにした。
 サブプライムローンの場合、債権を小口化して金融市場で証券化商品として広く流通させたことが問題を複雑化させている。日本のバブル崩壊と異なるこうした問題点も踏まえながら、今後の対応策を模索することになりそうだ。

そこで、私の勝手な解決案を出してみることにしましょう。

この問題を考えるとき、一番大切なのは、不動産価格価格の安定ということになるでしょう。

買い手不在の不動産に、なんとか買い手を生み出すしかないでしょう。

問題となるのは、どうすれば不動産に再び投資価値が生まれるのか?ということですね。

現在、安全性資産への逃避が進んでおり、国債などの発行条件は整っていますので、

これを利用して連邦政府保証の新たな公社を設立して、安定債権を発行して買い取り資金を国際調達

それを原資に不動産と公社債を一定の条件で買い取り、これを調達価格にあわせ安価に再販売

連邦政府保証の不動産と債権の底値を力ずくで形成してしまう訳です。

金融機関の損失額はこれで確定することになり、結果的に破綻するところが出るでしょうが、これ以外の損失拡大は防止することができるでしょう。

まぁ、こんな力技はなかなか使えない夢物語でしょうね。

さて、昨日のNYですが、なんとか前日レベルを維持できたようです。

NY株式7日(終値)
ダウ平均   12247.00(+46.90 +0.38%)
S&P500    1336.91(+10.46 +0.78%)
ナスダック   2293.03(+14.28 +0.62%)

CME日経平均先物 13260(大証終比:+70 +0.53%)

日経も上げていますから、週末のG7の結果待ちといったところでしょうかね。

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お久しぶりです。
それから60,000HITおめでとうございます。
ネット環境が携帯のみになってしまったので書き込みはしていな
かったのですが、いつも楽しみにしております。
初めてイナゴスレ覗いてから1年以上たちますが、皆様のおかげで
自分自身の経済&情報リテラシーが少しは向上したかなと思います。
日本のバブル崩壊の「経験」説明は、構造の基本部分が似ているため参考になる部分は多いとは思います。
しかし、書かれておられますように債権化により日本の場合よりも
規模が途方もなく大きくなっているので、調整にはかなりの時間が
かかるのではないでしょうか。
この状況で、被害を抑えさらには新たな儲け口を見つけるにはどう
舵取りをしていくか。日本の財政、金融当局そして企業に期待したい
です。

2008/2/8(金) 午後 5:54 [ ヨソジーズ ]

ヨソジーズ様、こんばんは
>この状況で、被害を抑えさらには新たな儲け口を見つけるにはどう
舵取りをしていくか。日本の財政、金融当局そして企業に期待したい
です。
日本企業の多くは、完成品製造から代替の利かない基幹部品のサプライヤーに変化しつつあるように思います。
また、供給先は世界に広がっていますのである程度はリスクヘッジできると思います。
但し、今回の問題は米国一国の問題ではなく、債権化を通じて世界に波及していますから、世界的な景気後退が起きれば厳しいでしょうね。
当面は主要国政府など金融当局の動き待ちということになるでしょう。
被害を最小限にとどめることができ、早期に立ち直ればよいのですが、なかなか難しいような気がします。

2008/2/9(土) 午後 10:09 [ 渡邉哲也 ]


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