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英HSBC:新興市場注力へ、「今世代最悪」の市場混乱の影響避ける
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003013&sid=agNivMYfdEXU&refer=jp_us
5月30日(ブルームバーグ):時価総額で欧州最大の銀行、英HSBCホールディングスは30日、「高成長」の新興市場に力を入れ、「今世代で最悪」の市場混乱の影響回避を目指す方針を示した。
スティーブン・グリーン会長はロンドンで同日開催する株主総会でのスピーチに基づいた発表文で「高いレバレッジと極端に複雑な一部の投資商品への業界の近年の傾斜がもはや受け入れられない時代に入った」と指摘し、「そのようなレバレッジに頼った成長のモデルは今や、持続不可能となった」との見解を示した。
HSBCの会長が、高いレバレッジに頼った成長モデルの限界を示したことは、非常に興味深いものである。レバレッジに頼った成長モデルは格付けと流動性の確保に依存し手北といえよう。この2つが失われている現況において従来の拡大モデルは限界に達したといえよう。しかし、高成長の新興市場の拡大は、資源の消費を高めることになる。
すでに、資源インフレが発生している中でこのような成長モデルも限界に対しているのではないだろうか?
米シティ:SECがヘッジファンド関連の記録提出求める−非公式調査
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003002&sid=aP0u9G1_1zfQ&refer=jp_bonds
5月30日(ブルームバーグ):米銀シティグループは30日までに、米証券取引委員会(SEC)から非公式調査の一環として、ヘッジファンド関連の記録の提出を求められたことを明らかにした。
シティが28日にニューヨークの連邦地裁に書類を提出した。同行のヘッジファンド「ファルコン・ストラテジーズ」の投資家は、シティによる株式公開買い付け(TOB)の中止を求めて提訴した。同ファンドの投資家は保有株の価値を判断するために十分な情報が与えられていないと主張している。シティは書類で、同行のどのヘッジファンドが調査されているかは言及していない。
シティグループのスポークスマンは「SECの非公式な要請に全面的に協力している」と述べた。SECのスポークスマンはコメントしていない。
シティグループは今月8日に、1株45セントでファルコン・ストラテジーズのTOBを開始した。
【きょうのチャート】厄介なスタグフレーションの組み合わせ
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003005&sid=a8mt1lKJf2zs&refer=jp_currency
5月30日(ブルームバーグ):米証券ベアー・スターンズの主任米国エコノミスト、ジョン・ライディング氏は30日、インフレ期待が高まる一方で、消費者信頼感は28年ぶりの低水準に落ち込んでおり、「厄介なスタグフレーションの組み合わせ」が生じているとの見解を明らかにした。
同氏が5月のロイター・ミシガン大学消費者マインド指数(確報値)にコメントしたもので、中期的なインフレ期待は13年ぶりの高水準に上昇しつつあると指摘した。
きょうのチャートは消費者マインド指数のうち、インフレ期待指数を基にした予想インフレ率を示している。同指数は過去2カ月間に3.4%に上昇しており、 1995年4月の3.5%に接近している。
同氏はインフレ見通しの悪化で米連邦準備制度理事会(FRB)が「年内に非常に難しい状況に置かれる恐れがある」と指摘した。
市場関係者が、スタグフレーションの発生を認めたことは非常に興味深い物である。
インフレを抑制する為には、利上げなどにより通貨の希薄化を止める必要がある。
特に資源の価値基準となる基軸通貨ドルの動向が大きな影響を与えるであろう。
しかし、利上げは市場の流動性を奪い、信用収縮を悪化させることになる。
グリーンスパン氏:真の脅威はインフレ、「非常に引き締め的政策」必要に
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003017&sid=aW.ghuwThTjU&refer=jp_japan
5月30日(ブルームバーグ):グリーンスパン前連邦準備制度理事会(FRB)議長は30日、住宅や株式市場の投機に打ちのめされた米経済にとって、現在覚悟すべき差し迫った脅威はインフレであり、新たな投機「バブル」ではないと述べた。
グリーンスパン前議長(82)はモントリオールで講演し、「かなり長期にわたってバブルを目にすることはないだろう」と述べ、バブル醸成に「必要な条件は低インフレと低い長期金利、経済の安定、そして過剰な信頼感を生み出す特定の要素」だと説明した。
グリーンスパン氏は1987年8月から2006年1月までFRB議長として金融政策を指揮した。同氏はこの日の講演で、インフレを抑制するためには「非常に引き締め的な金融政策」が将来、複数年にわたり必要になるかもしれないと述べた。講演はBMOファイナンシャル・グループ主催の行事で行われた。
同氏はさらに、インフレに対して「あらゆる中央銀行が警戒の姿勢を強めることに疑問の余地はないだろう」と述べ、「しかしながら、そうするために必要なレベルの独立性を維持することができるだろうか。これまでに培ったインフレに対する進展を消散させてしまうのはあまりにもむごい結末だ」と付け加えた。
前議長は原油価格について、長期的な上向きトレンドにあると指摘した上で、現在みられる値上がりの一部は投機によるものだと述べた。また昨年8月からの米国での信用収縮については、依然「極めて深刻」との判断を示した。
債権化手法による拡大モデルを推進した当事者であったグリーンスパン氏が、このような見解を示したことは非常に興味深い物である。
米企業の社債保有リスクが5月中に上昇−原油高などで2月以来
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003009&sid=aI2bUH7RulAk&refer=jp_top_world_news
5月30日(ブルームバーグ):CMAデータビジョンによると、北米の投資適格級企業125社で構成するマークイットCDX北米投資適格指数は5月中に 6.5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し、102bpとなった。同指数の月間ベースでの上昇は2月以来。
原油相場が先週1バレル=135ドル台を付ける一方、5月の米消費者信頼感指数は15年ぶりの低水準に落ち込み、デフォルト(債務不履行)に対して社債を保証するコストの指標である同指数が上昇した。指数上昇は信用の質が悪化したとの認識を示す。
投資家はまた、銀行や証券会社の資産の評価損や信用市場関連の損失がさらに増加するとの見方を強めている。
CMAによると、米証券大手リーマン・ブラザーズ・ホールディングスのCDSスプレッドは過去1カ月間で65bp拡大して219bpと、銀行・証券会社で最大の上昇となった。
資源インフレによる企業業績悪化を先取りした物といえよう。また、金融機関の損失拡大を予測しリスクが上昇している現状を指し示すものである。
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結局、景気にせよ、為替や物価動向にせよ、極端な悪化の恐れは、予想の核が外された状態で推移してきているのでしょう。状況を深刻だと表現している方々の感覚は、良かった以前に較べてにとどまり、悪いと言っておく方が無難だという程度だと感じます。
消費者の不死身と、新たな成長の動力が見つからないという歪みは、今後どう展開してゆくのでしょうか。証券化ビジネスの喪失というボディブローは、先の楽観が描きにくくなっているはずだと思うのですが。
2008/6/2(月) 午前 3:26 [ その他 ]
HSBC会長の、これまでの成長モデルの限界を表明するに至ったのは、象徴的ですね。マネーゲーム市場経済が沸騰する中で、実体経済の対応に遅れが目立ってきている。その危険性を述べているように思いました。
資源の市場経済の限界にたいし、分析と対応を国際的組織で協調・研究、かつ早くしないとまた混乱の中、犠牲が出るだけ。市場に任せるには、人間は血が多すぎるのでは。
2008/6/2(月) 午前 6:59 [ hiroyan ]
その他、おはようございます。
今日のブログにも書きましたが、指数などを解析する限り何も改善されていないわけですね。それどころか悪化していると見て取れるでしょう。損失計上の先送りとFRBによる流動性確保で市場資金が動いているだけであり、銀行などの調達コストは上昇傾向にある。新たなビジネスモデルの確立は不可能であり、銀行の本業である融資マージンは悪化を続けている。消費者は消費の原動力であった不動産価格の上昇という材料を失い、減税小切手の影響は限定的
改善されてように見えるときほど危険が潜んでいるのかもしれませんね。
2008/6/2(月) 午前 8:16 [ 渡邉哲也 ]
hiroyan様、
米国の議員の中には、FRBの窓口融資の拡大が社会主義的であると批判する方もいるようです。
秩序なき競争は、カオスと淘汰しか生み出さないのかもしれませんね。
自由市場の推進者であり擁護者であった米国や英国の現状がそれを表しているのかもしれません。
2008/6/2(月) 午前 8:19 [ 渡邉哲也 ]
はじめまして。実はズッ〜ト、ファンで以前から読ませていただいてました。コメントも残さずごめんなさい。
いつもここのブログを読むとホコっとします。
本当に。『ホコッ』とします。
あたたかくて。おもしろくて。時にグッとくる。
素敵なブログですね。
これからも読ませていただきますね。
2008/6/8(日) 午後 5:49 [ 絢香 ]