特集 アジア通貨危機の再来か?

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本日の上海市場は、4日ぶりの下落となりました。
前日のNYの暴落もさることながら、利上げ観測が強まったことがその要因のようです。

中国株(終了):CSI300指数、4日ぶり反落−利上げ懸念強まる
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003001&sid=aQPpdA6629Ps&refer=commentary
 6月27日(ブルームバーグ):中国株式相場は下落。CSI300指数が4日ぶりに反落し、週間ベースで6週連続安となった。中国当局がインフレ対策で利上げするとの観測が広がった。
 米シティグループが出資する上海浦東発展銀行(600000 CH)は、融資の伸びが鈍化するとの懸念から下落。中国最大の上場不動産会社、万科企業(000002 CH)を中心に不動産株も安い。借り入れコスト上昇で住宅ローンが落ち込むとの見方が強まった。
 製油最大の中国石油化工(Sinopec、600028 CH)と航空大手の中国国際航空(601111 CH)は、原油相場が過去最高値近くで取引されていることを受けて値下がりした。
 ICBCクレディ・スイス・アセット・マネジメントで11億ドル相当の資産運用に携わるチャン・リン氏(北京在勤)は「投資家はパニックに陥っている」とし、「市場では、中国人民銀行が週末に利上げを実施するとの観測が出ている」と指摘した。
 上海証券取引所と深セン証券取引所の人民元建てA株に連動しているCSI300指数は、前日比164.89ポイント(5.5%)安の2816.02で終了。取引時間中では一時6.5%安となった。前日までの3日間で6.8%上昇していた。今週は1.2%下落、年初来では47%安。

すでに中国の預金準備率は17.5%に達しており、これ以上の引き上げは困難な状況でしょう。
すると、残された方策は通貨切り上げと金利の引き上げと言うことになりますね。

もし、利上げをした場合、ベッグ通貨である米ドルとの金利差が拡大し、更なるキャリートレード(ホットマネー)を呼び込むでしょう。これは将来のリスクを高める結果となります。

また、通貨切り上げをした場合、通貨切り上げを狙った投機性資金(ホットマネー)の一斉流出が発生する可能性があります。この場合、一挙に外貨準備が失われ通貨危機に陥る可能性もあります。

どの方法を採ったとしても、決して良い方向には進まないでしょうね。

ホットマネーの特徴は、不動産など長期間固定化される資産や設備投資や産業開発など実体経済には直接投下されないことにあります。このような資金はすぐに換金できる現金性資産(預貯金など)に投下され、国内の過剰流動性を促進します。

この課程で一時的に銀行の預金額は増加し、金利支払いによる強い貸し出し圧力となります。
いつ失われるかわからない一時性資金を元手に、市中への貸し出しをしなくてはならなくなる訳です。
これを抑制する為に、金融当局は金利や準備率を引き上げる方策をとることになります。

しかし、引き締め過ぎると実体経済に資金が廻らず、景気を冷え込ませ、同時に不動産バブルなどに対して負の影響を与え始めます。

中国当局は、すでにとるべき手段が限られているということがよくおわかりでしょう。


IMF専務理事:人民元は「大幅に」過小評価、世界経済の不均衡に影響
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003013&sid=arYMh3uds4EE&refer=jp_us
 6月24日(ブルームバーグ):国際通貨基金(IMF)のストロスカーン専務理事は24日、中国の人民元は「大幅に」過小評価されており、世界経済の不均衡につながっているとの見解を示した。
 ストロスカーン理事はメキシコのカンクンで開かれた閣僚級会合で記者団に対し、中国当局は同国経済が国内需要への依存度を高める措置を講じるべきだと述べた。
 同理事は「人民元相場の水準は世界的な不均衡の唯一の要因では全くないが、その一因ではある」と指摘した。また「明らかに中国当局は、国内需要を高めることで成長のバランスを取り戻すことが中国の利益にかなうことを承知している」と述べた上で、「問題はそのペースだ。それが容易ではないことは理解できるが、必要なことだ」と強調した。

繰り返しとなりますが、米国やG8、IMFといった国際社会からの圧力が強まる中、中国はどのような選択をするのでしょうか

原油高はアジア経済・通貨に「予期せぬ恩恵」もたらす−米モルガンS
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=a4JbyMo6CZsA
 6月27日(ブルームバーグ):米大手証券モルガン・スタンレーは27日、過去最高値圏にある原油相場について、輸送コストが拡大することでアジア諸国は外需依存度の引き下げと内需依存度の引き上げを余儀なくされるため、域内経済や通貨に「予期せぬ恩恵」をもたらす効果があるとの認識を示した。
 モルガン・スタンレーのスティーブン・ジェン主任為替ストラテジスト(ロンドン在勤)によると、自動車や衣料などさまざまな製品の輸出コスト拡大につながる原油価格の高騰は、アジアの輸出業者に域内需要への依存度を高めるよう促す効果があるため、世界的な貿易不均衡の是正に役立つという。26日のニューヨーク原油先物相場は一時1バレル=140.39ドルと、日中の史上最高値を更新した。
 ジェン氏は、原油高について「短期的には明らかに、アジアや通貨を含むアジアの資産にマイナスのショックをもたらす」とした上で、「しかし長期的には、このショックが輸出依存度の低下を加速させるかもしれない」と指摘した。
 ジェン氏はまた、過去20年間にわたり低い輸送コストなどを支えに拡大してきたアジアの貿易や経済が影響を受けることで、世界的な不均衡は「正常化するはずだ」との考えを示した。
 今年これまで、売買高が最も多いアジア10通貨(円を除く)のうち5通貨の騰落率がマイナスとなっている。最も大幅に下げたのはタイ・バーツで12%安。韓国ウォンは11%安(ブルームバーグの集計データによる)。騰落率ランキング上位1、2位は台湾ドルと中国人民元。

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反政府暴動は、片っ端から、人民解放軍がつぶしてくれるし、それは、中国人の常識でしょう。だから、そういうことは、起きません。問題は、生活苦の大暴動が、共産党主流派ではないまとまった数の者たちと、結びついてしまうことだけです。

中国と様々なビジネスを営んでいる方々には申し訳ないですが、あんな国とビジネスが成り立つという、その常識が狂っています。大火傷しないうちに、すぐにでも撤収できるようになっていないのは、非常識でしょう。

2008/6/28(土) 午前 4:44 [ その他 ]

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M・Sのジェンさんですか、長期的には原油高が輸出依存からの脱皮を促すんだ、と言うんですが、日本は未だに輸出依存ですよ。サービス業の生産性が低いとか言われています。日本で出来ないことが、他のアジア諸国で簡単にできるわけない。欧米人の自己中ですよ。長期とは100年以上ということかな。

2008/6/28(土) 午前 8:04 [ hiroyan ]

その他様、中共幹部の家族の多くがアメリカのGCなどを持っている状況ですからね。ある者は逃げ、あるものは反乱を起こすのでしょうかね。あのトヨタですら逃げれる体制をとっているといわれていますからね。

2008/6/28(土) 午前 8:07 [ 渡邉哲也 ]

hiroyan様、完全なポジショントークでしょうね。新興国から低賃金を利用した輸出を取り上げたら何も残りません。資源輸入すら困難になり経済は一挙に崩壊するでしょう。面白かったのであえて載せましたが、、

2008/6/28(土) 午前 8:11 [ 渡邉哲也 ]


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