今回のプレスリリースは、こちら。
http://www.hcmc.gr/photos/kefalaiagora/files/Short_Selling_280410.pdf
short selling一般を、まとめて禁止してしまいました。naked shortだけの禁止なら、よくあることなんですけど。これ、見方によっては、正常な価格決定システムの一部を禁止したとも言えるわけで、投資家にとって危ない株式市場であることを印象付けたと思います。つまり、空売りを許している他の株式市場と比べた場合、空売りされても買いが入ることによって株価が維持される頑強さがない市場であると自白したようなもの。人工的に株価が維持されている市場から投資家が逃げる速度が加速しそう。
equus様
short selling禁止の件
>つまり、空売りを許している他の株式市場と比べた場合、空売りされても買いが入ることによって株価が維持される頑強さがない市場であると自白したようなもの。
完全に同意します。市場原理について行けない市場であると思います。中長期的に見れば売りと買いでバランスするのでしょうが、短期的な売りに耐えられないと判断したと思います。規制をすれば短期的なリスクが抑えられますが、長期的には市場の信頼を失います。長い目で見る状態ではないのだと思います。
別のブログで読んだんですが、s&pが欧州各国の格付けをこのタイミングで下げたのはアメリカ国債販売を有利にするためだとか。皆様どうお考えでしょう。しかし、日本のグローバル地球市民なんてナイーブで愛らしくてシロツメクサの花のように踏んづけられる運命でしょうな。
2010/4/29(木) 午前 9:09 [ なかむら ]
ttp://jp.reuters.com/article/foreignExchNews/idJPnTK866613920100402
(前略) ベンモシェCEOはロイターに対して、傘下のアメリカン・インターナショナル・アシュアランス(AIA)の英プルーデンシャル(PRU.L: 株価, 企業情報, レポート)への売却と、アメリカン・ライフ・インシュアランス(アリコ)のメットライフ(MET.N: 株価, 企業情報, レポート)への売却により、政府救済からの脱却について政府と正式な協議を始めることができると語った。(後略)
2010/4/29(木) 午前 9:51 [ w ]
>ギリシャの証券監督当局:今日から6月28日まで空売りを禁止
このshort selling禁止の件に関しては、代表戸締役様とは、以前から見解を異にしております。
今回のプレスリリースは、こちら。
http://www.hcmc.gr/photos/kefalaiagora/files/Short_Selling_280410.pdf
short selling一般を、まとめて禁止してしまいました。naked shortだけの禁止なら、よくあることなんですけど。これ、見方によっては、正常な価格決定システムの一部を禁止したとも言えるわけで、投資家にとって危ない株式市場であることを印象付けたと思います。つまり、空売りを許している他の株式市場と比べた場合、空売りされても買いが入ることによって株価が維持される頑強さがない市場であると自白したようなもの。人工的に株価が維持されている市場から投資家が逃げる速度が加速しそう。
2010/4/29(木) 午前 10:39 [ equus ]
昨日のコメント欄に、ECB がギリシャ国債を買う可能性を書いたのですが、ECB のJuergen Starkさんに、「それは、現時点ではECBで議論していない」と、否定されてしまいました。(お名前のueの部分は、uのウムラウトをここに書けないため。)
http://www.reuters.com/article/idUSTRE63R1DA20100428
「ギリシャとポルトガルの状況は異なる。ギリシャ危機はユニーク」と。ただ、ギリシャ危機が周辺国を巻き込んで燃え広がる危険があると警告しています。
ついでにギリシャ語のソースも。
http://www.kathimerini.gr/4dcgi/_w_articles_kathremote_1_28/04/2010_334938
Starkさんの発言なんですが、私からみると、「技術的には ECB がギリシャ国債を買えることを確認した」と。昨日も書いたように、究極奥義なんですが、EUR圏-IMFの救済パッケージが5月後半に来る国債の償還日に間に合わない場合は、これで逃れるしかないのでは。
2010/4/29(木) 午後 3:53 [ equus ]
ギリシャ危機が中東欧に感染し始めています。
http://www.businessweek.com/news/2010-04-28/bulgaria-romania-hungary-most-exposed-to-greece-update1-.html
特にブルガリア、ルーマニア、ハンガリーあたり。
ハンガリーの通貨forintが、EURに対して2日間で3.6%下落。
http://www.businessweek.com/news/2010-04-28/forint-drops-hungary-bond-risk-jumps-on-central-bank-greece.html
仮にPIIGSとCEEの本格的な2正面作戦になった場合、欧州とIMFは、手持ちの資金で対応できるはずがありません。非常に危険なことですし、政治的に可能かどうか判りませんが、やはり経済合理的には、ECB がプリンティングマネーする他にソリューションがないような。
2010/4/29(木) 午後 5:01 [ equus ]
火曜日に行われたイタリア国債の入札、ちょっと危なかったです。
http://online.wsj.com/article/BT-CO-20100428-701502.html?mod=rss_Bonds
6ヶ月物という短期国債、EUR9.5bn売り出したのですが、EUR9.78bnしかbidがありませんでした。つまり、札割れはしませんでしたが、bid-to-cover ratioが1.02でした。今日、総額EUR8bnの3種類のイタリア国債の入札がありまして、みんなが注目していると。欧州各国の国債の利回りなんですが、ドイツ、オランダ、フランスの国債の利回りが下がっているのに対して、イタリア国債は先週だけで2年物で38bpも上昇したそうです。ただ、記事にあるように、イタリア国債の市場は、ちょっと変わっているので、あまり神経質になることもないかもしれません。
2010/4/29(木) 午後 5:31 [ equus ]
戸締役様、皆様こんばんは〜
日本はGWなのに世界はorzな話題ばっかり。
ンマ、それは兎も角、ギリシャ問題が案の定東欧に飛び火しそうではありますが、それに一枚噛んでると見られるGS、果たして逃げ切れるんですかねぇ?
どうもECBまでもが及び腰なのを見ると、まだ何かがありそうな気もしなくもない。
とりあえずECBがギリシャ国債買うよ!と言えば一旦丸く収まりそうな気はしなくもないが、そのためには例のギリシャを救済する方に賭けている方々、その辺りがどうなのかが、まず一つの鍵じゃないのかな?穿ち過ぎだろうか?
2010/4/29(木) 午後 9:29 [ やまちゃん ]
皆様こんばんわー
ドイツの最大野党がギリシャ支援に同意するみたいですよ。
短期的なデフォルトはこれで凌げるんじゃないでしょうか?
ただギリシャ国民がこれ以上の緊縮予算を拒否したりすれば、全てがだめになってしまうのではないかと思います。
2010/4/29(木) 午後 11:33 [ 某氏の中の人 ]
本ブログのトップに掲げて頂いたSpiegel紙のグラフ、スイスのギリシャへの貸し出し額が$64bnとなっています。これは、BISの銀行四季報を元にしているのですが、先週発表された2009年12月時点のデータではなく、その3ヶ月前のデータです。最新のデータでは、$64bnから$3.6bnに減っています。3ヶ月間でスイスの銀行セクターのギリシャへの貸し出し額が$60bnも減った理由をReutersが報じています。
http://uk.reuters.com/article/idUKLDE63R2GB20100429
続きます。
2010/4/30(金) 午前 0:08 [ equus ]
Spiegel紙のグラフのデータに関するコメントのつづき、
BISの統計では、貸し手を所有する法人の国籍で分類。あるギリシャの金持ちが銀行持ち株会社を通じてギリシャ国内の銀行を経営しています。この銀行持ち株会社の登録先が、スイスからルクセンブルクへ移ったのですが、ルクセンブルクでは銀行免許を持っておりません。従って、ルクセンブルク当局は、この銀行持ち株会社がコントロールするギリシャ国内の銀行のギリシャ国内向け貸し出しを、ルクセンブルクからの貸し出しとしてBISに報告しませんでした。
結果、BISの統計から、3ヶ月の間に$60bnがゴッソリ消えました。今回のケースは、これで実態を正確に反映した統計になりましたが、BISの統計の注意点として銘記すべきかと。
2010/4/30(金) 午前 0:10 [ equus ]
米国の住宅ローンのデフォルト中、12%が戦略的デフォルトだそうです。
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601087&sid=a7s4OSax0Y.0
要は、住宅ローンを支払えるにもかかわらず、デフォルトを選択する人たちが増えていると。住宅ローンの金額が大きくて、しかもクレジットスコアが高い人たちのほうが、戦略的デフォルトを選択する傾向があると。
2010/4/30(金) 午前 0:16 [ equus ]
ギリシャ危機、Bloomberg で具体的な銀行の名前が報じられ始めました。
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601087&sid=amdu_4fc.JAg
SocGen とか、Credit Agricoleとか、Fortisなど、順当なところかと。この記事に Dexia の名前がないのは、ちょっと疑問。
2010/4/30(金) 午前 0:39 [ equus ]
EUR圏-IMFのギリシャ救済パッケージ、悪い冗談みたいになってきました。
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601039&sid=aI7f33cJDw.U
ECBへの出資割合でEUR圏諸国がギリシャに金利5%で資金を提供することになっています。たとえばポルトガルの場合、EUR774mを3年に渡りギリシャに貸し出します。ところが、ポルトガルの3年物国債の利回りが5.6%以上。つまり、財政状況が厳しく、経済に不安を抱えるポルトガルさん、自身が市場で調達する資金の金利よりも低い金利で、ギリシャに貸し出さなければいけないと。
いち早く危機に落ちてEUR圏を揺さぶっているギリシャのほうが、なんとか踏ん張っているポルトガルなどより金利面で優遇されるというのがねぇ。。。。こういう状況でも、ギリシャの労働組合などは、ストライキや暴力デモをやっているわけで。私には、救済する価値のない失敗国家としか思えませんけどね。ギリシャに貸し出した銀行も、自分で投資の責任を取るべき。
2010/4/30(金) 午前 1:11 [ equus ]
ギリシャとGSで、またWTI急上昇。
1日で約4ドル。
GWで、さらにどうなるのか?
日本本当にマゾですね。
2010/4/30(金) 午前 1:35 [ 洗車男 ]
>ギリシャとGSで、またWTI急上昇。
http://www.reuters.com/article/idUSTRE63Q1FJ20100427
今年に入って2倍くらいに上昇しているとか。CFTCは、主に需給関係によるものだと言っていますが、ほとんどの人はspeculationが原因だと思っているようです。金融のお遊びが過ぎて、実態経済の景気回復の足を引っ張ることになったら、やりきれませんな。
2010/4/30(金) 午前 5:49 [ equus ]
メキシコ湾でBPが事故って、原油が漏れて広範囲に海洋汚染を引き起こしています。処理のために、沿岸警備隊が燃やしたりしています。
http://www.theoildrum.com/files/spill_forecast_sm_0.jpg
あのあたりの油田、BPが多いんですよね。
2010/4/30(金) 午前 5:53 [ equus ]
2008年10月のVW株のshort squeeze、ヘッジファンドがバタバタやられたのですが、ポルシェが裁判に訴えられていて、その訴状がダウンロードできます。
http://av.r.ftdata.co.uk/files/2010/04/Amended-Complaint-and-Certificate-of-Service-dated-April-29-2010.pdf
訴えているヘッジファンドのリストの中に、David Einhorn の Greenlight Capitalの名前が見えます。どれくらい酷いshort squeezeだったかというと、一時的にVWの時価総額がEXXONを越えて世界一になったというくらい。もうね、阿鼻叫喚で死屍累々の目も当てられない惨状。ドイツで自殺者が出ました。
なんであんなことになったか、勉強したい人は読んでみると良いかも。
2010/4/30(金) 午前 6:04 [ equus ]
メキシコ湾の油性事故、漏れた原油が米国沿岸に漂着しそうです。あと数時間くらいかな。
http://response.restoration.noaa.gov/book_shelf/1884_cumlative4_29_trajectories.pdf
地図でみると、かなり大規模になってきました。
2010/4/30(金) 午前 6:38 [ equus ]
equus様
short selling禁止の件
>つまり、空売りを許している他の株式市場と比べた場合、空売りされても買いが入ることによって株価が維持される頑強さがない市場であると自白したようなもの。
完全に同意します。市場原理について行けない市場であると思います。中長期的に見れば売りと買いでバランスするのでしょうが、短期的な売りに耐えられないと判断したと思います。規制をすれば短期的なリスクが抑えられますが、長期的には市場の信頼を失います。長い目で見る状態ではないのだと思います。
2010/4/30(金) 午前 8:26 [ 渡邉哲也 ]