High Frequency Trading (HFT)をNY Timesが取り上げて一般向けの記事にしています。
http://www.nytimes.com/2009/07/24/business/24trading.html
比較的中立的な記事だと思います。記事では、一握りのHigh Frequency Traderたちが全取引高の半分以上を占めているという見積りですが、実は70%くらいという人もいます。記事には書いてありませんが、取引高の面からみて、この分野の圧倒的一位はGoldman Sachsです。HFTプログラムといっても何種類かありまして、記事では、取引所からliquidity rebateを集めるものと、オーダーのトレンドを察知し、先回りして餌食にするもののことが書かれています。買い注文が同時に複数の潜在的売り手に流れると思ったら大間違いで、Nasdaq などで料金を払えば flash orderとして、30msだけ先に注文内容を覗くことができます。HFTは、ここで注文のトレンドを見つける仕事をし、場合によっては先回りするわけです。あとの詳細は記事を参照。
CITのシステミックリスクは無視できないという話。
http://online.wsj.com/article/SB124829333563673273.html
CIT factors the accounts of some 1 million small businesses, by which process it purchases their accounts receivable.....Should CIT default, small businesses that believed they were borrowing from CIT would become unsecured creditors of CIT.
small businessをファイナンスする過程で売掛金勘定をCITが買っていると。CITが破綻すると、small businessがCITの無担保債権者になると。
記事の最後に、$40 billion in receivables、4兆円くらいとあります。trade financeと商用不動産市場への影響が大きいとも。
Moodys/REAL Commercial Property Price Index (CPPI)のグラフが公開されています。
http://web.mit.edu/cre/research/credl/rca.html
ピークから35%落ちたとのこと。また5月と6月の2ヶ月間で16%も落ちたそうです。価格の低下は収益の悪化に直結しますから、ローンの支払いにも問題が出てきます。商用不動産のローンとそれを元にしたCMBSですが、会計基準の緩和で、銀行が時価評価していないと思われます。流石にローンをデフォルトされてしまうと、バランスシート上で損失を顕在化させなければいけないので、あの手この手で先延ばししているとか。そうやって景気回復に一縷の望みをかけながら、結局は損失を大きくしていくのでしょう。満期になるまでにデフォルトする危険と、満期になってもロールオーバーできない危険。CMBS を税金で処理するはずの TALF プログラムもうまくいっていません。
2009/7/24(金) 午前 8:43 [ equus ]
>日本の予算作成<
鳩山不況起るんだろうか?(´・ω・`)
2009/7/24(金) 午前 11:49 [ 2ちゃ ]
つかみで○億円、民主議員の言うとおりに支出し、予算不足は官僚のよきにはからえ、の予算編成ですね、わかります。
2009/7/24(金) 午後 0:07 [ ちょ ]
High Frequency Trading (HFT)をNY Timesが取り上げて一般向けの記事にしています。
http://www.nytimes.com/2009/07/24/business/24trading.html
比較的中立的な記事だと思います。記事では、一握りのHigh Frequency Traderたちが全取引高の半分以上を占めているという見積りですが、実は70%くらいという人もいます。記事には書いてありませんが、取引高の面からみて、この分野の圧倒的一位はGoldman Sachsです。HFTプログラムといっても何種類かありまして、記事では、取引所からliquidity rebateを集めるものと、オーダーのトレンドを察知し、先回りして餌食にするもののことが書かれています。買い注文が同時に複数の潜在的売り手に流れると思ったら大間違いで、Nasdaq などで料金を払えば flash orderとして、30msだけ先に注文内容を覗くことができます。HFTは、ここで注文のトレンドを見つける仕事をし、場合によっては先回りするわけです。あとの詳細は記事を参照。
2009/7/24(金) 午後 0:33 [ equus ]
戸締り先生、今晩はでございます。
>>■欧州中央銀行に出口戦略の明確な説明呼び掛け−ドイツ銀行連盟
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aFdWQ8q.LS04
☆欧州にも量的緩和策に対する反対意見が出始めている。
量的緩和をした資金が短期市場、株式や商品市場等々へ投機資金として流入しプチバブルを起こしている面も含むからなのでしょうか?
2009/7/24(金) 午後 6:43 [ 六武神Softalk All-stars ]
戸締役様、皆様こんばんは〜民主党は、んま何も言いますまい。自分の手柄にしたい、と思っていいこと言っていると、どうなるか。
自民党の凋落、社会党の消滅、又支持基盤のマスコミ日教組の今のザマを見たら、わからんかねぇ。まあ、分かるほど優秀なら…ね。
んま、それは兎も角、出口戦略はまだまだ遠いのではないだろうか。このバカバカしいババ抜きゲームを一旦手仕舞いしないとどうもならんような気がするが。
CITはどうやら方向性が見えて来たが、まだまだ波乱はあるだろう。
年度替わりを控えて、各社とも大変だろうとは思う。
が、元々の癌である、カジノ資本主義を諦めない限り、駄目なんじゃねぇかと思うがねぇ…さて。
2009/7/24(金) 午後 9:24 [ やまちゃん ]
失業率が高止まりしていますから当然なんですが、米国のcredit card業界の損失がエライコトになっています。
http://www.reuters.com/article/ousiv/idUSTRE56M6WV20090723
AmexとCapOneなんですが、$10貸して$1返ってこない状況とのこと。
両社とも、業界では優秀な人たちなんで、なんとか持ちこたえるはず。
2009/7/24(金) 午後 9:49 [ equus ]
UKのGDP、Q1からQ2にかけて0.8%の減少。
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601087&sid=aK1ZrKAZP.60
エコノミストの予想の平均は0.3%の減少だったそうで、2倍以上です。バランスシート型不況の深刻さが、まだ分かっていないんですよ。Richard Kooさんの本を推奨。
http://www.amazon.com/dp/0470824948/
UKの場合、家計と企業が借金漬けで余裕がないため、見せかけの景気安定の化けの皮が剥がれ(←いまココに差し掛かっている)、外国からの投資が切れると(GBP ちょっとだけ下がり始めました)、Icelandの二の舞になるかも。S&PがUK国債の格下げという引き金を引くかどうか。
UKのニュースサイトの読者投稿で、「bankerたちを捕まえてDown Underに島流しだ!」という意見の後に、「いぁ、いまあそこ、いちおう別の国だから」というツッコミが。「日本人に製造業を立て直して貰えば?」という意見も。
2009/7/24(金) 午後 10:11 [ equus ]
CITのシステミックリスクは無視できないという話。
http://online.wsj.com/article/SB124829333563673273.html
CIT factors the accounts of some 1 million small businesses, by which process it purchases their accounts receivable.....Should CIT default, small businesses that believed they were borrowing from CIT would become unsecured creditors of CIT.
small businessをファイナンスする過程で売掛金勘定をCITが買っていると。CITが破綻すると、small businessがCITの無担保債権者になると。
記事の最後に、$40 billion in receivables、4兆円くらいとあります。trade financeと商用不動産市場への影響が大きいとも。
2009/7/24(金) 午後 10:57 [ equus ]
UKの中央銀行にも、かなり空気が読めない人がいるようで。
http://www.ft.com/cms/s/0/dc1a31be-77e9-11de-9713-00144feabdc0.html
財務省のDebt Management Officeが、2042年満期のインフレ対応型の国債を過去最大のGBP5bn売った20分後、Bank of Englandの人がインタビューで、「国債、しばらく買うのを止めるかも。量的緩和でプリンティングマネーしたけど、その影響を見極める必要がある」と発言。投資家側から、「過去最大の国債売り出しを成功させるのに協力した直後に、なんじゃそれは」と。結果、国債が売られて値が下がってしまいました。まあ、「空気が読めないのは、中央銀行の独立性の証。そこに痺れる(略」と、歓迎する向きもあるようですけど。
2009/7/24(金) 午後 11:39 [ equus ]
NY連銀のやっているCMBS向けのTALF、先日36のCMBSが銀行から売りに出されたんですが、NY連銀が1つだけ処理を拒否しました。もちろん2社以上の有力格付け会社からAAAの評価を貰っているものなんですけどね。
http://www.forbes.com/feeds/afx/2009/07/23/afx6694820.html
JP Morgan Chase謹製のCMBS、JPMCC 2007-LDPX A2Sが、処理を拒否されたものです。NY連銀は、拒否した理由を細かく明らかにしていませんが、記事を読むと、だいたい想像がつくようになっています。CMBS時限爆弾の恐ろしさが分かってくるのは、これからでしょう。とりあえず税金がゴミに突っ込まれなくてよかったですが、拒否しなかったものもゴミではないとは限らないのが怖いところ。
しかし銀行サンも大変ですね。NY連銀に処理を拒否されると、名前がニュースで流れてしまうという。
2009/7/24(金) 午後 11:57 [ equus ]
スウェーデンのSwedbankがバルト3国の住宅ローン市場に貸しまくっているんですが、担保割れ率が酷いことになっています。
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601095&sid=ayclk5MrouBU
担保割れした住宅ローンの割合は、Latviaで54%、Lithuanianで37%、Estoniaで24%とのこと。住宅市場のバブルが弾けたせいですが、もう、ボロボロですね。ちなみに住宅価格は、Tallinnで53%の下落、Rigaで68%の下落、Vilniusで28%の下落。
LatviaはIMFとも揉めているので、かなり危なくなってきたかと。
http://www.ft.com/cms/s/0/8a119392-76c9-11de-b23c-00144feabdc0.html
2009/7/25(土) 午前 0:12 [ equus ]
懲りない人たち。
http://www.nytimes.com/2009/07/24/business/24calpers.html
CalPERSは、既報のとおり、格付け会社のご託宣を信じて大損した結果、裁判所に格付け会社を訴えています。まあ、本当は、「信じていなかったけど、リスク評価が面倒なので、格付け会社に丸投げで仕事をサボっていた」のでしょうけど。今回、よりリスクの高い投資を行うことで、業績の挽回をはかるそうです。
アホです。退職後の資金なので、保守的な運用しなければいけないのに。
2009/7/25(土) 午前 0:32 [ equus ]
大事なことなので、2度投稿。
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601039&sid=a5BsXz90CMso
IAS 39は、金融資産の分類を、現状の3つの区分から2つの区分にしようとしていますが、FASBはもっと過激で、「分類自体をなくして、すべての金融資産を時価評価にする」とのこと。この提案が通るかどうか、見ものです。
2009/7/25(土) 午前 0:36 [ equus ]
米国内で、今年最大の銀行倒産が近づいていると思われます。
http://www.dallasnews.com/sharedcontent/dws/bus/stories/072409dnbusguaranty.3bfc4f2.html
テキサスのGuaranty Bank。3月末時点で、$14.4 billionの資産。
2009/7/25(土) 午前 0:42 [ equus ]
おはようございます。
FRBの監視権力の強化のお話。民間企業であり、GSなどからの出身社員が支配する組織がより強大な金融支配者となる。一方HFTはオープンないかさまでは。めちゃくちゃな自己中。お金の流動性を高める市場形成と言う善意の構想は見せかけだった。金融支配についての主導権争いに参加しようと中国が参加し始めた。それにたいしガイトナーさんが中国へまだ早いよといいに行った。あんまりうまくいかなかった。そんな時に金融資産の評価基準の争いが起きてるわけですか。IASBはこの年末までに議論をまとめましょうと言ってる見たいですけど、FASBのクラス分けしないで全部まとめて時価評価というのは誰に利益があるんだろう?言い出すには遅すぎるんじゃないのかな。
元GSのノ二・プリンスさんですか。金融危機が大手行の規模拡大を促しただけ。預金者サービスはほったらかし。カード破産が増え、商用不動産も火がつき始め、格差二極分化が個人から産業へ。どこが底打ちだ!日本はどうなる?蜃気楼さん今度の出番は?
2009/7/25(土) 午前 7:39 [ hiroyan ]
おはようございます。
>IAS 39は、金融資産の分類を、現状の3つの区分から2つの区分にしようとしていますが、FASBはもっと過激で、「分類自体をなくして、すべての金融資産を時価評価にする」とのこと。この提案が通るかどうか、見ものです。
会計基準問題ですが、欧州の金融機関は時価評価の織り込みが少なく、実体を反映させていないという指摘が強いですね。強制的に時価評価部分が拡大されることになりますと、米国よりも厳しい状況に置かれると思います。米国の逆襲といったところでしょうか
2009/7/25(土) 午前 8:35 [ 渡邉哲也 ]