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さて、週末に入ってきた気になる記事から

企業年金利回りが大幅悪化、07年度は5年ぶりマイナスの公算
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080217AT2D1500T16022008.html
 企業年金の運用利回りが2007年4月―08年1月にマイナス6.39%と大幅に悪化したことが分かった。米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題を背景に、国内外の株式相場の下落が響いた。3月決算期末まで株式相場の低迷が続けば、07年度の利回りが5年ぶりにマイナスに転じる公算もある。年金費用の追加負担が企業業績に響く可能性も出てきた。
 格付投資情報センター(R&I)が調査対象とする約130の企業年金(年金資産額は約12兆円)の運用成績を集計した。利回りは07年4―12月の実績値と08年1月の推定値から算出した速報値。サブプライム問題をきっかけに昨年8月には日経平均株価が1万6000円を割り込むなど株式相場が下落し、企業年金の運用成績の悪化が鮮明になった。 (07:00)

#サブプライム問題の影響が国内の企業年金にも現れてきました。
#日本の年金基金の場合、主に国内外の株価低迷を受けたものですが、欧米の場合、サブプライム関連債などへの直接投資が多く、年金の破綻も懸念されるところです。
#このような間接的な収入減少は、実体経済に大きな影響を与え消費を冷え込ませる恐れがあります。

英政府、経営危機のノーザン・ロックを一時国有化へ
http://www.afpbb.com/article/economy/2352277/2654083

#信用不安解消のために、米国政府が膨大な税金を投入してきたノーザンロックですがついに国有化されるようです。
#いくつかの投資家グループが買収提案をしてきましたが、買収額で折り合いがつかなかった模様です。
#米国と並び不動産バブルがはじけたといわれている英国の動向も気にかかるところです。

資源輸出決済、ルーブルに移行へ=次期大統領確実の第一副首相が表明−ロシア
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008021501026
【モスクワ15日時事】ロシアのメドベージェフ第一副首相は15日、「資源輸出の支払いをルーブルに移行させる必要がある」と述べ、石油・天然ガス輸出などの決済を同国通貨ルーブルに切り替えていく方針を表明した。ルーブルの地位強化を図り、将来は「地域基軸通貨」にする考えで、ロシアの米ドル離れが加速しそうだ。
 3月の大統領選で勝利が確実視される同第一副首相は東シベリア・クラスノヤルスクで開かれた経済フォーラムで演説し、自らの政権の4年間の経済政策の優先目標を示した。
 第一副首相はこの中で、「国際金融の新たなゲームのルールの形成と、基軸通貨の役割見直しが現在行われている。ロシアはこうした状況に乗じて、国際金融センターの1つになることを長期目標とする」と強調。ルーブルの安定と流通拡大を図り、「地域基軸通貨」にすると述べた。

過去記事から
湾岸協力会議、ドルペッグ制の存廃めぐり共通認識見出す動き
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-29178220071203

現在、ロシア以外にも湾岸諸国会議(GCC)による共通通貨構想というのもあります。
湾岸地域の通貨はドルペッグ制をとっています。
基軸通貨ドルと連動させることで、為替変動による差損を受けない仕組みともいえます。
しかし、これには問題がありましてドルとペッグさせるためには金利も連動させなくてはいけません。
湾岸諸国は現在インフレに悩まされており、インフレ対策で本当は金利を上昇させたい。
通貨の切り上げだけでは対応は難しく、この過程でバスケット制への移行やドル以外の通貨での支払い要求が生まれていると思われます。
現在、次回のFOMCで最低でも0.50%の利下げが予想されていますが、湾岸諸国がこれに追従するかというのもひとつの焦点となっています。
米国にとって、資源との連動というのはドル基軸維持の最大のポイントともいえます。
ドル以外での通貨の支払いが増加することで、ドルの価値が毀損され、ドルの買い手が減少することを意味します。
これは、利下げによる希薄化と買い手減少による無価値化が同時進行することを意味します。
湾岸諸国にとっても、既存の石油決済代金の多くをドルで受け取り、ドル資産に投下して来た歴史がありますから、既存の自己資産の目減りを招くドルの無価値化は望ましくない。

ここに新興資源国ロシアとの大きな違いが存在しますね。

IEA、天然ガスも戦略備蓄・エネルギー安保を強化
ttp://www.nikkei.co.jp/news/main/20080217AT2M1500L16022008.html
昨日床屋に投下した記事ですが、ロシアの最大の売り物である天然ガスを備蓄する動きもロシアへのけん制の一環といえると思います。

資源大国のこのような発言や行動は中長期的なドル安要因となります。
長期的なドル資産の目減り予測から、米国全般の債権の不人気を後押しするものといえます。
短期的には債権を回避した資金が何に向かうのか?という観点でみる必要があると思います。
また、債権の不人気は実体経済の資金の流れを悪くし、国際的なリセッションを招きかねません。

UPDATE1: 東京株式市場・大引け=小幅反落、後場は買い戻し優勢の展開
http://jp.reuters.com/article/domesticEquities2/idJPnTK007217720080215
先週末の東京市場ですが、ヘッジファンドなど短期の投機資金が売り浴びせに失敗
強い買戻しの動きを受ける形で後場に入り反発、株価を戻す展開でした。

個人投資家 日本株を買い越し
http://www3.nhk.or.jp/news/2008/02/18/k20080217000154.html
NHKですから、非常に否定的な報道でありますがw、非常に望ましい動きでしょうね。

これには、日本人の個人投資家による強い国内株買戻しの動きが根底にある模様です。
日本企業の好決算を受けての配当目当ての買いも進んでいるとも思われます。
日本株の配当利回りを考えた場合、非常に割安になっている株式も多く、長期投資の対象としては非常に魅力的であるのかもしれません。

海外債権の下落、ドルの希薄化によるドル安懸念などを考えた場合、海外投資などよりもよほど安全で確実な投資なのかもしれません。

モノラインや金融セクターの損失拡大により、またまだ短期的な暴落の可能性は高いといえますが、
個人投資家の株式市場への回帰は非常に望ましい展開といえるでしょう。

閉じる コメント(2)

戸締先生、おはようございます。ロシアが資源輸出の決済を
ルーブル建てにする、というのは、アメリカのドル基軸だけでなく、
世界経済にとっても深刻な影響をもたらしそうっスね。

ロシアの資源がルーブルでしか買えなくなるなら、日銀など
各国の中央銀行も外貨準備にルーブルを加える必要が出てくるし、
その分、ドルの価値も激減してしまう。今までは、世界中、何でも
ドルで買えたから、どの国もアメリカへの輸出でドルを稼ぎ、貿易黒字を
米国債など、さらにドルを増やす為の運用に充ててきた訳ですが、
それらがアメリカの財政赤字を穴埋めしてきたことを考えると、
ドル基軸が動揺する事は、米国経済の破綻にも繋がりかねない
大問題なのでは…? まー、ドルの価値が半減すれば、米国が抱える債務も
半分になる訳で、意外に財政再建が進むのかも知れませんがw

しかし、御指摘の通り、ドルの資産価値が低下して、世界的な不況が
訪れると、石油需要も低下して、ロシアや中東にとっても、
好ましくない影響が出ると思うんですが…?
その辺の所は承知の上の、発言や行動なのでしょうかね。。。

2008/2/19(火) 午前 8:42 [ 経済神弟子見習い ]

お弟子さん、おはようございます。
ルーブルが基軸通貨になるためには致命的な欠点が内在します。
それはあくまでもバスケット通貨であることです。
中国の元にもいえることですが、変動相場への移行が焦点のひとつでしょう。
また、中東とロシアの最大のスタンスの違いは、過去の資産の有無でしょうね。中東は膨大なドル資産を抱えている、ロシアは過去の資産はない。
このあたりを考えると、ロシアと中東が同一の方向性を持ち得ないかもしれません。

2008/2/20(水) 午前 6:40 [ 渡邉哲也 ]


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