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おかげさまで、私のブログも一周年を迎えました。一周年記念として、韓国経済についての分析記事を書いてみたいと思います。
今度は「9月外国為替危機」の怪談
http://www.worldtimes.co.jp/kansok/kan/keizai/080711-2.html
原油高と為替レート戦争で韓国経済が蜂の巣をつつたようだ。こうした渦中で、最近、証券業界とインターネットを中心に「9月危機説」が出回っている。「経常収支赤字は増え、為替レート戦争で外国為替保有額は減るのに、9月から返さなければならない短期外債が急増、第2の外国為替危機が到来する」という内容が危機説の核心だ。
このような危機説はろうそくデモ情緒と関連して、インターネットを通して、急速に拡大再生産されている。そうでなくても不安な“経済心理”を揺るがしている。
しかし、金融当局と経済学界では「仮定と前提が正しくない怪談だ」と一蹴する。
◆“9月危機説”の内容=9月危機説は短期外債をめぐって出てくる。
外国人が投資した債権で、今年第3四半期に満期がくる国内債権は約100億ドル規模だ。この中、9月満期債権は約90億ドルに達する。これらは大部分、国債と通貨安定債権で、昨年下半期から大挙、債権投資に出た外国人資金が入っている。
この金がもし再投資されずに、一気に海外に抜け出れば、韓国ウォンをドルに変える過程で、ドル不足現象が深まり、金利上昇、資産市場不安定につなるということだ。
特に今年の経常収支赤字が大きくなり、韓国が純債務国に転換するだろうという見通しが出ており、このような主張はより一層力を増している。
3月末現在、韓国の対外債権総規模は4274億ドル、対外債務総額は4125億ドルで、狭い間隙を維持しているのに、早ければ8〜9月頃、債務が債権より多くなるという分析も提起されている。
心配な点はこのような危機説に様々な仮定が付けられ、民心を揺さぶる“怪談”として発展しているという事実だ。
最近では「帳簿上、外貨準備高2600億ドルで、海外投資および株式投資損失額400億ドル、年間経常収支赤字500億ドル、短期外債1400億ドルなどを除けば、純粋外貨準備高は100億ドル水準に激減する」「流動性の枯渇で金融圏の海外借入が難しくなって、貸し出しの早期還元が行われ、不動産が大暴落する」等の主張が、インターネットを通して広がっている。
9月危機説はインターネットの上位検索語になっているほどだ。
◆「外債より怪談がさらに問題だ」=ある経済研究所関係者は、9月危機説について、「韓国が純債務国に転換する状況で、短期外債が増えたことは事実だが、為替危機の時とは全く性格が違う」と語った。
彼は 「短期外債の大部分は造船業体などが受注代金をドルで受ければ、自動で解消されるファンヘッジ取り引きのために発生したもので、大きな問題ではない」と付け加えた。
彼は「今年の初めから3月危機説、6月危機説が根拠なしに流れ出ており、外債問題より、このような危機説が度々増幅され、不安にさせることがより大きな問題だ」と語った。
韓銀関係者も9月危機説に反論した。まず、今年の韓国の経常赤字規模は、韓銀と主要経済研究所が100億ドル内側と見通しているが、インターネットに飛び交う500億ドルはとんでもないということだ。
特性上、資産運用を安定・保守的にする韓銀の海外投資損失額が400億ドルにもなると仮定するのも、話にならないと指摘した。
サムスン経済研究所の権スンウ・マクロ経済室長は「重要なのは原油価格の行方で、原油価格が大きく上がれば、金融指標と実物指標が悪くなって、世界市場が難しくなるだけに、難しい局面に進入するのも事実」としながら、「だが、最悪の状況といっても、わが国の経済体質が過去と違って、外国為替保有額がすっかりなくなることは絶対無い」と語った。
韓国速報 08/7/11
外国人が投資した債権で、今年第3四半期に満期がくる国内債権は約100億ドル規模だ。この中、9月満期債権は約90億ドルに達する。
外債というのは、外貨建て(ドルなど)債券のことであり、国内(ウォン建て)債のことではない。国内債の場合、ウォンを供給することで対応できるが、外債はドルで返さなくてはならない。
対外純債権の急減続く、債務国転落が目前に
http://japanese.yonhapnews.co.kr/economy/2008/06/15/0500000000AJP20080615001300882.HTML
> 対外債務は3月末現在4124億8000万ドルで、前年末に比べ303億ドル増えた。このうち短期債務が53%を占めている。このため、対外債務に短期外債が占める割合は昨年末の41.9%から42.8%に小幅に上昇した。
4128億8000万ドル×42.8%=1766億7840万ドル(約20兆円)一般に短期債というのは1年未満の物をいい、20兆円あまりの外債が償還を迎えることになる。ロールオーバー(借り換え)出来れば問題ないが、国際的な投資環境が悪い中でリスケ(期間延長)やロールオーバーが認められる可能性は低い。
なぜ、このように短期外債が急増しているかといえば、長期外債の借り入れが困難になり、その資金を短期外債で借り換えている事が上げられるだろう。
実は今年4月、韓国の債権市場を揺るがす出来事が発生した。
韓国輸出入銀行がサムライ債の起債見送り=市場筋
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-31489620080424
サブプライム問題発生以降、世界のインターバンク市場で最も健全な市場は東京市場である。政府系銀行がサムライ債の起債に失敗してしまった。これは国債の起債失敗と同様の意味を持つことになる。
株式市場で続く外国人の売り越し、KOSPIにおける外国人割合がついに30%を切った。
▼25日連続‘セルコリア’・・・外国人公売渡奇勝
http://stock.naver.com/news/news_read.nhn?article_id=0001998248&office_id=014&mode=mainnews&type=&date=2008-07-11&page=1
キア自動車外人保有率は先週一週間で28.02%から12.06% 国民銀行は84.77%から75.81%に低下し、 サムスンも44.57%にまで低下している。(11日現在)韓国を代表する企業の株式が、外国人の投げ売りされていることを象徴する物といえよう。上記のグラフは過去3ヶ月の投資主体別売買動向である。外国人が売り逃げている事を如実に表している。当然売り越された資金はドル転(ドル両替)され、海外に流出する。これでは外貨は失われるばかりである。その1終了
明日はその2として外貨準備とNDF取引について考えてみたいと思います。
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一周年おめでとうございます
継続は力なりという言葉を最近よく思います
続けていくことは大切ですね
2008/7/16(水) 午前 0:19 [ 左花朽行 ]
おめでとうございます。
”2007参院選”の頃から拝見させて頂いておりましたが、
たった一年で、本当に世界は大きく変わってしまいました。
韓国からの資本流出は加速しているように見えます。
皮肉な事に、為替介入がそれを助ける結果となるのでしょう。
その2は「外貨準備とNDF」ですか。今から楽しみです。
2008/7/16(水) 午前 1:15 [ デトラ ]
一周年、おめでとうございます。
但し、怪しげな私のことですから、二周年になる確率は頗る低く、三周年になると、それはありえないと思っています。
その理由は、二周年の前に、世界の主な崩壊は、終わってしまっていると思っているからです。崩壊ときたら、再興となるのが人情ですが、二周年の頃には、まだ息吹は燻っているでしょうが、三周年になると、誰もそういうことは考えられないような激変が見舞ってしまっているものと考えます。再興は、そう簡単にはないだろうとだけは、感じていますが。
私の韓国語理解なんて、本当にひどいものです。挑戦状って、ハングルではこうなったっけ、などと感じています。
2008/7/16(水) 午前 3:01 [ その他 ]
戸締役様、ブログ開設一周年おめでとうございます。
もう1年になるのですね、時の流れ、時代の流れ、ともに早く感じます。
中々コメントをさせていただくことは出来ませんでしたが、これからも宜しくお願い致します。
>しかし、金融当局と経済学界では「仮定と前提が正しくない怪談だ」と一蹴する。
アーアー聞こえないニダとやってても、現実には「その足音」は確実にやってくるわけで、
もう手遅れかもしれないけど、被害を最小限に抑える努力はしたほうがいいと考えるのは私だけでしょうか?w
2008/7/16(水) 午前 3:58 [ non ]
左花朽行様、ありがとうございます。
一年間のデータが累積していますので、ブログの検索機能が非常に強力なものになってきました。うまく利用すると過去記事や時系列で出来事を追えるとおもいます。是非ご利用ください。
デトラ様、ありがとうございます。
私もこんな事になるとは思いませんでした。記事を追ううちにこのブログもいつの間にやら金融ブログに変化してしまいましたw
その他様、ほぼ毎日、コメントいただきありがとうございます。
誰かが見てくれているという期待感が、このブログが継続した秘訣ですね。本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
non様、ありがとうございます。打つ手がないがすべてかもしれませんね。
2008/7/16(水) 午前 7:19 [ 渡邉哲也 ]
一周年、おめでとうございます。
毎日の詳細な分析を楽しみにしています。
これからも、ご自身の負担にならない程度で続けてください。
2008/7/16(水) 午前 7:32
もも様、ありがとうございます。
お陰様で早起きしてニュース解析をするのが、完全な習慣になりました。
2008/7/16(水) 午後 9:42 [ 渡邉哲也 ]