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さて、シティに関する話題から
米シティ、傘下のヘッジファンドに信用枠設定しオンバランス化
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnJT812947120080223?feedType=RSS&feedName=marketsNews
[ニューヨーク 22日 ロイター] 米シティグループ(C.N: 株価, 企業情報, レポート)は22日、
オルタナティブ・インベストメンツ部門のヘッジファンド、ファルコン・プラス・ストラテジーズに対し5億ドルの信用枠を設定したことを明らかにした。
このため同ファンドの100億ドルの資産および負債を、シティのバランスシートに計上する。
シティはまた、MBIAやアムバックなど金融保証会社(モノライン)向けの直接のエクスポージャーが、07年末時点で40億2000万ドルと発表した。1月半ば時点では38億ドルと推定していた。
過去記事
シティ:昨年立ち上げた代替投資ファンド、10−12月に52%下落-米紙
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003009&sid=aAtGQKV.rZfw&refer=jp_top_world_news
2月15日(ブルームバーグ):米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ、オンライン版)は15日、 米銀大手シティグループのオルタナティブ・インベストメンツ部門が昨年の秋、信用市場混乱からの損失をカバーしようとレバレッジを効かせたファンドを立ち上げたが、このファンドで再び損失を
出していると報じた。
同紙によると、シティのファンド「ファルコン・プラス・ストラテジーズ」は、最悪期は過ぎたという
見通しに立って投資するファンドだったが、昨年 10−12月(第4四半期)に52%の価値を失ったことが、今週の投資家あての書簡で分かった。投資家はさらに、ファンドが価値の下落した資産の売却を進めるなかで損失が一段と拡大する可能性があると伝えられたという。
現状で100億ドルの内、最低でも52%を失ったファンドをオンバランス化するということですね。
シティの出資分がわかりませんが、最低でも6000億円程度の損失がバランスシートに計上されることになりますね。
SIVの問題もそうですが、SPC(特定目的会社)のオンバランス化でどの程度負債が増加するか判らない状況でしょう。
不動産や債権価格の下落が続く限り、米国金融セクターの損失は拡大してゆく訳で完全に底が抜けた状況といえるでしょうね。
信用不安でドル建て債権の下落→投資家のドルからの離脱→為替リスクから引き受け金利上昇→金利上昇で破綻リスクが上がり信用不安が発生→最初に戻る。
完全な負の連鎖ですね。ここで債権から離脱した資金が米国内の不動産などに廻れば良いのですが、それよりも安全性が高く利回りが稼げる資源市場や新興市場がある限りなかなか難しいですね。
この状況で利下げをしても、ドル離れと資源インフレを促進するだけで終わりますから、ドルの信用不安の火に油をそそぐだけでしょうね。
また、債権化と高いリバレッジで膨らましていた架空資金の部分は、縮小すると消えてなくなるだけですから、世界中からその資金が消えることになりますね。
さて、どうするべきか? 金融セクターを含む不良部分の早期の切り分け、公有化を含む強硬手段、米国政府による金融セクターの一時運営、公権力による投資資金の強制誘導ぐらいでしょうか、、、
完全な自由主義を掲げて、他国へも自由化を強要した米国の金融政策を根本から否定することになりますね。
もうすでに時間はありません。早期に方針変更ができるか? 日欧など他国の協力が得られるかが鍵でしょう。
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