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本日は2本立てです。
第373回 欧米6中銀が緊急利下げ、金融危機から脱却目指し異例の協調
http://blogs.yahoo.co.jp/daitojimari/44759624.html からどうぞ
ドル崩壊!
9月21日の日本経済新聞朝刊 よみごろBOOKナビで紹介されました。
http://www.yomigoro-booknavi.com/
昨日の市場は、前日のNYの急落を受ける形で、アジアにおいても日経を中心に大幅下落した。日本市場は他の市場が空売り規制を掛ける中で、規制がなく流動性が保たれている為、ヘッジファンドなどによる空売りがこれに拍車を掛けたという市場筋の話も聞かれる。その後の欧州も欧米の中央銀行による協調利下げを受けて一時反発した物の、世界的なリセッション懸念から売り込まれ、急落して終えた。NYは協調利下げにより、一時安定を取り戻したように見えたが、ポールソン長官による銀行破綻が増加するという発言から終値に掛けて急落する結果となった。為替もこれに合わせ、ローラーコースター状態となり、非常に値幅の大きな展開となった。
日本株は崩落、ブラックマンデーの下落率−信用危機と景気、円高恐怖
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=amMu7WfsjlyQ
10月8日(ブルームバーグ):東京株式相場は先物主導で急落。下落率は 1987年10月のブラックマンデー(暗黒の月曜日)以来の大きさ。世界的な信用危機や景気の先行きに対する警戒が高まり、トヨタ自動車など時価総額上位銘柄中心に換金売りが急増。午後には1ドル=100円割れとなる円高加速やアジア株安を受け、先物売りやパニック的な売りでさらに下げが加速した。東証1部銘柄の96%が下げ、日経平均の終値は2003年6月30日以来の安値水準。 以下略
アジア株:急落、信用危機の影響を懸念−インドネシア市場は取引停止
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aHtwQ.euoEPQ
欧州株:急落、3日間の下げ幅は87年来で最大−協調利下げも効かず
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aBKcYyFtfT0U
米国株:6日続落、財務長官発言やリセッション懸念で−アルコア急落
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=ajN3LH24H0HU
10月8日(ブルームバーグ):米株式相場は6日続落。ポールソン米財務長官は破たんする銀行がさらに出てくる可能性があると発言。これが取引終盤に売りを誘った。欧米の中央銀行が協調利下げに踏み切ったものの、リセッション(景気後退)を回避することはできないとの見方も背景にある。 以下略
NY原油:下落、10カ月ぶり安値−需要減少見通しと在庫増加を嫌気
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aZzYyIvhAksQ
NY外為:ドルが対ユーロで下落−欧米中銀が協調利下げを実施
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aP3Hm03oSETo
IMF世界経済見通し:先進国の09年成長率、82年以来の低水準に 一部抜粋
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aVLlTlaHb.iw
10月8日(ブルームバーグ):国際通貨基金(IMF)は8日発表した世界経済見通し(WEO)で、2009年の先進国の経済成長率が1982年以来で最も低いペースに鈍化すると予想した。成長減速はインフレを低下させる一方、大多数の国で失業を増加させるとみている。
IMFは、主要国について「すでにリセッション(景気後退)入りしているか、リセッションすれすれの状態にある」と警告。先月時点で世界的な景気下降が上昇に転じると自信を表明したばかりだったが、今回のWEOでは、09年の世界経済の成長率見通しを、世界的なリセッション入りを意味する3%に下方修正した。4月の段階では、世界の成長率が3%以下に落ち込む可能性は25%にすぎないと予測していた。
先進国の成長減速と金融の混乱によって、高成長を遂げてきた新興市場国経済も勢いが弱まると予想。09年のロシアの成長率見通しを7月時点の 7.3%から5.5%に引き下げたほか、中国は9.8%から9.3%に、インドも8%か6.9%に下方修正した。
IMFは「成熟した金融市場における1930年代以来で最も危険なショックに直面し、世界経済は重大な下降期に突入しつつある」と分析。その一方で、米経済の成長が急減速した場合、世界的な貿易不均衡の解消につながり、米経常赤字の国内総生産(GDP)比率は今年の4.6%から来年は3.3%に低下すると予測した。
IMFのチーフエコノミストでもあるブランチャード調査局長はワシントンで記者会見し、協調利下げについて「正しい方向への第一歩だ」と述べ、各国に協調対応を強めるよう要請した。
さらに「先行きは困難だ」とし、追加利下げが「必要になる可能性がある」と話した。
米銀の自己資本比率規制を緩和へ−ファニー債などリスクウエート半減
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=agwCKSVg6vVQ
10月7日(ブルームバーグ):米金融監督当局は、ファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)とフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)発行のエージェンシー債や住宅ローン担保証券について、これらを保有する銀行の自己資本比率算出基準を緩和する方針だ。現在よりも自己資本比率が上昇する分、貸し出しが増えることが期待される。
米連邦預金保険公社(FDIC)は7日、銀行監督当局から提案された新規則を暫定的に承認した。それによると、ファニーとフレディの両住宅金融公社が発行する債券や劣後債、住宅ローン担保証券・デリバティブ(金融派生商品)を保有するFDIC加盟銀行について、自己資本比率の分母となる資産算出の際、リスクウエートを現行の20%から10%に引き下げる。
新規則が適用されると、米銀大手バンク・オブ・アメリカ(BOA)やウェルズ・ファーゴなどは新株発行による資本調達の必要額を減らしたり、減配を小幅にとどめることができるほか、投融資を増やす余地も生まれる。 以下略
2社の発行債権に関しては、政府の保証はない。政府のよる救済処置により、保証されるであろうという希望的観測があるだけである。このような処置を採るならば、明確な政府保証を付与するべきであろう。米国の場当たり的な対応が、市場の混乱を悪化させていると見ることも出来る。
サムライ債、シティなど4.7兆円残−金融危機で信用リスク警戒
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aAH0TuHjyDdk
10月8日(ブルームバーグ):米証券大手リーマン・ブラザーズの破たんで米欧の金融危機が深刻さを増す中、金融機関発行の円建て外債(サムライ債)の信用リスクに対する警戒感が高まっている。デフォルト(債務不履行)状態にあるリーマン債をはじめ米シティグループ債など残存額は4兆7000億円あるが、投資家の間では経営の先行きを見極めたいとの空気も広がっている。 以下略 詳細アリ
日本の金融市場の最大の問題は、既発のサムライ債にある。昨年来、欧米の金融機関は資金調達の手段として、金利が安く、流動性が保たれている日本市場で大量の起債を行った。このような債権の多くは現在市場に存在するリスクに対して脆弱な環境にあり、リスクプレミアムも低すぎる状況にある。デフォルトの増加により、投資家に大きな損失を与える可能性もある。日本市場においても、外資に対する安全神話は崩壊しており、新規の起債が困難な状況となっている。
三菱UFJ:米モルガンへの出資、14日完了へ−「順調」に進展
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aa.PeUAY_fMc
三菱UFJの出資に対しては、市場は厳しい見方を崩していない。投資判断にあたっての条件などが甘い物であったのではないだろうか?もっと良い条件での引き受けを交渉する余地があったと思われる。
米銀ワコビアとシティ、ウェルズ:法廷係争の一時停戦、10日まで延長
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=a6ERMsyXV7Do
米ウェルズがワコビアの大半を買収か、シティと交渉−関係者
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=a6ERMsyXV7Do
10月8日(ブルームバーグ):米銀ワコビア買収をめぐるシティグループとウェルズ・ファーゴの係争収拾を当局が促すなか、ワコビアの大半をウェルズが、残りをシティが買収する可能性が浮上している。交渉に詳しい2人の関係者が明らかにした。
このうち1人は匿名を条件に、ウェルズ・ファーゴがワコビアを買収した後、一部をシティに売却する可能性があると述べた。同関係者によると、シティがワコビアの米北東部の支店網ならびにワコビアの預金の約4分の1を獲得、ウェルズ・ファーゴが米南部と中部大西洋地域各州の支店網を取得する見通し。
ワコビアは21州で業務を展開、預金総額は4480億ドル(約44兆 8040億円)。シティは先週、ワコビアの銀行部門に対して21億6000万ドルの買収案を提示。ウェルズはその後、ワコビア全体に対する約150億ドルの株式交換による買収案を示し、対立は法廷に持ち込まれたが、両行は6日、2日間の一時停戦で合意した。 以下略
もともとこの買収劇に関しては、FDIC(預金保険公社)が仲介し、その内容にFDICによる支援が盛り込まれていたため、実質的なシティへの支援の意味合いがあると見られていた。しかし、ウェルスファーゴの登場により、単純な買収案件となり、シティの立場は非常に厳しいものとなった。すでにシティには余力がないという見方もあり、今後の展開が非常に気にかかるところである。
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Wells Fargoが手に入れたかったのは、Wachoviaの持つ北東部支店網だったように思うのですが?WFは、もともと南部、西部に実に多くの支店を持っているので、これ以上要らないように見受けられるのです。大西洋地域各州は確かにプラスかもしれませんが、結局、Wachoviaの支店とWFの支店とで、減数調整することにしかならないように思うのですが、何か他のメリットでもあるんでしょうか?
それよりも、何よりも、Citiの必死さだけがこの問題からは伝わってくるように感じられます・・・。
戸締り役さまが以前からおっしゃってるように、住宅市場もまだ底が見えていないようですね。極端にお買い得な物件以外はあまり売れてないように見えます。住宅検索サイトを除いて見ると、2,3年前との評価額の差が恐ろしいことになっていますね。銀行管理の物件は、損をしたくない気持ちが貸し手側に強いのか、値段が下がり難いようにも見えます。これから、景気が滞り、倒産失業などが増えれば、益々住宅市場は悪化するかもしれませんね。
2008/10/9(木) 午前 11:55 [ Kei ]
Wells Fargo の南部にある支店網は、せいぜいテキサス州くらいまでで、他の南部や大西洋岸にはなかったと思います。したがって、ノースカロライナのシャーロットを本拠とする Wachovia が持っている支店網は、たとえ北東部を Citi に取られたしても、まだ十分に美味しいかと。北東部は競争が激しそうです。それから、ひどい credit crisis の最中、銀行預金ほど貴重な金融資産はないと思います。Wells Fargo はサブプライム問題とほとんど無縁で、ずっと堅実な経営をしてきました。Wachovia の昔からの預金者や株主も、Wells Fargo に買収されるのが最善だと思っているのではないでしょうか。今回の件で S&P が Wells Fargo の格下げに動きましたけど、相変わらず長期的な視点でビジネスを見ていないと感じました。まあ、私が格付け会社の専門家さんのお考えに理解が及ばないだけなんでしょう。
2008/10/9(木) 午後 11:19 [ equus ]
テンプルトンのモビアス氏:ブラジルやロシアなど新興市場に注目
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003011&sid=aklm_p7_g75U&refer=jp_asia
なにも公の場でこんなこといわなくてもw
トヨタがビッグスリーに酷似?−仕事ない米従業員は公園でペンキ塗り
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003001&sid=ama0tu.QkTzo&refer=commentary
トヨタが米国で陥っている苦境についての記事。
2008/10/9(木) 午後 11:48 [ 七資産 ]
米国の銀行預金の保護についてですが、銀行からメールが届きました。口座ごとに $100,000 まで保護だったのが、$250,000 になりました。夫婦だと50/50で joint account を作れるので、個人名義の口座と合わせると、$250,000 + $250,000 + ($250,000 + $250,000) で、結局 $1,000,000 まで savings account なら大丈夫とのこと。これとは別に退職後のための IRA 口座も $250,000 まで保護されます。複数の銀行や証券会社を使えば、あまり現金で資産を持つ習慣のない米国人にとっては、まあ十分かと。問題なのは、ドルの価値が崩壊したら、預金が保護されていても、対外的には価値が目減りしていくということかな。
2008/10/9(木) 午後 11:50 [ equus ]
IMFも予想の修正が目だち、言ってることに迫力がないけど、米金融監督当局も変ですよ。自己資本費率算定基準を変えて、使える資金を増やすと言ったって、貸し出しなんかするわけ無いよ。ため込むことしかしないと思うけど。預金確保に必死なんだから。
サムライ債の残が4兆7000億円もあるんですか。これまでマスコミ黙ってましたね。そりゃ株価下がってもおかしくないよね。日本が無傷だなんて言ってたんだから、ショックは大きいよ。
2008/10/10(金) 午前 7:05 [ hiroyan ]
Kei様、equus様 ワコビアに関する情報ありがとうございます。
七資産様
経営者にとって、企業の規模縮小というのが一番難しい舵取りを要求されます。本来なら国内回帰を進め、バランスを取るのか望ましい良のでしょう。
equus様
預金保険に関する情報ありがとうございます。この額なら一般家庭はほぼ保護されることになりますね。
hiroyan様
サムライ債の引き受けは外国人投資家も含まれていますから、全額が国内の実損にはならないでしょう。問題は、外資に対するリスク係数が低すぎたことにあるのでしょう。
2008/10/10(金) 午前 8:35 [ 渡邉哲也 ]
戸締役様、いつもROMさせていただいております。ドル崩壊も購入させていただきました。まだ全部は読めておりませんが。
私は最近モルガンに出資した銀行の行員です(笑)、個人的には「まだ出資は早かったのじゃないか」という思いが強いです。高い買い物にならないといいんですが。
2008/10/11(土) 午後 9:06 [ 銀行員の愚痴 ]